
春日さん、神戸市六甲
江嵜企画代表・Ken
横屋八幡さんの氏子代表の母校高校の後輩のKさんに、八幡さんのモデルとして,春日さんの正面から描いた絵を届けたとき、気持ち横から見た絵をもう一枚描いてくれませんか、と注文を受けてから、いつの間にか2ケ月経った。
6月18日に出かけて一枚描いた。どうしても気にいらない。梅雨明け宣言前日の7月7日、猛暑だったが出かけた。神社境内は幸い日蔭だったが、照り返しの暑さは相当なものだった。小1時間、スケッチブックを抱え、立った状態で、集中するのが精いっぱいだった。その時鉛筆デッサンしたものを本日、色をつけて仕上げた。
同じ神社なのに日によって受ける印象が違う。相撲の立会いと同じと言えば、おこがましいが、描こうとしている対象と描き手の呼吸が合わないと絵が描けないことがだんだん分かってきた。
春日さんが描き手の気持ちを受け入れてくれなければ絵は描けない。花の絵の時はいつもそう思う。花にもこころがある。技術以前の問題として、相手が嫌がっているときは絵の仕上がりも良くないような気がする。
何事に限らず、嫌われない程度に、こまめに現場に自ら足を運ぶ。春日さんも今回で4回目になる。今回も、春日さんに満足してもらえる絵ではないと思うが、又涼しくなれば、出かけて描いてみたいと思っている。(了)