1-4-3『LIVRE OBJET後からの試作Ⅲ』
機密・・・落下のイメージ、数本の紐で吊るされ落下を防ぐ措置が取られているお椀状のものは何だろう。落下傘…原子爆弾の落下を想起させる。
核分裂による巨大なエネルギー…残留放射能による影響を考えると想像を絶するものがある。
この作品はそれを示唆しているのではないか、直接的な具体性はないが、傘状の円形の物体はつぼんだものが開くという構造である。
言葉を消し具体性を消しているが、どうしてもそれを想起させる隠れた創意を感じる。
決して完璧には隠し果せない、どこかにズレが生じるのではないかという危惧。
核保有国アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国・・そしてインド、パキスタン、北朝鮮の恐怖…人間は人間の作った核の恐怖にどこまで怯え続けざるをえないのか。
原潜から端を発した問題提議、この胸に痛い振動の持続は大きなうねりとなって今日も止むことがない。
写真は『若林奮 飛葉と振動』展・図録より 神奈川県立近代美術館
それぎりで客へは何の挨拶もしない、その後姿を見送りもしなかった。真黒な猫が厨房の方から来て、そッと主人の高い膝の上に這い上がって丸くなった。
☆覚(悟り)を化(教え導く)相(二つのものが互いに同じ関係にあること)を察(明らかにする)。
互いの詞(言葉)を兼ねている総(すべて)は。
新しいものを告げ、描いている。
巡(めぐる)謀(計画)の法(手立て/仏の道)の記である。
償いの赦(罪や過ちを許し)浄(きれいにする)願いである。
こういう交渉は、長いことかかった。ときたま意見が一致することもあった。こういうときは、書類が入れかわっていただけであるから、その役人は、自分の書類の一部を相手にさしだし、その埋合せにべつの書類を受けとった。しかし、従僕の証明によって窮地に追いこまれたか、、いつまでも口論をつづけていることに疲れたかして要求されている書類をみなあっさりと手放さなくてはならないような羽目になることもあった。
☆このような審理は長いことかかった。ときには同意見のこともある。大勢の人たちは外の一部の記録あるいは償いとして他の記録を混ぜて提示していた。誰かなどは従僕の証明によって窮地に追い込まれ記録の要求なしで全く放棄しなければならなかった。