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続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

Re『武蔵野』205。

2011-02-19 07:32:12 | 国木田独歩
橋の下では何とも言いようのない優しい水音がする。

 橋下何言優水音

☆驚くべき化(形、性質を変えて別のものにする)によって、仮(仮想)の幻(まぼろし)の幽(死者の世界)を遂(成し遂げたこと)が隠れている。

『城』399。

2011-02-19 06:32:36 | カフカ覚書
 背の高い、上衣のボタンをきちんとはめ、片手を壁にささえ、もう一方の手を腰にあてがい、両脚を組み合わせ、いくらかKのほうに背をまげて、親しみをこめてはなしかけてくるこの亭主は、その黒っぽい服こそ百姓の晴着ぐらいにしか見えなかったけれども、ほとんどもう村にはぞくしていないように見えた。

 背の高い/hohe→Hohle/穴。
 あてがい/fest→Feste/砦
 zugeknopfte・・・打ち解けない、無愛想な。
 足/beine→Wahn/妄想。
 gekreuzt(組み合わせる)・・・十字架に掛けられた人。
 壁/wand→band/束縛。
 腰/Hufte→Heute/今日。
 服/Kleid→kraft/勢力。
 百姓の晴着/bauerisch・・・粗野な。

☆この穴の砦には馴染めなかった。束縛の先祖の発生地であり、一方は今日十字架に掛けられた人の妄想である。 
 闇の勢力としての存在は、粗野な砦にしか見えなかったけれども、来世(本当の死)には属していないように見えた。

主人公は・・・。

2011-02-18 06:30:38 | 漫画
 漫画の主人公・・・華ある乙女・・それがわたしの中の漫画のヒロイン。
 なのに、この初老のお婆さんであるわたしの私的日常を漫画にしようだなんて、自分でも呆れ気味。
 恥も外聞もかなぐり捨てられる年頃になったのかなぁ。

 少女漫画・・・。
 近所の主婦たちと外で・・・日が暮れるまでの長い立ち話。息子が大声でわたしを呼んだ。
「おかあさーん、『キャンディキャンディ』が始まるよー」と、その時すでに三十過ぎのおばさん。
 
 むさくるしいおばさん(お婆さん)漫画、まぁ、御目汚しかもしれない。

Re『武蔵野』204。

2011-02-18 06:16:44 | 国木田独歩
暫くすると水上がまばゆく煌て来て、両側の林、堤上の桜、あたかも雨後の春草のように鮮かに緑の光を放って来る。

 暫水上煌来両側林堤上桜雨後春草鮮緑光放来

☆懺(悔いる、罪の許しをこう)帥(大将)の象(すがた)。
 講(はなし)の頼りは、霊の足、燐(鬼火)の体が消えた往(その後)の有(存在)。
 瞬(短い間)の争い。
 千(たくさん)の録(書き記したもの)が、構(組み立てる)方(方法)の頼りである。

『城』388。

2011-02-18 06:07:50 | カフカ覚書
あなたさまも、首が吹っとんでしまいましょう。ばかばかしい話だとお思いになるかもしれませんが、これはほんとうのことでございます。

 klingt(破滅)・・・刃。
 ばかばかしい(話)/lacherlich→rachen/復讐する。
 
☆あなたも破滅です。復讐の刃、これは本当のことです。

何でも食べる!

2011-02-17 07:00:26 | 漫画
 旺盛なる食欲。
 調理の下処理・・・支度をしていて(これは少し多い)と思えば、残りはラップに包んだり袋に納めるのが普通だけど、変に萎れてしまうよりも食べてしまおうという感じのわたし。
 あるとき、人参をパクリと食べているのを息子たちが見ていたらしい。
 美味しそうな様子に、自分たちにも「分けて」とせがまれたことがある。
 まぁ、予想した通り、子供には変な食感だったらしく、すぐ放棄、撤回。
 でも、母親の食欲には呆れたに違いない。

Re『武蔵野』203。

2011-02-17 06:44:37 | 国木田独歩
水上が突然薄暗くなるかと見ると、雲の影が流と共に、瞬く間に走て来て自分達の上まで来て、ふと止まって、急に横にそれて仕了うことがある。

 水上突然薄暗見雲影流共瞬間走来自分達上来止急横仕了

☆推(おしはかる)は常に訥/口が重いが、全て吐く(告白)案(考え)が現われる。
 運(めぐりあわせ)を営(こしらえる)理由は、恐れを悛(あらため)源(物事の生ずるもと)を捜すことである。
 磊/小さなことにこだわらず、字を部けると立つ(起きる)。
 常なることは、磊(小さなことにこだわらないの)詞(ことば)
 求めるは、奥(奥深いところ)にある詞(ことば)の両(二つ)である。

『城』387。

2011-02-17 06:19:04 | カフカ覚書
ですから、もしもあなたさまをここにお泊めいたしまして、なにかの偶然でーついでながら、偶然というやつは、いつだってあの人たちの味方をしていると相場がきまっておりますー つまり、なにかの偶然であなたさまが見つかったりしようものなら、破滅の憂き目をみるのは、わたしだけではありません。

 お泊めする/ubernachten→uber nachen/小舟のうえで。
 偶然/zufall→zerfall/崩壊。
 見つける/entdeckt→ende deckt/死、覆いかぶせる。

☆ですから、あなたをここ小舟の上にいて、なにかの崩壊でー ついでながら崩壊というやつはいつだってお城(終末ー死)の側に存在しているものなのです。なにかの崩壊で、死が覆いかぶさるとしたら、わたしだけではなく、あなた自身も、破滅の憂きめにあうのです。

ごめんね。

2011-02-16 06:05:33 | 漫画
 子育てというのは難しい。
 親はなくても子は育つくらいの気楽さがあったかもしれない。母の介護や納期に追われる仕事のことで毎日の生活はいっぱい・・・朝は、目の見えない糖尿病患者の母にインシュリンの注射を打つ事から始まり、夜はオールナイトニッポンが始まる夜中の一時から内職に気合を入れる・・・眠くなるからという理由で入浴さえも控えた日々。
「指一本怪我をしても何の保証もないからどんなに忙しくても、身体には気をつけようね」仕事仲間で交わした切ない会話。
 何か思い出すことさえ辛い状況の中で、子供たちは、それこそ知らぬ間に大きくなっていった。

 慙愧にたえない子育て・・・ごめんね・・・心の中でいつも謝っている。