ドル買い・円売り進み1ドル=100円突破(学校で教えてくれない経済学)
「経済弱体化で中国は益々危なくなる。国防産業の強化は、重工業における過剰設備問題解消の助けとなる。対外的には、尖閣諸島や南シナ海の領有権問題で、中国は好戦的な姿勢を強めている。中国共産党が国内問題から人民の目をそらすためにやっていると考えた方がわかりやすい。」と近着7月9日付けニューズウイーク(NW)日本版でマーク・デウィ―バ―(クワントラリアン・キャピタル・マネジメント共同設立者)が書いていた。NW誌は別ページで「中国発の金融危機が起こるかもしれない。中国の金融システムのガンは、利益の上がらない工事やプロジェクトに大量のお金を注いでいることだ。返済能力を超えた債務が膨張すれば中国はいずれ行き詰る。」とジェ―ムズ・バーカー記者は書いた。
中国関連のNW最新版記事の中で2つ紹介する。「CIA元職員エドワード・スノーデンが、NSA(米国家安全保障局)の個人情報収集を暴露した事件で、米中関係は危機を迎えたようだ。中国共産党機関紙の人民日報はスノ―デンはワシントンの偽善的な仮面を引き剥がしたと称えた。中国がアメリカの知的財産を盗むのをやめさせることが、ほぼ不可能になったのだ。」とベンジャミン・カールソン記者は書いた。「オーストラリアが中国離れを宣言」の小見出しで「過剰気味の経済を減速させたい中国政府の方針転換が資源投資ブームを終わらせ、資源の国際価格が急落した。与党・労働党党首選で現職ギラ―ドを破ったラッド前首相は「世界経済の回復はなお、足踏み状態にある。中国の資源ブームは終わった。中国が占める割合が非常に大きい事を考えると、私たちはそろそろ新たな道に踏み出さなければならないと語った。」とアンソニー・フェンソム記者は書いた。
3日朝放送のワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演したみずほ銀行、岩田浩二氏は「2日、NY外国為替市場では、ドル全面高の様相を呈した。取引時間半ばに豪州中央銀行の政策金利据え置きを発表を引き金にドル買い・円売りが加速した。一時1ドル=100円台後半まで円売りが進んだ。終値では1ドル=100.58~62円、1ユーロ=130.52~62円で取引された。米10年債利回りは2.471%と比較的落ち着いた中での動きである。金曜発表予定の米6月雇用統計では165,000人増加がコンセンサスであるが、予想外に雇用増となれば、ドル買い・円売りに弾みがつくかもしれない。」と解説していた。3日朝放送のモーニングサテライト出演のHSBC、花生浩介氏は「このところのドル・円相場は日本株と連動している。日本株高が続けば1ドル=100円台相場が定着するだろう。」と解説していた。
21日、NYダウは、前日比43ドル安、14,932ドルで取引を終えた。2日付けWSJ紙電子版でTomiKilgore記者は「金曜日雇用統計発表を控え、エジプトでの反政府デモが軍事衝突に発展するとの懸念から、原油相場が急騰、商い低調の中、高値、前日比74ドル高、安値104ドル安と激しく動いた。NY原油(WTI)はバレル1.6%高、99.60ドル、一時、99.87ドルまであった。NY金相場は1%安、オンス1,243.60ドルだった。」と書いた。海外情報をテレビ、新聞などでただ見聞きしているだけだが、なにやら不気味で落ち着かない。(了)
「経済弱体化で中国は益々危なくなる。国防産業の強化は、重工業における過剰設備問題解消の助けとなる。対外的には、尖閣諸島や南シナ海の領有権問題で、中国は好戦的な姿勢を強めている。中国共産党が国内問題から人民の目をそらすためにやっていると考えた方がわかりやすい。」と近着7月9日付けニューズウイーク(NW)日本版でマーク・デウィ―バ―(クワントラリアン・キャピタル・マネジメント共同設立者)が書いていた。NW誌は別ページで「中国発の金融危機が起こるかもしれない。中国の金融システムのガンは、利益の上がらない工事やプロジェクトに大量のお金を注いでいることだ。返済能力を超えた債務が膨張すれば中国はいずれ行き詰る。」とジェ―ムズ・バーカー記者は書いた。
中国関連のNW最新版記事の中で2つ紹介する。「CIA元職員エドワード・スノーデンが、NSA(米国家安全保障局)の個人情報収集を暴露した事件で、米中関係は危機を迎えたようだ。中国共産党機関紙の人民日報はスノ―デンはワシントンの偽善的な仮面を引き剥がしたと称えた。中国がアメリカの知的財産を盗むのをやめさせることが、ほぼ不可能になったのだ。」とベンジャミン・カールソン記者は書いた。「オーストラリアが中国離れを宣言」の小見出しで「過剰気味の経済を減速させたい中国政府の方針転換が資源投資ブームを終わらせ、資源の国際価格が急落した。与党・労働党党首選で現職ギラ―ドを破ったラッド前首相は「世界経済の回復はなお、足踏み状態にある。中国の資源ブームは終わった。中国が占める割合が非常に大きい事を考えると、私たちはそろそろ新たな道に踏み出さなければならないと語った。」とアンソニー・フェンソム記者は書いた。
3日朝放送のワ―ルドWaveMorning「経済情報」に出演したみずほ銀行、岩田浩二氏は「2日、NY外国為替市場では、ドル全面高の様相を呈した。取引時間半ばに豪州中央銀行の政策金利据え置きを発表を引き金にドル買い・円売りが加速した。一時1ドル=100円台後半まで円売りが進んだ。終値では1ドル=100.58~62円、1ユーロ=130.52~62円で取引された。米10年債利回りは2.471%と比較的落ち着いた中での動きである。金曜発表予定の米6月雇用統計では165,000人増加がコンセンサスであるが、予想外に雇用増となれば、ドル買い・円売りに弾みがつくかもしれない。」と解説していた。3日朝放送のモーニングサテライト出演のHSBC、花生浩介氏は「このところのドル・円相場は日本株と連動している。日本株高が続けば1ドル=100円台相場が定着するだろう。」と解説していた。
21日、NYダウは、前日比43ドル安、14,932ドルで取引を終えた。2日付けWSJ紙電子版でTomiKilgore記者は「金曜日雇用統計発表を控え、エジプトでの反政府デモが軍事衝突に発展するとの懸念から、原油相場が急騰、商い低調の中、高値、前日比74ドル高、安値104ドル安と激しく動いた。NY原油(WTI)はバレル1.6%高、99.60ドル、一時、99.87ドルまであった。NY金相場は1%安、オンス1,243.60ドルだった。」と書いた。海外情報をテレビ、新聞などでただ見聞きしているだけだが、なにやら不気味で落ち着かない。(了)