ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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国歌を完全に歌ったゴールドメダリストは21%(WSJ調査結果)(学校で教えてくれない経済学)

2010-02-21 22:11:12 | 経済学
バンクーバー冬季オリンピックのゴールドメダリストの内、何人が表彰台で国歌を歌ったかについて先週木曜日までの時点で、WSJの調査結果を20日のWSJ紙が紹介していた。

33人の21.2%が歌詞を全て歌った。18.2%が口をもぐもぐさせて一部だけ歌っていた。60.6%は国歌を全く歌っていなかった。6人のアメリカのゴールドメダリストは口をもぐもぐさせていた。スノーボードのSethWescott選手だけが‘StarSpnagledBanner(星条旗よ永遠なれ)’を完全に歌った。同じスノーボードのShaunWhite選手は全く歌わなかった。

これは驚くべきことではないかもしれない。2004年のハリス調査では、アメリカ人2,200人を調査した結果、61%がアメリカの国歌「星条旗」の全ての言葉を知らなかったと回答している。

スエ―デンのゴールドメダリスト二人は全ての歌詞を歌った。ノルウエ―、オーストリアの選手は全く歌わなかった。韓国ただ一人のゴールドメダリストMoTae-bum選手は歌詞の一部だけ歌っていた。

男女別では、男子の20.0%、女子の15.4%が歌詞の一部を歌っていた。感情面では、女子13人のうち3人が泣いていた。男子は20人とも泣かなかった。地元カナダ最初のゴールドメダリスト、AlexandreBilodeau選手は熱狂的な観衆に盛んに応えていたが、国歌‘O Canada’を歌はなかった。

国歌の歌詞全て歌ったゴールドメダリストを国別で見れば、ドイツ(3人の内2人)、カナダ(3の1)、中国(3の0)、ノルウエ―(3の0)、韓国(3の0)、スイス(6の0)となっていた。

21日までのところ日本選手のゴールドメダリストは出ていない。果たして日本の国歌「君が代」を全歌詞歌うであろうか。日本人は国歌を歌わないか、歌っても口をもぐもぐさせるグループと思っていた。一方、外国人は国歌を歌うものだと思い込んでいた。今回の結果を見て、外国人に対する認識を改めないといけないかもしれない。

一概に言えないだろうが、世界トップレベルのアスリートの世界でも、国に対する意識が、希薄になりつつあるひとつの兆候なのであろうか。日本のメディアにはお目に書かれなかった視点だったことから、今回のWSJ紙の記事を興味深く読んだ次第である。(了)

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米ブライダル産業は節約ムードの中でも生き続けている(学校で教えてくれない経済学)

2010-02-21 06:59:14 | 経済学
「豪華な結婚式には結構お金をかけている」と題して、20日のWSJ紙に、BrettArends
記者は、「ウエディングドレスにいくら使いますか?結婚式にはいくらお金を掛けるべきですか?」で始まる記事を書いていた。

19日の金曜日、ボストンで開かれた、創業1947年、ディスカウント小売Filene’sBasementスポンサーの花嫁衣装特売セールに、多くの若い女性が殺到した。Fileneは、金融危機に見舞われ、NYに本拠をおき全国展開のSYmsに昨年買収された。

Filene社によれば、2年前に起こった経済危機以降、今回のようなセールが始まった。このようなイベントは、アメリカ全土でみれば、3,4年前の38~60%増加した。花嫁の節約志向は年々進み、花嫁衣装は,正札900~9,000ドルを249~649ドルで買えると話した。

節約は花嫁衣装のみならず結婚費用全般に進み始めている。結婚情報ウエッブサイト、Knotによれば、09年の中程度の結婚式費用は、前年比8%安い17,500ドル(ドル90円換算:1,575,000円)だった。

結婚費用の最大項目は披露宴費用である。Knotによれば、最近の傾向として、シュリンプ・カクテルが小ぶりになった。安いワインが増えた。披露宴の平均一人当たり単価は10ドル減り63ドル(ドル90円換算:5,670円)となった。

リセッションの影響で、花嫁の両親の援助が復活した。好景気の時は、若者カップルが両親以上に負担していた。それが現在逆転した。ただ、結婚費用は減ってはいるが、一般に考えられているほど落ちていない。結婚式はとりやめない。ブライダル産業は生き続けている。ブライダル事業は不況に強い。「人々は結婚式に備えて貯金している。結婚式は人生一度のワンタイム・イベントである」とKnot支配人、CarleyRoneyさんは話した。

Roneyさんは、結婚式と言う人生最大のイベントをぶち壊しにしないで費用を節約するヒントを以下列挙した。①キャシュ・バー(アルコールなどを現金で売るバ―)を使わない、②公式の写真は撮らない、③客に追加料理を注文させないことだと話した。

500、1000ドルは簡単に減らせるとして、①ウエディンングケーキを小さくする、②バンドを呼ばずにDJを流す、③結婚式を土曜から平日の夜に替える、④オフ・シーズンを選ぶ、⑤若者のカメラマンを使う。単純に招待客を減らすことが節約に一番だと書いていた。

費用を多く使うひとほど最後まで結婚生活を続けていない。結婚式に使う費用と離婚費用を比較した分析を是非見たいと、皮肉たっぷりにArends記者は記事を結んでいた。(了)

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