今日の夕方のNHK番組で10月19日(日)午後9時より放送予定の、NHKスペシャル『カラーでよみがえる東京~不死鳥都市の100年~』の告知と、その一部映像の紹介がありました。
明治時代の銀座や秋葉原などの街並や、そこを走る電車や自動車そして行き交う人々がカラー化されただけで、まるで実際に見たことがあるような身近な感覚になりました。司会者も「何となく自分とは無縁と想っていた時代が、急に自分と繋がっているというリアルな想いが生まれる」と感想を述べていました。
NHKが膨大なアーカイブ映像のカラー化プロジェクトを企画し、既に第二次世界大戦の映像をカラー化していた、フランスの技術者集団にコラボを持ちかけ実現したようです。
白黒映像のカラー化に当ってはその色の決定に、同時代の多くの資料から緻密な考証を進める一方で、映像の明度を手懸かりに色相を想定していくという粘り強いアプローチがありました。
宝塚歌劇団のレビューや自動販売機でジュースを飲む少女、また終戦の玉音放送を聞く国民の姿や学徒出陣式の有名な行進風景など、東京を中心とした日本近代史を共に“生きる”想いになりました。
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