ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

刺絡学会

2005-06-26 21:32:24 | 情報や案内及び雑談
きょうは、≪刺絡学会≫というのに参加してきた。
鍼灸治療法の一つですが、「鍼を刺してから少し血を絞る治療法」で、即効的
な治療法としては、魅力的な治療方法で、当院でも、何年か前まで頻繁に使
っていた治療法です。

詳細を書く時間があれば、明日以降に書くと思いますが、司会者もよかったし、
発表者も良かった。

全体的な雰囲気で言うと、「明るい学会」でした。

と言いますのは、鍼灸師の集まる催事というのは、たいていが暗いし、ケチ臭
いし、武勇伝のようなつまらない話が多いからです。(笑)

ですから、私は鍼灸師の集いには、あまり行かないようにしています。


何故か?ってー、

自慢話や、チマチマした話ばかりで、お互いがお互いを国会議員の先生のよう
に、尊び合い、小さな輪の中で満足しきっている人間が多いと思うからです。

アホらしくてやっていられません!!!(笑)

それに比べると、きょうの学会は、明るくて良かった。



コメント (2)
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「別れの一本杉」など、船村徹さん大いに語る:読売こころ塾で(スケッチ&コメン ト)

2005-06-26 07:57:18 | スケッチ
 「読売こころ塾」が大阪の大槻能楽堂で 開かれ、抽籤であたった
500人のなかの幸運な一人として出かけた。

 塾長は宗教学者、山折哲雄さん。この日のゲストはお目当ての
作曲家の船村徹さん。

 話は「別れの一本杉」のエピソードから始まった。

 会場に「別れの一本杉」の曲が一番だけだったが流された。

 船村徹さんは、「高野(公男さん)と出あっていなかったら
今の自分はないと思う。」と話した。

 昭和24年(194910)、がれきの山のなかで、船村さんは、
高野さんと出会った。船村さんは当時、「進駐軍」のピアノを弾いていた。

 名曲「別れの一本杉」は高野公男さんが作詞し、船村徹さんが作曲した。

 船村さんは、『ばらします』と前置きして、『当時、古賀メロディー全盛時代。
自分など入っていく余地は全くなかった。服部良一、万城目正、
上原げんとなどそうそうたる人が作曲家にいた。作詞家も西条八十、
サトーハチローがいた。船村?高野?二人だけしか知らない。」と
話した。

 当時、船村さんは、『自分の腹のなかではどうかな-という気持ちがあり、
なかなか入っていけず悩んでいた。』そうだ。

 「今、日本の焼け跡のためにやるのが音楽なんだ。」と高野公男は
しょっちゅういっていた。

 ベートーベンもすごい。モーツアルトもすごい。それなら
ベートーベンでも書けない、モーツアルトも書けないもの。
古賀政男や服部良一が書けないものを、
よし、書いてやろうと船村さんは思ったそうだ。

 「実はタンゴのリズムにゆだねて苦し紛れに作ったんですよ。」と
披露してくれた。詩も五・七・五の定型を崩したもので、曲も詩も破格だった。
それがたまたま当たった。

 『王将』、『男の友情』とエピソードのお披露目が次々あった。
会場に型どおり歌が流された。

 船村さん自身、『王将』など誰が買うの?という感じだったが、
それがまたまた大ヒットした。

 山折さんは、船村徹の演歌は「情歌」だという。
中山晋平の信平節、古賀政男の古賀メロディーと並べていうなら、
船村演歌は、鎮魂の歌であり、無常感の歌であると話した。

 美空ひばりの『川の流れのように』にもあるように、
船村演歌には方丈記や平家物語の無常感が流れていると
山折りさんは解説する。

 美空ひばりさんの『乱れ髪』のエピソードも紹介された。
ひばりの歌は50曲以上つくったが、お母さんとは
しょっちゅう喧嘩したそうだ。

 船村さんはひばりさんの裏声を生かしたかった。それが
お母さんには最後まで全く理解してもらえなかったという。
 
 この日、船村さんは、「供養の一生でした。」と話した。
昭和19年(1944)、長兄が戦死。高野公男は昭和31年
肺結核で死亡。いまも二人を背中にしょってさまよっているという。

 船村さんは、1年にいちどはむしょうに悲しくなって
大声を上げて泣くという。

 会場では5人から質問が出た。

 最後の人が、「歌はこころで歌うもの。」と船村さんは言われたが
どうしたらひとに感動を与えられるのかと尋ねた。

 「いい質問です。早い話、うまいへたはしょうがない。下手は下手なりに
歌えばいい。あまりにもいっしょう懸命に歌っている人をみると悲しくなる。
あんなに無理していると病気にならないかなあと心配になる。」と話して
会場は爆笑の渦となった。

 「北島(三郎さん)にもよく言う。ニワトリ発声方だ。」と。

 「アマでもプロでも音は揺れている。上の方へ行けば落としてやる。
下の方へいけば上げてやればいい。」と。

 「ニワトリはアッピールする時は上を向いている。
もう食べたくなくなると下をむいてごろごろ小声で
鳴いている。基本的には動物というか、生き物
はみな同じだ。あなたも自由に歌われた方がいい。」と
ユーモアたっぷりに会場を沸かせて
2時間きっかりで船村さんのトークショーは終わった。

 いつまでも船村徹さんの話を聞いていたいと
去りがたい気持ちで会場を後にした。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)

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