今朝、テレビ大阪の番組を見ていたら、
アメリカ人がバスツアーでカナダへクスリを買いに
出かける話を紹介していた。
米国では薬代が高く、カナダまで出かけるのだという。
バスツアーを出したところは、カナダ国境と隣接した
米国ミネソタ州で人口27万の小さな町の話であるが、
バスツアーに参加した人が、インタービューに次の様に
答えていた。
65歳のご婦人は、「米国では薬代が高い。高血圧、
コレステロール治療薬など計4種類のクスリを
毎日飲んでいる。毎月クスリ代として300ドル
(3万円強)使っている。おなじクスリをカナダで
買えば月100ドルですむ。」と答えていた。
米国の消費者物価は昨年2.7%上昇したが、
クスリは年7.1%上昇しているとナレーションが
はいった。
もう一人のツアー客は、「米国の薬品メーカーは
大儲けしている。」と矛先を製薬メーカーに向けていた。
ファイザーいついで米国第2位のメルク社は
クスリ代を40%値下げを発表した。
メルク社もファイザー社も昨年来、心臓治療薬の副作用
問題が表沙汰になった。株価も大きく下げた。今期の
業績悪化は避けられないとして株価は大幅に値さがりしている。
米国は薬代が高いことは以前からよく知られている。
ただ、日本では保険の対象になっているケースが多いから
クスリ代の負担をそれほど切実に実感している
ひとは少ない様だ。
個人の痛みが薄い分、健康保険の負担が多くなる。
健康保険の財源は既に破綻しているから、徐々に
日本人の医療費の個人負担増が家計を圧迫してくるだろう。
クスリは医師のさじ加減一つで決まるから、患者は
手の打ち様がない。世界のクスリの40%は日本が
使っていると聞くから、事実を知れば知るほど恐ろしくなる。
身銭を切ってはじめてお金のあり難さも、怖さも、
大切さも分かるのだろうと悠長な話も言っておれまい。
病気になれば仕方がない。
しかし、病気にかからない様に、少しでも医者の世話に
ならない様に、食べ物ふくめ、日頃からの健康に対する
自己管理がいままで以上に求められそうだ。
アメリカ人のカナダへのクスリバスツアー。
日本人にとっても明日はわが身の話かもしれない。(了)
アメリカ人がバスツアーでカナダへクスリを買いに
出かける話を紹介していた。
米国では薬代が高く、カナダまで出かけるのだという。
バスツアーを出したところは、カナダ国境と隣接した
米国ミネソタ州で人口27万の小さな町の話であるが、
バスツアーに参加した人が、インタービューに次の様に
答えていた。
65歳のご婦人は、「米国では薬代が高い。高血圧、
コレステロール治療薬など計4種類のクスリを
毎日飲んでいる。毎月クスリ代として300ドル
(3万円強)使っている。おなじクスリをカナダで
買えば月100ドルですむ。」と答えていた。
米国の消費者物価は昨年2.7%上昇したが、
クスリは年7.1%上昇しているとナレーションが
はいった。
もう一人のツアー客は、「米国の薬品メーカーは
大儲けしている。」と矛先を製薬メーカーに向けていた。
ファイザーいついで米国第2位のメルク社は
クスリ代を40%値下げを発表した。
メルク社もファイザー社も昨年来、心臓治療薬の副作用
問題が表沙汰になった。株価も大きく下げた。今期の
業績悪化は避けられないとして株価は大幅に値さがりしている。
米国は薬代が高いことは以前からよく知られている。
ただ、日本では保険の対象になっているケースが多いから
クスリ代の負担をそれほど切実に実感している
ひとは少ない様だ。
個人の痛みが薄い分、健康保険の負担が多くなる。
健康保険の財源は既に破綻しているから、徐々に
日本人の医療費の個人負担増が家計を圧迫してくるだろう。
クスリは医師のさじ加減一つで決まるから、患者は
手の打ち様がない。世界のクスリの40%は日本が
使っていると聞くから、事実を知れば知るほど恐ろしくなる。
身銭を切ってはじめてお金のあり難さも、怖さも、
大切さも分かるのだろうと悠長な話も言っておれまい。
病気になれば仕方がない。
しかし、病気にかからない様に、少しでも医者の世話に
ならない様に、食べ物ふくめ、日頃からの健康に対する
自己管理がいままで以上に求められそうだ。
アメリカ人のカナダへのクスリバスツアー。
日本人にとっても明日はわが身の話かもしれない。(了)