ワンちゃん (1) (2) (3) (4) (5)
腰湯でワンちゃんの心臓の雑音が消えていた。
≪下記はワンちゃんの飼い主の方が当院で話して下さった内容です≫
洗面器で炭酸温泉に浸かっているヨークャテリアのワンちゃん(写真左)は現在3キロ。生まれつき心雑音があり、心臓も肥大していて通常の1.5倍の大きさでした。アチコチの病院に通いながら、なんとか3歳にはなったのですが、腎臓も弱く結石が出来たりと病弱で、別の獣医さん(奈良県)で1月26日に再検査をしたところ、胃と肝臓をつなぐ血管にも問題があることが判明しました。
精密検査の結果、先天的な血管の奇形(門脈シャント)と判り、肝臓へ行く血管が後静脈につながっているということで、開腹手術をすることになりましたが、「手術に心臓が耐えられるのか」「麻酔から目覚めることができるのか」という不安材料がありました。
さらに検査を進めたところ、心臓は肥大しているのですが、驚くことに心雑音が消えていたのです。
今まで二件の獣医さんで、生後6ヶ月から心雑音が有ると言われ続け、心臓の薬を飲ませていたのに、3ヶ月間炭酸温泉で腰湯をさせていたのが効いたようで、新雑音が消えていたのです。そこで奥様はワンちゃんが炭酸温泉で足浴と腰湯していることを獣医さんに話したそうです。獣医さんは「これだけ心臓が肥大しているのに、心雑音が無いのは不思議だ?」と言っておられました。この奥様も炭酸温泉で足浴をして、ご自身の心臓の調子が良くなっていったので、ワンちゃんの心臓も良くなったのだと言っておられました。
心雑音が無いので手術が可能ということになり開腹したところ、血管が奇静脈にもつながっていて、血管が三つの枝に分かれていました。通常なら「胃⇒血管⇒肝臓⇒血管⇒全身」の順に血液が流れるのですが、このワンちゃんは「胃⇒血管⇒肝臓」の血管が三つの枝に分かれていて、肝臓で処理されるはずの不純物が、胃から全身の静脈に流れていたそうです。ですから全身の血液が汚れてしまい、病弱になっていたそうです。そこで不要な静脈(二本の枝)を、縛り具合が調整できるクリップで留めて、胃と肝臓を一本の血管にし、血液を正常な流れにする手術を受けました。手術は成功し、獣医さんから「今後は結石(酸性尿酸アンモニウム結石)も溜まらないだろう」と言われました。
退院後は病人食(病犬食)ですが、1ヶ月後に胆汁酸検査して、その結果しだいで一般食に戻す予定になっています。血管が奇形だったため、ワンちゃんの肝臓の大きさは通常の3分の2しかないけれど、(この手術のあと肝臓が成長して大きくなるかどうかは不明)、家に帰ってからは、今まで見たこともないくらい元気に走り回っています。この手術の前の検査で腎臓も異常なしと言われ、炭酸温泉腰湯の効果に私達も驚いています。
飼い主曰く「炭酸温泉で、ワンちゃんの心雑音も、体臭も消えて、良かったです」
「これで将来的にかかるワンちゃんの医療費が軽減できました」
2009年2月28日
(記)自作炭酸温泉同好会・代表・ばーば佐智子
腰湯でワンちゃんの心臓の雑音が消えていた。
≪下記はワンちゃんの飼い主の方が当院で話して下さった内容です≫
洗面器で炭酸温泉に浸かっているヨークャテリアのワンちゃん(写真左)は現在3キロ。生まれつき心雑音があり、心臓も肥大していて通常の1.5倍の大きさでした。アチコチの病院に通いながら、なんとか3歳にはなったのですが、腎臓も弱く結石が出来たりと病弱で、別の獣医さん(奈良県)で1月26日に再検査をしたところ、胃と肝臓をつなぐ血管にも問題があることが判明しました。
精密検査の結果、先天的な血管の奇形(門脈シャント)と判り、肝臓へ行く血管が後静脈につながっているということで、開腹手術をすることになりましたが、「手術に心臓が耐えられるのか」「麻酔から目覚めることができるのか」という不安材料がありました。
さらに検査を進めたところ、心臓は肥大しているのですが、驚くことに心雑音が消えていたのです。
今まで二件の獣医さんで、生後6ヶ月から心雑音が有ると言われ続け、心臓の薬を飲ませていたのに、3ヶ月間炭酸温泉で腰湯をさせていたのが効いたようで、新雑音が消えていたのです。そこで奥様はワンちゃんが炭酸温泉で足浴と腰湯していることを獣医さんに話したそうです。獣医さんは「これだけ心臓が肥大しているのに、心雑音が無いのは不思議だ?」と言っておられました。この奥様も炭酸温泉で足浴をして、ご自身の心臓の調子が良くなっていったので、ワンちゃんの心臓も良くなったのだと言っておられました。
心雑音が無いので手術が可能ということになり開腹したところ、血管が奇静脈にもつながっていて、血管が三つの枝に分かれていました。通常なら「胃⇒血管⇒肝臓⇒血管⇒全身」の順に血液が流れるのですが、このワンちゃんは「胃⇒血管⇒肝臓」の血管が三つの枝に分かれていて、肝臓で処理されるはずの不純物が、胃から全身の静脈に流れていたそうです。ですから全身の血液が汚れてしまい、病弱になっていたそうです。そこで不要な静脈(二本の枝)を、縛り具合が調整できるクリップで留めて、胃と肝臓を一本の血管にし、血液を正常な流れにする手術を受けました。手術は成功し、獣医さんから「今後は結石(酸性尿酸アンモニウム結石)も溜まらないだろう」と言われました。
退院後は病人食(病犬食)ですが、1ヶ月後に胆汁酸検査して、その結果しだいで一般食に戻す予定になっています。血管が奇形だったため、ワンちゃんの肝臓の大きさは通常の3分の2しかないけれど、(この手術のあと肝臓が成長して大きくなるかどうかは不明)、家に帰ってからは、今まで見たこともないくらい元気に走り回っています。この手術の前の検査で腎臓も異常なしと言われ、炭酸温泉腰湯の効果に私達も驚いています。
飼い主曰く「炭酸温泉で、ワンちゃんの心雑音も、体臭も消えて、良かったです」
「これで将来的にかかるワンちゃんの医療費が軽減できました」
2009年2月28日
(記)自作炭酸温泉同好会・代表・ばーば佐智子