ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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27日、NY為替、1ドル=86円、1ユーロ=114円、円売り進む、アベノミックス底流で続く

2012-12-28 10:02:27 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


日銀総裁候補の一人、岩田一政氏(日本経済研究センター理事長)が、28日朝5時45分のモーニングサテライト番組のインタビューで、「私は1995年の行き過ぎた円高が日本のデフレの一番大きな原因だと考える。」と発言していた。また、同番組に出演した堀古英司氏は、2013年予想として、①米「財政の崖」は、1月中旬に暫定合意、②ドル/円は円安が進み95円へ、③アメリカ株は約10% 上昇と話していた。当り前だが、ただしと、堀古氏は、「あくまで私個人の考えだ。リスクは皆様のご判断にあります。」とクギを差していた。

同番組に出演した吉崎達彦氏(双日総研)は「今年末の1ドル=86円は正直驚いている。全く予想していなかった。日本の輸入が年間70兆円、輸出60兆円、日本の貿易パターンが全く変わってしまった。」とコメントしていた。吉崎氏は「来年7月の参議院選では一人区でどうなるかだ。そのあと3年間日本には選挙がない。参院選がアベノミックスの成果を決める。」と話していた。7時台放送のワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演した大和証券キャピタルマ―ケッツアメリカ、山口秀宣氏は「財政の崖をクリアすれば、アメリカ経済は緩やかな成長を続ける。もっとも重要な事項は雇用回復。住宅、自動車が指標となる。米企業の設備投資を注目している。NYダウは3月までは12,000~13,000ドル、年末に向けては13,000~15,000ドルを想定している。ドル/円相場は90円を超える。」と予測していた。

予想は外れるためにあるという言葉がある。年末から年始にかけて様々な立場で様々なひとが2013年を予想し、さぞ、賑やかなことだろう。27日のNY外国為替市場では、1ドル=86.10円、1ユーロ=114.00円で取引された。27日、NY市場では、NYダウは財政の崖を巡って、リード上院院内総務が合意は難しいと発言後一時150ドル以上下げた。あと12月30日に米議会が招集されると伝わり反転、結局前日比18ドル安、13,096ドルで取引を終えた。NY原油はバレル90.87ドル、NY金はオンス1,662ドルと小動きだった。

朝7時放送の米ABCニュースは「米議会で協議が続けられる見通しだが、仮に年内合意が出来てもスケジュール上、1月法案成立は期待できない。」と解説していた。今朝6時放送のドイツZDFは冒頭に米財政の崖問題を取り上げ「財政の崖から転落すればアメリカは5,000億ドルを一気に失う。世界経済、ドイツ経済にも当然影響してくる。ドイツでも燃料費が上がる。金融、保険、雇用様々な場面での将来の生活に対する備えが求められる。」と注意を呼びかけていた。ドイツZDFは2013年1月20日行われるニ―ダ-ザクセン州選挙を取り上げ来秋の総選挙の試金石と見られていると解説していた。ユーロ危機は、今朝のワ―ルドWaveMorning世界10大ニューストップだった。ユーロ危機は収まっていない。メルケル首相次第との評価だが、その意味からもドイツ州選挙からも目が離せないだろう。

地球は一つ。世界の動きに関心を少しでも持ってくれる若者が多く育って欲しい。(了)

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