23日付けCNBC電子版(学校で教えてくれない経済学)
『どこに消えたか、アメリカンドリーム』のタイトルで、ニ―アル・ファーガソン(ハーバード大学歴史学部教授)が「アメリカでは2000年代半ばに、ごく一部の人間に資産が集中するようになった。こうなった原因は、金融危機を受けてFRB(米連邦準備理事会)が資産価値の押し上げを主要な政策目標にしてきたからだ。」と近着、ニューズウイーク誌日本版に書いていた。「アメリカでは障害者給付の受給も増えている。80年代半ばには人口の1.5%強にすぎなかったが、現在は3.5%近くに達している。アメリカでは4~5歳の時点で貧困層で育った子は、最富裕層の家庭の子に比べて学力に約2年の遅れがある。」と続く。「わたしのアメリカンドリームは「豊かになること」ではなかった。この国に来たのはアメリカの実力主義社会を信じたからだ。オックスフォ―ド大学にいた頃よりも「特権によって入学した学生」は少ないだろうと信じていた。だが、今は、大きな疑念を抱いている。この国は本当に「でかいことのできる国なのだろうか。」という言葉で結んでいた。
24日朝7時台放送のワ―ルドWaveMorningで米abcテレビが、今朝も自分の国の出来ごとのように嬉しさいっぱいで、キャスターや特派員が、ウイリアム王子夫妻の男児を病院前でお披露目する様子を伝え「ウイリアム王子は自分で赤ちゃんを入れた籠を持ち、自ら車に運び、自分で運転席に乗り込みました。」と実況放送していた。英BBCは当然放送していたが、米abcは、英BBCより詳しく細やかに伝え、ウイリアム王子は「彼は肺が丈夫なようだ。大きな声で泣く。彼はありがたいことに、彼女に似ている。名前はまだ決まっていない。出来るだけ早くしたい。」と話す様子を伝えていた。 赤ちゃんの髪の毛に触れ「私より多い。」とウイリアムはジョークを飛ばしたと伝えていた。NHKBSのキャスターは、暗いニュースが多いせいか、イギリスだけでなく、各国が英王室の赤ちゃん誕生という明るいニュースに飛びついたのかもしれないと解説していた。
一方、23日、NY市場では、NYダウは、前日比22ドル高、15,567ドルで取引を終えた。NY外国為替市場では、1ドル=99.54~56円、1ユーロ=131.58~64円で取引された。NY原油(WTI)は、バレル29セント高、107.23ドル、NY金相場は、トロイオンス1.30ドル安、1,335.10ドルだった。債券は売られ、10年物国債の利回りは再び、2.50%台に乗せた。ワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演したみずほ銀行、岩田浩二氏は「為替市場で一時1ドル=100円台までドルが買われたが、その後ドル売り優勢に変わった。アベノミックスの成果を見極めようとしている。日本の消費者物価指数を市場のバロメータとして注目したい。」と解説していた。朝6時台放送の米ブルームバーグは「NYダウは新高値を更新した。このところの株価は、個別企業決算に素直に反応している。」と解説していた。
23日付けのCNBC電子版でKatieHolliday記者が「WTI相場は買われ過ぎだ。6ケ月先バレル90ドル、12ケ月先は同75ドルまで値下りする。NYダウは中国経済の減速を織り込んでいない。原油はNYダウに連動して下げる。」との専門家の予測を掲載していた。(了)
『どこに消えたか、アメリカンドリーム』のタイトルで、ニ―アル・ファーガソン(ハーバード大学歴史学部教授)が「アメリカでは2000年代半ばに、ごく一部の人間に資産が集中するようになった。こうなった原因は、金融危機を受けてFRB(米連邦準備理事会)が資産価値の押し上げを主要な政策目標にしてきたからだ。」と近着、ニューズウイーク誌日本版に書いていた。「アメリカでは障害者給付の受給も増えている。80年代半ばには人口の1.5%強にすぎなかったが、現在は3.5%近くに達している。アメリカでは4~5歳の時点で貧困層で育った子は、最富裕層の家庭の子に比べて学力に約2年の遅れがある。」と続く。「わたしのアメリカンドリームは「豊かになること」ではなかった。この国に来たのはアメリカの実力主義社会を信じたからだ。オックスフォ―ド大学にいた頃よりも「特権によって入学した学生」は少ないだろうと信じていた。だが、今は、大きな疑念を抱いている。この国は本当に「でかいことのできる国なのだろうか。」という言葉で結んでいた。
24日朝7時台放送のワ―ルドWaveMorningで米abcテレビが、今朝も自分の国の出来ごとのように嬉しさいっぱいで、キャスターや特派員が、ウイリアム王子夫妻の男児を病院前でお披露目する様子を伝え「ウイリアム王子は自分で赤ちゃんを入れた籠を持ち、自ら車に運び、自分で運転席に乗り込みました。」と実況放送していた。英BBCは当然放送していたが、米abcは、英BBCより詳しく細やかに伝え、ウイリアム王子は「彼は肺が丈夫なようだ。大きな声で泣く。彼はありがたいことに、彼女に似ている。名前はまだ決まっていない。出来るだけ早くしたい。」と話す様子を伝えていた。 赤ちゃんの髪の毛に触れ「私より多い。」とウイリアムはジョークを飛ばしたと伝えていた。NHKBSのキャスターは、暗いニュースが多いせいか、イギリスだけでなく、各国が英王室の赤ちゃん誕生という明るいニュースに飛びついたのかもしれないと解説していた。
一方、23日、NY市場では、NYダウは、前日比22ドル高、15,567ドルで取引を終えた。NY外国為替市場では、1ドル=99.54~56円、1ユーロ=131.58~64円で取引された。NY原油(WTI)は、バレル29セント高、107.23ドル、NY金相場は、トロイオンス1.30ドル安、1,335.10ドルだった。債券は売られ、10年物国債の利回りは再び、2.50%台に乗せた。ワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演したみずほ銀行、岩田浩二氏は「為替市場で一時1ドル=100円台までドルが買われたが、その後ドル売り優勢に変わった。アベノミックスの成果を見極めようとしている。日本の消費者物価指数を市場のバロメータとして注目したい。」と解説していた。朝6時台放送の米ブルームバーグは「NYダウは新高値を更新した。このところの株価は、個別企業決算に素直に反応している。」と解説していた。
23日付けのCNBC電子版でKatieHolliday記者が「WTI相場は買われ過ぎだ。6ケ月先バレル90ドル、12ケ月先は同75ドルまで値下りする。NYダウは中国経済の減速を織り込んでいない。原油はNYダウに連動して下げる。」との専門家の予測を掲載していた。(了)