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アベノミクスの支持・解説本

2013-02-25 00:00:44 | お薦めします

 安倍新政権への支持率が70%とアップしているという報道がありました。アベノミクスと呼ばれる積極果敢な経済政策が今のところ国民の期待を受けていることが分かります。
 「大いに期待する」「期待する」「期待しない」「まったく期待しない」「分からない」という選択肢で電話アンケートされるようです。政党支持率も合わせて出ていましたが、自民党が伸ばした以外は維新の会も含めてだいたい少し下がり気味で、その分支持政党無し層も若干増えていました。
 そのような支持率の高まりを受けて書店には多くのアベノミクス本が溢れていますが、著者は産經新聞社特別記者また編集委員兼論説委員としてマスコミ論説に関りながら、時の政府に対して一貫して日銀の金融政策や財務省の増税路線へのアンチテーゼを説き続けてきました。2009年の政権交代後の民主党鳩山総理にも呼び出されてデフレ脱却への提言をした時のことにも触れられています。その時は普天間基地移転の問題が起こったり、また管総理の時には「デフレ宣言」も出ましたが、東日本大震災と原発対応に追われる中で、なかなか著者の政策提言への理解を深めて貰えるまでに至らなかったようです。
 この本の中では100兆円近い外国為替特別会計(いわゆる外貨準備高)の大半を占めているアメリカ国債の、復興資金など日本の国益に繋がる使い方を提案していて興味深く感じました。ドル安によるアメリカの借金棒引き戦略が政治家やマスコミなどでタブー視されていると言われますが、既に広く日本の国民にも絡繰りが知られるようになっている現状では、著者の認識ではアメリカ側でもかなり考え方が柔軟に変わってきている部分もあるとのことでした。
 ただ、エネルギー政策に関しては発送電分離や再生可能エネルギーへのシフトを成長戦略として目指していて、これは今後主流と見られるシェールガスによる火力発電所など、大型投資が必要なことなどエネルギー価格や安定供給的にそれぞれメリットとデメリットで多様な考え方があり、まだまだ短期や中長期など詳細に議論の必要性があるように僕は想っています。

 反逆の日本経済学
 田村秀男
 マガジンランド

☆ デフレ・スパイラルと長年それを放置してきた日本銀行(BJ : Bank of Japan 公式にはBOJですが)をテーマに制作しました。インフレファイターと言われる日銀ですが、ある時にはデフレンジャー(Deflation+Ranger)という自覚も持って、広く国民のために機能して貰いたいと想います。右サイドナビのプロモーション(YouTube)でも、ぜひ一度ご試聴下さい!

 デフレンジャーBJ
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY

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