続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

どこかで春が♪

2012-02-27 06:19:29 | 日常
 夜明けが早くなり、白梅紅梅が七分咲きになり、緋寒桜のつぼみが膨らんできた。

 春だなぁと思う。『なごり雪』に歌われるような別れの季節、出逢いを孕んだ希望の時でもある。


 豪雪地帯の方々のご苦労を思えば、春に浮かれ気分でいるのは礼に欠けるような気もする。けれど《春の来ない冬はない。必ず夜は明け、春はやってくる!》そう信じ、困難を乗り越えてきたつもりのわたし。

 春は眩しい。どんなに淋しく辛い春であっても、春ならばそこに光を見出せる。明るい兆し、そういう空気がどこからともなく背中を押し、戸惑う手を引っぱってくれる春。


 老いて行くことは春に縁遠くなるのではない。むしろ春を客観視できて、その素晴らしさをゆっくり胸いっぱいに吸い込むことが出来る、そんな年令である。

♪歩きはじめたみぃちゃん♪と同じ気持ちで春の風に吹かれている。

『風の又三郎』244。

2012-02-27 06:10:12 | 宮沢賢治
 稲光が二度ばかり、かすかに白くひらめきました。草を焼く匂賀して、霧の中を煙がほっと流れてゐます。

☆等(平等)の考えを字(文字)に託す。
 魄(たましい)の双(二つ)の相(ありさま)である仁王(仏法の守護神として寺の門などの両脇にある対の金剛力士像)の勤めを注/書き記すが、掩(隠し)留めている。

『城』746。

2012-02-27 05:53:49 | カフカ覚書
そう、どうでもよかったのは、あなたの事だけじゃないわ。ほとんどすべてのことが、どうだってよい気がしていたの。

 どうでもいい/gleichgultg→gleich gultig/平等、通用する。
 ほとんど/fast→vast/荒涼とした。

☆そう、あなた(土地がないことに気付いた人)の平等が通用していません。荒涼としたあらゆることに平等としての効力がない気がします。