ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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「バ―ナンキボストン講演以降、多くがナーバスでなくなってきている。そのことにナーバスになっている」;

2013-07-16 09:48:26 | 経済学
NationalSecurities,WilliamLefkowitz氏,15日付けCNBC電子版(学校で教えてくれない経済学)


中国の2013年4~6月GDPが前年比7.5%増と7月15日、発表された。中国GDPデ―タは予想の範囲内、一方、米国の5月小売り高が予想以下の0.3%増に止まったが、そこそこの中身と受け止め、週明け15日のNYダウは前週末比19ドル高、15,487ドルで取引を終えたと15日付けWSJ紙電子版にAlexandraScaggs記者が書いていた。同日のWSJ紙は別ページで、RichardSilk記者が「中国政府は、インフラ整備、研究開発、中小企業及びサービス部門に政策の重点を移すことを既に決めている。5月の輸出入が共に前年を下回ったことがその一端を表した。中国GDPの鈍化はこの先さらに進むだろう。」と書いていた。

一方、16日朝6時台放送の英BBCは、「国の石油生産は730万BL/日と言われているが、2020年には970万BL/日のサウジアラビアと肩を並べると見られる。カリフォルアでは新しい油田が次々掘削されている。2年前には考えられなかった。コストはかかるが、どんどん新しい技術が開発されてきている。ここ100年、いずれ石油が枯渇すると騒がれて来た。今、様変わりである。油田と隣り合わせに巨大な風力発電基地がある。しかしコストが違い過ぎてカリフォルニアでは石油に勝てない。カリフォル二アで勝てなくてアメリカのどこで風力が勝てるのか。代替エネルギーと石油との戦いははじまったばかりです。」と油田地帯の上空を飛びながらレポートしていた。15日、NY原油相場は先週末比0.3%高、106.32ドルで取引された。NY金相場は、トロイオンス0.5%高、1283.80ドルで取引された。

16日の「世界の扉」コーナーで、「バ―ナンキ発言で、揺れ動く市場」と題してワシントン支局、芳野創記者が「米FRBは、①いつ、どのように、金融利用的緩和を縮小し、②縮小後、ゼロ金利を解除し引き締めに入るかで市場とFRBの駆け引きが続いている。5月末バ-ナンキは、雇用改善をベースに量的緩和のスピードを緩めると発言した。この発言に市場は敏感に反応し、10年物米国債利回りは一時2.7%台へ急騰、新興国市場からアメリカへの資金が一斉に還流を始めた。6月末、ボストンでの講演会で、バ―ナンキは①緩和と縮小は異なる、②引き締めは行わないと発言した。市場に安心感が広がり、10年物国債利周りは2.5%台へ低下、株価は反発した。バ―ナンキ発言が引き続き注目される。」と解説していた。

「世界の扉」直後放送のWaveMorning「経済情報」出演の三井住友銀行、柳谷正人氏は「米小売り高が予想を下回ったが、米長期金利の上昇に沈静化の動きが見られる。米金利上昇の落ち着きは米景気にプラスとなる。一方、ドルの上値を抑える。ドル売り・円買い材料になる。17、18日予定のバ―ナンキ議会証言を注目している。」と解説していた。15日のNY外国為替市場では、1ドル=99.85~87円、1ユーロ=130.47~53円で取引された。

「多くがバ―ナンキ発言後、全くナーバスになっていない。そのことが自分をナーバスにしている。」と、NstionalSecurities,WilliamLefkowitz氏は話したと、15日付けのCNBC電子版が紹介していた。日本でもなにかにつけてナーバスさに欠けて来たことが怖い。(了)

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