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日本人選手の活躍に感謝、気持一つで景気も、病気も回復する(学校で教えてくれない経済学)

2010-06-26 08:05:27 | 経済学
ワールドカップでの日本チームの活躍を今朝も外国のメディアは絶賛している。特に本田選手の芸術品的なフリーキックや彼は敵のゴールキーパーを欺いて、仲間にチャンスを与えて3点目を手にした頭脳的プレーも高く評価していた。

今朝はお元気そうですねと医者に声をかけられ、すっかりご機嫌になったという患者の話をよく聞く。日本画家の森田りえ子さんは、褒めればブタでも木に登ると、自分は褒められてここまで育ててもらったとしばしばおっしゃる。それにしても日本人は人を褒めない。

いただきものをしてもありがとうと言う人が稀になった。口に出して感謝しないと相手に伝わらないではないか。その一方、自分が言いたいことを言ったあとは、素知らぬ顔、人の話を聞かないと昨日も近くの喫茶店のマスターが話していた。外交ベタは語学の素養がないからではない。人の気持ちに心配り出来ない懐の狭さが影響していると思っている。

経済の世界でも客の心をとらえればその商品は買われる。特に相場の世界では、より素直に出易い。26日、NY原油先物(WTI)相場が、前日比バレル2.61ドル高、79.16ドルで取引された。原油はドル建てで取引される。ドルは対ユーロで1ユーロ=1.2377ドル前後まで値下りした。米国の景気展望に陰りが見え、ゼロ金利長期化の見方が影響している。

カナダトロントで26日からG8が始まった。翌27日はG20も開催される。今朝のNHKBS「おはよう世界」でも、米CNN,独ZDF,英BBCなど欧米のメディアに加え、ロシアRTRもサミット関連のニュースを取り上げた。ロシアとアメリカの親蜜振りの演出が目立つ。

今回のサミットでは、メルケル首相のいう、「財政赤字の負担を将来の子供たちに先送りしてはならない。財政健全化は景気回復と矛盾しない」との考え方と、景気刺激策を最優先すべきとのオバマ大統領との間での対立が際立っている。妥協点を見出せず閉会しそうだ。

米国議会上下両院協議会で金融改革法案が成立した。これを受けて26日、金融株が3%以上値上がりした。お決まりのコースである。金融ロビストが活躍して、金融企業有利に、法案を骨抜きにしたのであろう。規制強化を進めるEUと米国の立場はここでも対立する。

経済も政治も薄皮一枚の際どいせめぎ合いで勝負は決まる。ワールドカップのお陰でサッカーの試合を見るようになった。日ごろの修練の結果が、ここ一番の大舞台で発揮されるのであろうが、球際薄皮一枚の差が勝敗を分けることが素人ながらだんだんわかってきた。

本田選手のFKが決まりよし行けるぞという空気が日本チームに生まれた。気持ち一つで治らぬと思われた病気も回復に向かうことがよくある。日本人選手の活躍に感謝したい。(了)

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