ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

米利上げは8イニイング:米国経済ー学校で教えてくれない経済学

2005-06-02 14:53:43 | 経済学
 6月1日、米FRB(連邦準備制度理事会)のRichard Fisher,
ダラス連銀総裁は、「利上げは、1イイング0.25%、
8イニング目を迎えた。6月末のFOMCは9イニング目になる。
ただ、今後出る米経済データがインフレ的であれば、延長戦は
避けられないだろう。」と一連の動きを野球に例えて、
CNBCとのインタビューで発言した。

 6月1日、NY株式市場は、利上げが最終局面に
近づいているとフィッシャー発言を好感、
前日比82ポイント上昇した。

 一方、同じ日、NY原油先物市場では、WTI相場が、
バレル2.63ドル、5%上昇、54.60ドルへ急騰したが
株式市場は無視した。

 オランダがEU憲法を63%が反対する国民投票を
受けて、ユーロは、対ドルでの足場を弱め、
1ユーロ=1.2305ドルから1ユーロ=1.2205ドルへ
値下がり、ドルは上昇した。

 ドルは対円でも、対ユーロ高の地合いを受けて、
前日の1ドル=108.53円から1ドル=108.77円へ上昇した。

 10年物米国債は、フィッシャー発言を受けて、上昇し、
利回りは年3.899%へ急落した。

 フィッシャー氏は、FOMC(米公開市場委員会)、19メンバーの
中での12名の投票メンバーの一人であり発言に重みがある。

 米景気指標の1つの、ISM(Institute for Supply 
Management)景況感指数が、4月の53.3から5月の51.4へ
低下したことも米FEDの利上げ打ち止めが近いとの見方を
支援した。

 さらにISM製造業物価指数が、71から58へ低下した
こともインフレ懸念後退を示唆したとして、米FRBによる
インフレ対策が踊り場に近づきつつあるとの見方を
助けたようだ。

 米FOMCは、次回は6月29,30日開催を予定している。
6月の次ぎの会合は、8月9日に予定されている。

 インフレ抑制を相手にしたベースボール(利上げ)ゲームが
次回(6月末)の9回で終わるのか。それとも、次の次の8月9日
の10回目の延長戦までもつれこむのであろうか。

 市場の関心は、高官の発言とあいまって、ボルテージは
上がるばかりである。

 NY株式市場という舞台で、金利、為替、原油が
日々、スターの座を代えながらめまぐるしく動き回る。

 6月1日、フィッシャー発言が金利をスターに仕立て上げた。

 その仕掛け人(黒幕)は誰なのか。

 興味は尽きない。(了)

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なぜ果物が・・・

2005-06-02 09:18:12 | 診断即治療と虹彩学
5月24日に「生活習慣病になる食生活」といタイトルで投稿しましたら、嬉し
いことに質問をしてくれる方がいました。

と言いますのは、何年も同じことを話していますと、一般的でないことも、自分
自身の中では「常識」のようになってしまい、質問を頂いて初めて、「普通で
ない」ことに気付く場合が多いのです。(笑)

質問の内容は、「何故果物がいけないのか?」ということでしたが、これは非常
に重要な質問で、きっと多くの人がそう思ったかもしれません。

まず私の専門である「虹彩学」から説明しますと、果物を摂り過ぎて、果物に
よって体質を弱くしている人の虹彩は、極端な場合は「レース網」のようにな
っています。


弱い体質の虹彩

これは、組織が弱くなっていることを示し、臨床的特長としては多くの人が、

① 消化器系が弱く胃腸の疾患が起こりやすい。
② 風邪を引きやすい。
③ 体温が低くなりやすい。
④ 臓器の代謝が悪くなりやすい。
⑤ 精神的症状が出やすい。

というのがあります。

何故そのような症状が出やすくなるかと言いますと、果物をマクロビィオティック
理論で、陰陽分類をすると陰性に分けられます。

マクロビィオティックでいう「陰性」とは、上昇性を示すエネルギーや、拡散
エネルギーや放熱エネルギーの働いていると判断できる性状を示すものを指し、
「陽性」とは、下降性を示すエネルギーや、収縮エネルギーや熱エネルギーの
働いていると判断できる性状を示すものを指します。

すなわち、食物を分類する場合には、引力に強く支配されるのを陽性とし、引
力に逆らうのを陰性として分類するわけです。(詳しくは HP を参照)

マクロ理論での、陰性な食品に対する考え方は、「陰性な食物を摂り過ぎると、
体質が陰性に傾く」と考えられているからです。

果物が陰性に分類されるということは、果物を食べるということは、拡散エネ
ルギーや放熱エネルギーが働くことになり、組織を緩め、組織を冷やすという
現象が現れるわけです。

また、初期のマクロでは、陽性の代表をナトリウムとし、陰性の代表をカリウ
ムとして、ナトリウムとカリウムのバランスで陰陽を判断していまして、果物
にカリウムが多いことからも、果物は陰性に分類されるわけです。

そして、陰性な食物の食べ過ぎが、多くの陰性病を(上記の臨床的特徴)発生
させると考えていますので、マクロでは、病気の時はもちろん、健康な時でも
陰性に分類された果物を、過剰に食べないように指導するわけです。


次に、栄養学の科学で検討してみますと、果物はビタミンやミネラルも豊富で
すが、同時に、ショ糖(砂糖)、ブドウ糖(グルコース)、果糖(フラクトース)、
そして糖アルコールであるソルビトールが多く含まれていることに問題があり
ます。

栄養学による糖の解説は、HP食事療法の項「ダイエットや肝硬変について」
というタイトルで易しく説明してありますので、そちらを引用致します。


以下、HPより引用
正常なネズミと先天的な肥満のネズミの脳の重さの比較をすると、
正常なネズミは、体重23.3gに対し、脳の重さは0.377g、体重との比率は1.6%。
先天的肥満のネズミは、体重46.9g、脳の重さは0.320g、体重との比率は0.7%。
これは≪American Journal of Physiology≫で発表された記事で、ちょっと怖
い内容のように思われるのですが、実験動物での話ですので、まだ、少し安心
している人も多いかも知れませんので、少し脅迫じみた話をします。

実は以前にも≪病気を早く治すコツ≫というタイトルで、当院の会誌に書いた
ことがあるのですが、大量のデキシトロース(ブドウ糖)を犬の静脈に注射し
続けると、1日~7日で全て死んでしまい、脳下垂体と膵臓には激しい出血と
障害があり、肝臓の腫れがはっきりと認められたそうで、さらに精製した砂糖
と炭水化物を長期間与えた実験では、実験動物の脳の一部に障害が起きて
いることが確認されたと報告されているのです。

何故、そのようなことが起きるのかを考えてみますと、炭水化物の種類による
「作用の違い」が、このような実験結果を支えていますので、炭水化物の種類
と性質から調べてみることにします。

炭水化物は単糖と呼ばれる単位のものが一つのものを、一糖類とか単純炭水
化物と言い、2~20個集まったのを少糖類(二つのものは二糖類)と言い、数100
~数1000集まったものを多糖類とか複合炭水化物と呼んでいます。

単糖にはグルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)、ガラクトースというもの
があり、少糖類には、サッカロース(砂糖)やラクトース(乳糖)と呼ばれるものが
あり、多糖類にはグリコーゲンとかマンナンと呼ばれるものがあります。

その作用は、単糖類や少糖類では、「運動の際の早急なエネルギー補給や低
血糖時などの脳への血糖補給になるのですが・・・、血糖値が急激に上昇する
ので過剰摂取は、多くが脂肪合成に使われてしまう」。

脂肪合成に使われた炭水化物はどうなるかといいますと、 臓器や動脈 に脂肪と
して沈着してしまいますので、臓器機能を低下させたり、動脈硬化を起したり
して、心臓病や脳血管障害発症の原因になるわけです。

一方の複合炭水化物は、「肝臓や筋肉へのグリコーゲン貯蔵になり、良質なエネ
ルギー源として使われるので、グリコーゲンの量と比例した体力が出せる」と
言われるようになるわけです。

さて、そこでの疑問は、「単糖類や少糖類を過剰に摂取したらどうなるか」とい
うことで、上記の実験結果と糖質理論からしますと、「血糖値が急激に上昇して、
脳に障害を与える可能性があり、余分な糖は脂肪合成に使われてしまう」と言
えるわけです。

また、これもHPの「血液の顕微鏡写真」で説明してあるもので、私たちが公
開実験をした結果によると、糖が血液に混ざると、連鎖状赤血球になりますの
で、血液が毛細血管まで流れなくなり、血液循環が悪くなりますし、血中に混
ざった糖にタールが着いてしまいます。


以上のようなことから、糖を多く含む果物は、栄養生理学の角度から考えまし
ても、代謝される時のビタミンやミネラル消費の問題とか、砂糖によるホルモ
ンシステムや神経システム、味覚システムの異常などの、複雑なトラブルを巻
き起す原因になるということになるので、果物の摂り過ぎはいけないというこ
とになるわけです。




果物や糖については、まだまだ説明する必要があるのですが、
範囲が広すぎますので、何か疑問のある方は、コメント欄か、
HPの「お問い合わせ」にあるメールでご質問を頂きましたら、
ご質問に答える形で記事を書かせてもらいます。


コメント (10)
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井川二軍落ち、阪神惨敗

2005-06-02 08:56:16 | スケッチ
セパ交流戦、ソフトバンク相手の阪神の試合を甲子園球場の
レフト外野自由席で観戦した。

試合開始前1時間というのに阪神甲子園駅は大勢の人間で
熱気に包まれていた。

あとで入場者数が45,269人と知り納得した。

結果は5-12のタイガースの惨敗。しかもエース井川
二軍落ちのおまけつきである。

今朝の新聞によると岡田監督の談話が出ていた。
「あまりにも内容が悪過ぎる。
他の選手に影響する。下に落とす。」

井川は初回1点を取られた。

初回、ホームラン性の大飛球をセンター赤星が背走好捕した。
さらにセンター前ヒットでホームに走り込もうとした相手を
ストライクボールで刺してなんとか追加点を阻んでの
結果である。

井川はそのあと2回に1点、3回に2点と小刻みに
点をとられた。5回には4点とられ
0-8となったところで投手交代を告げられた。

井川の投球フオームを外野から見ていても
投げた後からだが右に大きく流れる。

一番まずいのはいかにも大儀そうな井川の身のこなしである。
あれでは守っている野手にも緊張感が生まれないだろう。

さらに驚いたことには、打たれても、打たれても
野手が井川の周りに集まらない。
コーチもマウンドにかけつけない。

チームの一員として井川がもはや完全に浮いてしまっている
ことをあらためて実感した。

一緒に観戦していた知人がポソリといった。

「井川は猫型人間やからな。」

「ああいうタイプの人間はどこの職場でもおりまんなあ。」と
相槌ちを打った。

「それでも試合に負ければ監督の責任でっせえ。
それにこの大観衆。自分をなんぼのもんやと
思うとるんやろう。」と続けたが、知人の返事はなかった。

「たかが野球、されど野球」という名言をはいたのは
さわやかイレブンで甲子園を沸かせた池田高校の
蔦監督である。

野球から人生万般、学ぶことがはなはだ多いと思うが、
思い過ごしであろうか。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)

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