ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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AIG,GE懸念、原油安無視:NY株価ー学校で教えてくれない経済学

2005-04-09 09:01:43 | スケッチ
 4月8日のNY株式は、原油がバレル53ドル32セントまで
下げたが、AIGの会計疑惑とGMの格下げ発表が響いて、
84ポイント以上下げ10,461ポイントで取引を終えた。

 GMの4月8日の株価は、3.4%下げたが、年初からみれば
25%値下がりした。
 
 GM株のこの日の大幅安は、ドイツ証券がGMの
格付けを『持続』から『売り』に格下げしたことが
きっかけとなった。 

 AIGの株価は、4月8日、1.6%下げたが、年はじめから
みれば21%値下がりした。

 AIG(American International Group)は、年間扱い高
990億ドルの世界最大の保険会社であるが、利益水増し
事実が発覚した。更迭後も後もごたごたが続いていると
報じられる。

 NY株価はかってエンロン会計疑惑で大きな痛手を受けた。
今回のAIGの会計疑惑はどうしてもエンロン事件の悪夢を想起
させるのであろうか。

 GM(General Motors)は、言わずと知れた、
世界最大の自動車メーカーである。

 2005年1~3月赤字決算で年間通しても1株当たり
利益が昨年の3~4ドルが1ドルを切るまでに業績が悪化
すると見られている。

 NYダウは、原油高、金利上昇、インフレ懸念を嫌気して
年初来低迷をつづけていたが、ここ4日、持ち直していた。

 原油高はバレル57ドルと新高値を更新したばかりである。
バレル105ドルの予測を嫌気してNY株をゆさぶった。

 ただ、原油相場は高くなりすぎた原油相場が需要を冷やし、
消費減退、在庫増から値下がりするとする見方を材料に、
小休止しているが、NY株式市場は無視した。

 金利高を株式市場はもっともいやがる。
しかし、米国金融当局は、インフレ懸念を材料に年末までにFFレートを
年4.0%まで引き上げるだろうとの観測が多数を占める。

 利上げが続けば、米国はローン社会である。
住宅バブル崩壊から米国景気の足元を揺るがす
可能性も否定できない。

 米経済専門誌Busiess Weekは最新号で
”After theU.S. Housin Boom”を特集した。

 そこえもってきて、AIG、GMという世界屈指、
アメリカの誇る企業が相次いでの株価を下げた。

 つい1け月前には、世界最大の薬品メーカーの
ファイザーが痛み止めの薬が心臓病に副作用があると
当局から一部販売を差止め請求をうけたあと大幅下落、
その後も株価は低迷を続けている。

 会計疑惑が表面化したAIG,
低燃費車開発に遅れをとり業績悪化必至のGM,
副作用問題が表面化して大幅リストラを迫られているFizer、

 NY株安は、アメリカンドリームの先行きを暗示しているような
気がしてならない。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)

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