ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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希望的観測だけでは生きられない:水鳥からま学ぼう(学校で教えてくれない経済学)

2010-02-24 10:46:51 | 経済学
23日のNY株式市場は1月の米住宅シラ―指数の悪化と2月の米消費者信頼感指数の予想外の落ち込みを嫌気して前日比100ドル安、10,282ドルで取引を終了した。ナスダック、S&P500も値下がりした。原油相場はバレル77ドル台へ反落した。

テレビ東京に出演したコメンテーターは、消費者信頼感指数の大方の予測は55.0だった。それが1月の56.5から46.0%へ大幅に下げた。予想の55.0をも大きく下回ったことが株価下落に影響したと解説していた。

シカゴ日経株価先物指数は前日の大証先物指数を170円強下回った。先のテレビ東京の出演者は原油相場は原油独自のファンダメンタルズを反映していない。投機資金の出し入れで動いている。日経ダウは原油相場にほぼ連動して動いていると解説していた

同番組に出たホリコマネージングキャピタルの堀古英司氏は、過去40年の米株価と米GDPとの相関関係をグラフで示し、米国のGDPが現在2.7%近辺で低迷している。ここを大きく抜け出せない限り米株価の上昇は望めないと話していた。

トヨタリコール問題の公聴会が米下院ではじまった。出席したJamesLentz米トヨタ社長は対応の遅れを謝罪したが、電子系統の故障が事故の原因ではないと証言した。米Cレ込むNNテレビは、2007年トヨタ車で事故が起きた夫婦が証言し、当局に事実関係を報告したが、「うそつき呼ばわりされた」と述べ、涙を流し、絶句する場面を繰り返し流していた。

23日のNY外国為替市場では、米景気指数の悪化を嫌気してドルが対ユーロ、対円ともに売られた。1ドル=90.21~24円、1ユーロ=122円、1ユーロ=1.3514ドルで取引された。
米FRBは公定歩合を0.25% 上げたが、米景況感悪化で米利上げ時期がずれるとの見方が再び高まったことが背景であると見られている。

為替市場では豪ドルが一時、1豪ドル=90円台まで買われていた。現在は1豪ドル=80円である。豪州の昨年末にかけての相次ぐ利上げで投機資金が豪州ドルに流れていた。ところがこれ以上の高値はないとみると説明無しにさっとその場を離れる。

今朝のテレビ東京の番組では冬季オリンピックのフィナーレを飾るフィギュアスケートでは韓国のキム・ヨナ選手をNYタイムズが金メダル最有力と写真入りで伝えていると紹介していた。日本では浅田真央さんへの期待感先行の記事で溢れている。

相場の世界は特に水鳥の行動とよく似ている。激動する環境に対応して、水鳥の方がはるかに地道な生活を送っている。Wishful thinking(希望的観測)だけでは生きられない。(了)

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