ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

ニューズウイーク日本版最新号を読んで考える(学校で教えてくれない経済学)

2010-02-03 22:40:49 | 経済学
「ジャンパン・アズ・ナンバースリー」というタイトルのニューズウイーク日本版最新号が駅の売店などで販売されている。一人でも多くの日本人、特に若い人が手にとって読んで欲しい。読むだけでなく、小人数でいいから味方・敵に分かれて議論してみて欲しい。

日本人は子供のころからディベート(討論)する習慣が極めて少ない。金太郎飴のようにどこから切っても同じ考えの持ち主の集団が大部分である。大人になっても特に組織の一員になると異を唱えることをよしとしない。直近の相撲協会はその象徴かもしれない。

「ジャパン・アズ・ナンバーワン」を書いた元ハーバード大学教授,エズラ・ボーゲル氏と元東京経済大学教授、周牧之氏との対談が本号の目玉となっている。日米同盟のくだりでは「東シナ海で中国と例えば釣魚島(尖閣諸島)で衝突してもアメリカは日本を支持できないが日本が攻撃されれば別だ」とエズラボー氏は話している。

周氏は「80年代には優秀な中国人が日本に留学に来たが、今はアメリカに行きたがる。これは日本社会が外国人に余りチャンスを与えないことと関係している」。「地方の自主性が少ない。」「日本人は聡明だが小聡明{シァオツォンミン}で中国人の方が大局的だ」と語っている。一方、最近の日本の若者はアメリカどころか海外留学さえ忌避しているようだ。

オバマ大統領の一般教書演説に関連して、アメリカは世界の需要を拡大させる力はない。となると、鍵を握るのは米ドルと書き「米ドルが1%下がるとアメリカの輸出額は200億ドル増える」と米ピーターソン国際経済研究所長、フレッド・バークステン氏の見解を紹介していた。ユーロ安から相対的にドルが強く見えるがドル安へ政策転換するかもしれない。

中国に関連した記事では、「巨額のへそくり、2兆4,000億ドルの使い道は、原材料(原油、食糧、鉱物資源)や重要な技術に投資したり、他国への資金援助などを通じて政治的影響力を発揮することが目的だ」(コラムニスト:ロバート・サミュエルソン)と指摘している。

先の対談でボーゲル氏は「日本は50年代から60年代は懸命に外国に学んでいた。その後内向きになり90年代には外国に注意を払わなくなった。日本人同士の意思疎通はスムーズだが、アメリカ人との交流はそれほど得意ではない」と控え目に話している。

ところが、日本人から現状を見れば、日本人同士の意思の疎通さえはかばかしくない。外国人との意思の疎通などは夢のまた夢である。ご婦人は何かと対話している。問題は男だ。特に若者の間で閉塞感が充満していると聞くが、これは少子化以前の大問題であろう。

ドラマの坂本龍馬はいい。今、彼が生きておれば、具体的にどう動いたか考えて欲しい。(了)

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米景気指数好感、NYダウ111ドル高、原油バレル77ドル(学校で教えてくれない経済学)

2010-02-03 10:13:24 | 経済学
2日のNYダウは、12月の米中古販売が予想以上に伸びたことを材料に前日比111ドル高、10,296ドルで取引を終了した。原油、金、プラチナなど商品相場もそろって値上がりした。

NY証券取引所フロア取引責任者、AlanValdes氏は、「最悪の状態だった一年前と比べたら増えるのは当たり前だ。雇用、インフレ、ギリシャの財政破たんなど多くの問題がまだクリアになっていない」と話したと今朝のWSJ紙電子版は紹介していた。

ボルカ―元FRB議長が米新規金融規制案について投資銀行と商業銀行との垣根を明確にする点で具体的に触れなかったことでウオール街に安心感が生まれたことも今朝のNYダウ反発を助けたとテレビ東京に出演したあるコメンテーターは解説していた。

豪州準備銀行が2日、利上げを見送ったことで豪州ドルが売られた。円安を見込んで豪ドルを買った投資家は当てが外れたであろう。一方、豪州株式市場は、鉱山株のRioTinto5.3%高などがリードして値上がりした。中国が準備率を引き上げたことで豪州金融当局が利上げを見送ったと見られている。人間だと思うと間違う。水鳥だと見ておくと分かり易い。

この日のNYダウ上昇にはアルコア株2.3%高、アメリカンエクスプレス2.1%高が貢献した。アルコアはCitiグループが当社の格付けをホールド(持続)からバイ(買い)へ引き上げた。後者はバンカメが二ュ―トラル(中立)からバイ(買い)へ引き上げたことが助けたと今朝のWSJ紙は説明していた。

格付け会社は「風見鶏」である。漁師は潮を見る。猟師は風を読むと日本でも昔から言われている。猟師は必ず風下から獲物を狙う。漁師は雲を見て船を出すか出ないかを決める。間違うと命にかかわるからだ。人の話を鵜呑みにして行動する漁師も猟師もいない。

今朝のテレビ東京の番組で出演したあるアナリストがドルの主要通貨に対する指標が上向きに転じている。欧州の金融不安がギリシャに留まらずスペイン、ポルトガルさらには東欧にも波及するとの懸念からユーロが対ドルで値下がりが影響していると解説していた。

2日のNY外国為替市場で、1ドル=90.36~42円、1ユーロ=126.16~23円で比較的安定した取引で推移した。一方、NY原油(WTI)はバレル2.80高、77.23ドルへ大幅上昇した。NY金先物はオンス13ドル高1,117ドル、プラチナも1,578ドルまで値上がりした。
水鳥は、米国の金利上げは当面なしと嗅ぎつけたであろう。豪州の利上げ見送りも効いた。

雨の日に家を買え。水は昔を覚えているからだと昔のひとは教えた。猟師は風を読む。漁師は潮を見る。国会審議の様子を見ていると日本という国の能天気振りがよく分かる。(了)

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オダマキ(スケッチ&コメント)

2010-02-03 01:58:11 | スケッチ



オダマキ

江嵜企画代表・Ken



 神戸三宮に出るとフラワ―ショップ「潤」と画材店「ルナ」をのぞくことが習いとなっている。この日は鉢植えの梅とガ―べラが所狭しと並んでいた。スケッチの材料になにかないかと探していたら、たまたまオダマキという名の花を見つけ、自宅に持ち帰りスケッチした。

 広辞苑でオダマキを引くと「苧環」とあり、①麻糸を中が空洞になるように丸く巻き付けたもの。②キンポウゲ科の多年草。鑑賞用に広く栽培され、高山のミヤマオダマキが原種と出ていた。よく見ると花弁が糸巻きのように見えるから納得した。

 ヤフーを引くと、学名はAquuilegia flabellateという。ラテン語で水を表す「アクア」と集めるというレギアの2語から出来ている。花びらが漏斗(じょうご)のような形になっているとこから命名されたと書いてあった。

 草丈は20~30センチで3~5月が開花期とあった。まだ2月も始まったばかりである。気のせいか、店頭に並べられている姿を見ていると、寒さに震えているようで、正直かわいそうな気がした。

 花色は、赤、桃、白、黄などいろいろある。日本画をやっていなければ、花の名前にも関心が薄くなっていたであろう。昭和天皇は雑草という名の草はないと言われたそうだ。

 日本画家の森田りえ子さんに花の絵の手ほどきを受けた。お陰で散歩しながらもこの花は何と言う名前だろうかといつも思う。それだけでも日本画をならったことに感謝している次第である。(了)

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