ペーパー・写・楽

ペーパークラフト、京都の写真、カブ、自転車、軽自動車で楽しんでいます。

一人ぼっちの入札

2014-07-03 21:06:27 | 日記
 奈良県のとある市の入札に行ってくれないかとのことで、「ガッテン承知」と勇んで行ってみた。
雨降る中、竹田駅で地下鉄から近鉄に乗って、開始の50分前に駅に到着。
早すぎた。
30分前に入札室に行ってみると、鍵が掛かっていて回りには誰もいない。
しかたなく別の場所で休憩。

10分前に部屋の鍵が開いて中に入れた。
誰もいない。
3名の担当者が時計を見ながら開始時刻を待っている。
対面で座っているのは自分ひとり。
ぽつ~ん。

定刻3分前。
1人の担当者が時刻を見ながら扉を閉める準備に入っている。

定刻。
扉が閉まった。
入札参加は1社だけ。自分だけ。
ぽつ~ん。

「では、時間になりましたので入札を開始します」
「委任状をお持ちの方は提出願います」
持ってきた委任状を手渡した。

「では、入札額を記載したものを封筒に入れて投函してください」
いそいそと入れた。

「では、開札します」
「開札結果を発表します」
「最低提示は○○社で金額は○○万円です」
知ってますがな~。
「こちらの予定価格と照合します」
予定価格オーバーも知ってますがな。

「予定価格との照合結果は予算に合わないとのことで再入札となりました」
「再入札の金額を記入して投函してください」
こちとら人件費や郵送費と技術料で最低限の価格だったため、これ以上下げられない。
「辞退」と書いて投函した。

「再入札は不調となりました。これにて入札は終了します」
ぽつ~ん。

「お疲れさまでした」と挨拶してその場を立ち去った。
このところ同類の作業が多く入札にかけられ、他社も市の予算案を見ながら、価格に見合ったところしか入札参加しないようになってきた。
安い額で落とせば手が回らないのは確か。


帰りの電車が空いていたのだけ救いであった。
コメント
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