ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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上村淳之ギャラリートーク(スケッチ&コメント)

2010-06-13 09:03:20 | スケッチ


上村淳之ギャラリートーク

江嵜企画代表・Ken



 日本画家、上村淳之さんのギャラリートークが12日の午後4時から、なんば高島屋6階画廊で開かれると知り、初めて聞く上村淳之がどんな話しをされるのか、楽しみにして出かけた。どこでどう伝え聞いたのか、会場入りきらないほどの大勢の女性ファンがつめかけていた。

 上村淳之さんは、「奈良遷都1300年」イベントに合わせて再建された大極殿の四神・十二支壁画を完成された。また今年、七十七歳、喜寿を迎えられたことと併せ記念しての個展となったと解説にあった。

 ブルーの明るいトーンのス―ツ姿で上村淳之さんは、「四季花鳥図」(未完成)をバックに会場に現れた。「花鳥画」は、東南アジアだけのものです。日本に軟着陸しました。中国でもいまは退化しました。本来、人も鳥も花も同じ自然の仲間です。いつのまにか人間が中心になり、物を上から見るようになりましたと、上村淳之さんは話しを始められた。

 席のうしろから聞こえる私語が気になった。これはいつものことである。人に注意されずに育つと年齢を経ても関係ない。上村さんのお話を聴き逃すまいと耳をダンボにして聞いた。「自然に導かれて描いてきました。観察する目が成長すれば、絵もより深い世界を見せてくれます。」とひとことひとことかみしめるように話された。

 あとせいぜい十年の命と思いますが、コツコツと日々模索しながら歩んでいきたい。今まで絵を描いてきましたが、恥をかいてきました。少しはましな仕事をしたい。小動物をしっかりつかまえた仕事を続けたいと話された。

 大学1年の時、一年間、写生以外やらされませんでした。今の学校はおかしなことをやっています。鉛筆で書いたあと彩色しました。今朝も南京都へ出かけてささゆりを描いてきました。自然の懸命さに感動しましたと話しはすすんだ。

 日々ひたすら写生をする。生まれて初めて日本画の手ほどきを受けた森田りえ子さんも、今、日本画を教えていただいている猪熊佳子さんも同じことをおっしゃったと、思いながら、上村淳之さんの話を聞いた次第である。

 会場の様子をあわただしくスケッチした。(了)

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