西宮神楽町度交差点風景
江嵜企画代表・Ken
JR神戸線の芦屋駅と西宮駅との間に2年ほど前に「さくら夙川」という駅が誕生した。関西にお住まいの方なら、夙川堤は、桜の名所のひとつとしても、知る人ぞ知る世界である。
駅の名前も「さくら」の花にあやかってつけられた。今年は開花時期が早いと言うから、あと2週間もすれば堤一杯に花を咲かせて多くのさくらフアンを楽しませてくれることだろう。
同窓のT氏と駅前で午後1時に待ち合わせしていた。それまでの時間を利用して、神楽町交差点風景をスケッチした。この交差点は、東西に走る国道2号線と南北に建石線が走っている。
国道2号線は神戸と大阪を結ぶ大動脈だから交通量は昔から多い。交差する建石線はT氏の話では阪神淡路大震災のあと拡張され、そのため神楽町界隈の昔の面影はすっかりなくなったそうだ。いまや車社会だから止むを得ない面もあるが、道路一本で、町の情緒まるごと消してしまうのは誠に寂しい。
交差点手前はMobilガソリンスタンドである。その奥に柴田クリニックの建物が、眼に飛び込んでくる。院長の柴田先生は、特に気管支喘息、乳児湿疹などの小児アレルギーの専門医である。
子供の目線で診察してくれる先生として親御さんの絶大な信頼を受けているとよく聞く。
たまたま柴田先生は中学高校でクラスを共にした。こころやさしいところは少年時代そのままである。一度、建物をスケッチしたいと思っていた。図らずも本日それが実現して、自画自賛している次第である。(了)