4月27日、NY株式市場は、3月の米耐久財受注高(季節調整済)が、
1,940億ドルと前年同期比2.8%減と2002年9月来最大幅で減少し、
これが予測の0.3%増と大きく乖離したこともあり、取引開始後
70ポイント以上値下がりしていた。
ところが、NY原油先物市場で、6月度先物のWTI相場が、
バレル2.59ドル急落、51.61ドルまで値下がりしたことを
好感、一転反発、終り値では、47ポイト強上げて取引を
終了した。
米国景気の先行きについては、原油高、利上げ、
財政削減、世界景気鈍化予測に加えて、週初めに
発表された米消費者信頼感指数が大幅に悪化し、
米国経済が、再び、2002年並みの景気後退
局面を迎えるのではないかと、悲観論が台頭し、
NY株は乱高下する不安定な相場展開が続いていた。
原油安という一枚の明るいカードが届けられた
ことから、投資家はとりあえず一息いれた恰好だ。
米ドル相場は、米耐久財データが悪化したことを
受けて、対ユーロで、1ユーロ=1.2927ドルから
1ユーロ=1.2938ドルへ小幅戻した。しかし、対円では、
中国人民元の対ドル固定が緩和されれば、日本円が
連れ高するとの思惑から1ドル=105.97円から
1ドル=106円台へわずかに売られた。
米景気指標では、米時間4月28日発表予定の
第1四半期米GDP、翌29日予定の雇用コスト統計が
米FRB利上げ政策にも影響を与えるとの見方から
NY株価の先行きにはついては一進一退、
不安定な相場展開が予測される。(了)
1,940億ドルと前年同期比2.8%減と2002年9月来最大幅で減少し、
これが予測の0.3%増と大きく乖離したこともあり、取引開始後
70ポイント以上値下がりしていた。
ところが、NY原油先物市場で、6月度先物のWTI相場が、
バレル2.59ドル急落、51.61ドルまで値下がりしたことを
好感、一転反発、終り値では、47ポイト強上げて取引を
終了した。
米国景気の先行きについては、原油高、利上げ、
財政削減、世界景気鈍化予測に加えて、週初めに
発表された米消費者信頼感指数が大幅に悪化し、
米国経済が、再び、2002年並みの景気後退
局面を迎えるのではないかと、悲観論が台頭し、
NY株は乱高下する不安定な相場展開が続いていた。
原油安という一枚の明るいカードが届けられた
ことから、投資家はとりあえず一息いれた恰好だ。
米ドル相場は、米耐久財データが悪化したことを
受けて、対ユーロで、1ユーロ=1.2927ドルから
1ユーロ=1.2938ドルへ小幅戻した。しかし、対円では、
中国人民元の対ドル固定が緩和されれば、日本円が
連れ高するとの思惑から1ドル=105.97円から
1ドル=106円台へわずかに売られた。
米景気指標では、米時間4月28日発表予定の
第1四半期米GDP、翌29日予定の雇用コスト統計が
米FRB利上げ政策にも影響を与えるとの見方から
NY株価の先行きにはついては一進一退、
不安定な相場展開が予測される。(了)