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13日NY為替、1ドル=83.63円、1ユーロ=109.34円、一貫した円買いの時代は終わった:13日付けWSJ紙電子版

2012-12-14 11:25:05 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


日本円がユーロに代わって、ここ3年初めて、「通貨・売り銘柄」トップに顔を出したと12日付けWSJ紙電子版でNicoleHongMatthewWalter記者連名の記事を載せた。円は安全パイとして買いを集めていた。一方、ユーロは、ギリシアのユーロ離脱を材料に売りを集めていた。今や投資家の見方が逆転した。日本は総選挙後、自民党指導で金融緩和を積極的に進める。日本の貿易収支は赤字に向かう。一方、ギリシャの財政赤字はGDPの124%であるが、EU支援決定により改善に向かう。日本の財政赤字は、GDPの200%を超えている。財政赤字は増加を続ける。」と書いた。13日付けのWSJ紙電子版は「13日のEU財務相会議で、12月から来年3月にかけて総額491億ユーロ拠出{12月344億、1月92億、2月28億、3月28億}を決議した。ギリシャのユーロ離脱はなくなった。」と報じた。

先の12日付けのWSJ紙に戻す。「モルガンスタンレー、ドイツ銀行、RBSは共に2013年に1ドル=90円を予測している。「ヨーロッパは財政破綻のテーブルから去った。代わって日本円がテーブルに置かれた。2013年は「一貫した円高(persistent strength)」時代の終わりの始まり(beginning of the end)」となる。」と、MichaelMata,ING Global Bond Fund,資産運用マネジャーは話した。」と書いた。14日朝7時台のワ―ルドWaveMorning「経済情報」出演の大和証券キャピタルマ―ケッツアメリカ、シュナイダ―恵子氏は「来週、日銀は金融緩和を発表するだろう。日本の貿易収支は悪化する。総選挙後、日本の政局は混乱する。円買いのトレンドは終った。円売りへ流れが変わった。」と話していた。

13日、NY株式市場では、NYダウ、ナスダックともに値下がりした。NYダウは、前日比74ドル安、13,170ドルで取引を終えた。「11月の米小売り高が0.7% 増加、失業保険申請件数が予想以上に減少したが、米下院べ―ナ―議長がオバマ大統領は財政の崖問題について真剣でないと発言したあと売りに転じた。」と先のシュナイダ―恵子氏は解説した。6時台放送のブルームバーグの番組では、べ―ナ―議長が午後5時(日本時間、14日午前
9時)にオバマ大統領と会談を予定していると伝え、財政の崖問題解決に含みを持たせた解説をしていた。NY為替市場で1ドル=83.63円、1ユーロ=109.34円で取引された。WSJ 紙電子版に、米時間午後5時のオバマ・べ―ナ―会談を伝えた。政治家は自分が譲歩して解決したと見せたくない。成功すれば自分の手柄にしたがる。いずこも同じ秋の夕暮れ。政治が絡むと、常に不幸なのは事実をありのままに知らされることがない一般市民である。

今朝放送の英BBCから2つ。ひとつはエリザベス女王夫妻がイングランド銀行訪問し「今後も金融不安は起こらないのですか」と質問され、銀行がことばに窮した場面。今一つはシェ―ルガス破砕をめぐりランカシャーで、「雇用機会創出で賛成・環境破壊で反対」で世論が二分されている様子。当然誰かが仕組んだのであろうが、女王陛下を英国の中央銀行に登場させて金融問題を国民に伝える。一方、シェールガス革命が世界を席巻している。日本はエネルギー問題を正面から取り上げない。彼我の国民のレベルの差を痛感する。(了)

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