続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

70歳の感慨。

2017-02-11 07:00:25 | 日常

 70才、高齢者、老人の領域である。
 実に感慨深い心境、♪もういくつ寝ると~♪ 遠くへ来たというより近づいてきていると言った方が適切かもしれない。

 気分としては年齢を弄ぶほどのユルイ感覚だけど、身体の方は劣化が著しく進化に期待する術なく退化を食い止めるのに必死である。
 メンテナンス、修復…何をやっても間に合わない。

 一日は猛スピードで過ぎて行き、昨日と今日の区別がつかない。70代の人生設計も笑止、ただ淡々と繰り返す日々に甘んじている。
《それでもいい》とすべては肯定的に身を処し、逆らわず自然体でいく。


マグリット『微笑』

2017-02-11 06:37:45 | 美術ノート

 『微笑』

 Anno Domini、キリスト紀元…274・1957・30861~ずっとずっと続くかもしれない西暦という年の数え方、即ちキリスト教の永続、遠い未来の果て。

 けれど、この億年の宇宙の果てにまで届くだろうか。膨張宇宙の光芒・・・。

 わたしたちが信じているもの、確信の脆さを微笑を以て顧みられる日もあるのではないか。
《この物は何だろう?》
 過去の遺物と化した西暦の続行、時代のあらゆる集積は塵芥の微塵となり強固と思われた西暦の概念さえ破損消滅の残骸になり果てる日が来るに違いない。

《この物は何だろう》
 超未来人の『微笑』を誘う遺物である。


(写真は国立新美術館『マグリット』展・図録より)


『注文の多い料理店』37。

2017-02-11 06:25:33 | 宮沢賢治

 早く何か暖かいものでもたべて、元気をつけておかないと、もう途方もないことになつてしまふと、二人とも思つたのでした。


☆双(二つ)を加えた談はなし)である。
 幻(まぼろし)の鬼(死者の魂)を致(招く)図りごとである。
 法(神仏の教え)は、字の図りごとで試みている。


『城』2554。

2017-02-11 06:10:48 | カフカ覚書

人びとは、わたしたちが手紙の事件からなんとかして抜けだす力をもっていないことに気づき、非常にだらしがないとおもったのです。あの人たちは、わたしたちの運命の困難さをよくは知らなかったにせよ、それを低く考えていたわけではありません。


☆人々は、わたしたちが事件から救い出される力がないと気づき、非常に気落ちしたのです。あの人たちはわたしたちの運命の困難さを過少には見ませんでしたが、よく理解していたわけでもありません。