6月17日、愛知万博の公式入場者が、134,196人を記録、
8,054,958人に達したと万博事務局電子版で今朝知った。
神戸東灘老人クラブご一行に参加して、愛・地球博覧会へ出かけた。
うわさには聞いていたが、人、人、人とこれというお目当てパビリオンは
いずれも2時間前後待ち、一行の中のさるご婦人は、日立館をどうしても
見たいと3時間待って念願を果したと満足気であった。
当然のことながら他のパビリオンは見ていない。見る気力もないし、
それより先に70,80歳にもなると体力がない。今生の見納めにしては
あまりに惨めである。
そのご婦人は35年前、大阪万博では近くだし若かった。数回足を
運んだという。
あのときは月の石。
今回はマンモス。
3時間並んで見るのは5分。
前日の雨と打って変わって強い陽射し、長時間の立ち待ちで
倒れる入場者も多いらしく、サイレンを鳴らしながら、救急車が
盛んに会場を出入りしていた。
バスが会場に近づくと早くも渋滞が始まった。地方からのバスは
どうしたことかバスターミナルの最深部。ゲートまで普通の状態で
徒歩20分かかる。距離にして1キロ強あるかもしれない。
バスターミナルに降ろされたのが午前10時前。
そこから「行軍」が始まる。ゲートを目前にして『牛歩』また『牛歩』。
入場出来た時、念のため時計を見たら午前11時20分だった。
バスターミナルからしばらく歩くと、『動く歩道』が
あることが分かった。しかし、それは小学生専用であるとあとで聞いた。
整備員のアナウンスがふるっている。
「学生さんが通られますから、一般の方は右につめていただきますよう
ご協力お願いいたしま~す。」
「とおられますからとはなんだ!!」と年寄りの一人がぶつぶつ
文句を言っていた。それが時代なのかもしれない。
一般の列の横を通り過ぎる子供は実にカラフルな出で立ちである。
機嫌よく引率教官に連れられて一般の渋滞を尻目に足早に通過して行った。
待ち時間のないパビリオンから入った。
まずアフリカ館。ゆっくり見学出来た。
10数ケ国以上あるアフリカ総合館をみた。それぞれの国で
それぞれ自国の民芸品を並べて販売していた。しかし、ほとんど
売れていないようだった。
ラオス、カンボジアなどの東アジアの国のパビリオンも待ちなしで入れた。
ただシンガポールは20分待ち、インドネシアは50分待ちなど
催し物(ショータイム)の時間帯にもよるが、多少ハ待つ必要があるようだ。
お目当ての長久手日本館は、3時間待ちで見送り。
午後3時、帰り際に130分待ちに掲示に変わっていたが、
帰りの集合時間が4時半のため見送り、スケッチに切り替えた。
ドイツ館、フランス館などヨーロッパは2時間前後待ちのようだった。
前をとおるだけで早々に「見送り」を決めた。
当然のことながら、セキュリティーチエックが『渋滞』に拍車をかけている。
ここでも小学生に限り『金属探知機使用なし』と掲示にあった。
ペットボトルは爆弾の危険性ありということで持ち込み禁止。
携帯電話、携帯ラジオもだめ。男性はベルトの金具が引っかかる。
飛行機搭乗前の検査より多少厳しいかもしれない。
会場にはいるとすぐにペットボトルの売り場がある。
1本150円だから普通の値段である。ただ、お金は「中で落とせ」と
いう狙いであることだけははっきりしている。
弁当も持ち込み出来ない。しかし会場のなかでは、巻き寿司@800円、
弁当(お茶付き)@1,000円だからそう無茶な値段をつけているわかけでない。
このあたり過大に伝えられているのが自分で足を運び、自分の目で
確かめてみるとよく分かる。
もう一度来るかどうか。
答えは出てない。(了)
Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3 C0071 1905E
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)
8,054,958人に達したと万博事務局電子版で今朝知った。
神戸東灘老人クラブご一行に参加して、愛・地球博覧会へ出かけた。
うわさには聞いていたが、人、人、人とこれというお目当てパビリオンは
いずれも2時間前後待ち、一行の中のさるご婦人は、日立館をどうしても
見たいと3時間待って念願を果したと満足気であった。
当然のことながら他のパビリオンは見ていない。見る気力もないし、
それより先に70,80歳にもなると体力がない。今生の見納めにしては
あまりに惨めである。
そのご婦人は35年前、大阪万博では近くだし若かった。数回足を
運んだという。
あのときは月の石。
今回はマンモス。
3時間並んで見るのは5分。
前日の雨と打って変わって強い陽射し、長時間の立ち待ちで
倒れる入場者も多いらしく、サイレンを鳴らしながら、救急車が
盛んに会場を出入りしていた。
バスが会場に近づくと早くも渋滞が始まった。地方からのバスは
どうしたことかバスターミナルの最深部。ゲートまで普通の状態で
徒歩20分かかる。距離にして1キロ強あるかもしれない。
バスターミナルに降ろされたのが午前10時前。
そこから「行軍」が始まる。ゲートを目前にして『牛歩』また『牛歩』。
入場出来た時、念のため時計を見たら午前11時20分だった。
バスターミナルからしばらく歩くと、『動く歩道』が
あることが分かった。しかし、それは小学生専用であるとあとで聞いた。
整備員のアナウンスがふるっている。
「学生さんが通られますから、一般の方は右につめていただきますよう
ご協力お願いいたしま~す。」
「とおられますからとはなんだ!!」と年寄りの一人がぶつぶつ
文句を言っていた。それが時代なのかもしれない。
一般の列の横を通り過ぎる子供は実にカラフルな出で立ちである。
機嫌よく引率教官に連れられて一般の渋滞を尻目に足早に通過して行った。
待ち時間のないパビリオンから入った。
まずアフリカ館。ゆっくり見学出来た。
10数ケ国以上あるアフリカ総合館をみた。それぞれの国で
それぞれ自国の民芸品を並べて販売していた。しかし、ほとんど
売れていないようだった。
ラオス、カンボジアなどの東アジアの国のパビリオンも待ちなしで入れた。
ただシンガポールは20分待ち、インドネシアは50分待ちなど
催し物(ショータイム)の時間帯にもよるが、多少ハ待つ必要があるようだ。
お目当ての長久手日本館は、3時間待ちで見送り。
午後3時、帰り際に130分待ちに掲示に変わっていたが、
帰りの集合時間が4時半のため見送り、スケッチに切り替えた。
ドイツ館、フランス館などヨーロッパは2時間前後待ちのようだった。
前をとおるだけで早々に「見送り」を決めた。
当然のことながら、セキュリティーチエックが『渋滞』に拍車をかけている。
ここでも小学生に限り『金属探知機使用なし』と掲示にあった。
ペットボトルは爆弾の危険性ありということで持ち込み禁止。
携帯電話、携帯ラジオもだめ。男性はベルトの金具が引っかかる。
飛行機搭乗前の検査より多少厳しいかもしれない。
会場にはいるとすぐにペットボトルの売り場がある。
1本150円だから普通の値段である。ただ、お金は「中で落とせ」と
いう狙いであることだけははっきりしている。
弁当も持ち込み出来ない。しかし会場のなかでは、巻き寿司@800円、
弁当(お茶付き)@1,000円だからそう無茶な値段をつけているわかけでない。
このあたり過大に伝えられているのが自分で足を運び、自分の目で
確かめてみるとよく分かる。
もう一度来るかどうか。
答えは出てない。(了)
Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3 C0071 1905E
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)