政府の役人が食べる:米PBSテレビ、11日放送ワ―ルドWaveMorningが紹介(学校で教えてくれない経済学)
ヒラリ―・クリントンが2016年、米大統領選、民主党候補に名乗りを上げるか、と今週、NYタイムズ紙が伝えた米ABCテレビ番組、ABCThisWeekを、NHK/BSが、10日午後4時からの討論番組で、放送していた。番組出演者の一人、民主党上院議員は、彼女が出れば圧勝する、予備選も不要だ、と叫んでいた。現在米上院では20人が女性。女性が出ないと大統領選に勝てないという発言も出ていた。先日新しい大統領を選んだばかりのアメリカが、早くも次の大統領選挙を話題にしたことが面白かった。日本で考えられない動きだ。
10日付けのWSJ紙電子版に、「OPEC総会で原油相場の値上りを期待してはならない。」とLiamDeenig記者が書いていた。アメリカでシェ―ルガスの開発が進んでいることが第1、第2には、非OPECの石油生産が増えていること、第3に世界景気悪化で原油全体の需要が落ちていることを挙げていた。10日のNY原油{WTI}相場はバレル85.56ドルで取引を終え、先高感が出ていない。先の記事にはバレル50ドル台への値下がりもありうるとの専門家の見方が紹介されていた。日本の貿易収支は右肩下がりで赤字に向っている。円が売られる材料の一つとなっている。原油、天然ガスの輸入増が背景にある。WSJ紙が足元、原油値下がりの可能性を指摘したことは国民経済的に見れば日本にとって悪い話ではない。
11日朝放送のワ―ルドWaveMorning「世界の扉」コーナーで、米PBSテレビが中国で都市部の人口が農村部のそれを2012年初めて上回った。その結果、豚肉の消費が増え、値段が急騰、干ばつもあり米小麦、トモロコシが急騰した。中国は、豚の餌の70%をアメリカから輸入している。中国の豚肉消費増加は無視できないと伝えたと紹介していた。中国の豚肉の生産は世界の1/2を占める。養豚場の大規模化が急速に進んでいる。それに伴い土地と水不足が深刻化している。汚染水で藻が大量に発生、漁業にも大きな打撃を与えている。一方、肉に赤身を出すために使うクレニブテロ―ルは心臓発作の原因となる。メラニン色素は毒性が極めて高い。ただ、肉を食べることは中国人の長年の憧れだった。特に所得の高い富裕層、軍隊、政府の役人が大量に食べている。この動きは止まらないと結んでいた。
10日、週明けのNY市場では、NYダウは14ドル高、13,169ドルで取引を終えた。「イタリア、モンティ首相辞任発表の影響は軽微だった。11日からの米FOMC会議を注目している。」とワ―ルドWaveMorning「経済情報」出演の三井住友銀行、森谷亨氏は話した。NY為替市場では1ドル=82.35円、1ユーロ=106.55円で取引された。モーニングサテライト出演のシティバンク、尾河眞樹氏は「円買い戻しへ修正の動きだろう。」と解説していた。
その他ワ―ルドWaveMorningでは中国CCTVが中国固有領土釣魚島海域を中国海軍が通常の軍事演習を行ったと伝えた。ドイツZDF,アルジャジ―ラがエジプトでの反大統領デモが緊迫化していると伝えた。EUのノーベル平和賞授賞式に英首相は欠席した。日本人には外国の動きに無関心な人が多い。なるようにしかならぬと高をくくっているのだろう。(了)
ヒラリ―・クリントンが2016年、米大統領選、民主党候補に名乗りを上げるか、と今週、NYタイムズ紙が伝えた米ABCテレビ番組、ABCThisWeekを、NHK/BSが、10日午後4時からの討論番組で、放送していた。番組出演者の一人、民主党上院議員は、彼女が出れば圧勝する、予備選も不要だ、と叫んでいた。現在米上院では20人が女性。女性が出ないと大統領選に勝てないという発言も出ていた。先日新しい大統領を選んだばかりのアメリカが、早くも次の大統領選挙を話題にしたことが面白かった。日本で考えられない動きだ。
10日付けのWSJ紙電子版に、「OPEC総会で原油相場の値上りを期待してはならない。」とLiamDeenig記者が書いていた。アメリカでシェ―ルガスの開発が進んでいることが第1、第2には、非OPECの石油生産が増えていること、第3に世界景気悪化で原油全体の需要が落ちていることを挙げていた。10日のNY原油{WTI}相場はバレル85.56ドルで取引を終え、先高感が出ていない。先の記事にはバレル50ドル台への値下がりもありうるとの専門家の見方が紹介されていた。日本の貿易収支は右肩下がりで赤字に向っている。円が売られる材料の一つとなっている。原油、天然ガスの輸入増が背景にある。WSJ紙が足元、原油値下がりの可能性を指摘したことは国民経済的に見れば日本にとって悪い話ではない。
11日朝放送のワ―ルドWaveMorning「世界の扉」コーナーで、米PBSテレビが中国で都市部の人口が農村部のそれを2012年初めて上回った。その結果、豚肉の消費が増え、値段が急騰、干ばつもあり米小麦、トモロコシが急騰した。中国は、豚の餌の70%をアメリカから輸入している。中国の豚肉消費増加は無視できないと伝えたと紹介していた。中国の豚肉の生産は世界の1/2を占める。養豚場の大規模化が急速に進んでいる。それに伴い土地と水不足が深刻化している。汚染水で藻が大量に発生、漁業にも大きな打撃を与えている。一方、肉に赤身を出すために使うクレニブテロ―ルは心臓発作の原因となる。メラニン色素は毒性が極めて高い。ただ、肉を食べることは中国人の長年の憧れだった。特に所得の高い富裕層、軍隊、政府の役人が大量に食べている。この動きは止まらないと結んでいた。
10日、週明けのNY市場では、NYダウは14ドル高、13,169ドルで取引を終えた。「イタリア、モンティ首相辞任発表の影響は軽微だった。11日からの米FOMC会議を注目している。」とワ―ルドWaveMorning「経済情報」出演の三井住友銀行、森谷亨氏は話した。NY為替市場では1ドル=82.35円、1ユーロ=106.55円で取引された。モーニングサテライト出演のシティバンク、尾河眞樹氏は「円買い戻しへ修正の動きだろう。」と解説していた。
その他ワ―ルドWaveMorningでは中国CCTVが中国固有領土釣魚島海域を中国海軍が通常の軍事演習を行ったと伝えた。ドイツZDF,アルジャジ―ラがエジプトでの反大統領デモが緊迫化していると伝えた。EUのノーベル平和賞授賞式に英首相は欠席した。日本人には外国の動きに無関心な人が多い。なるようにしかならぬと高をくくっているのだろう。(了)