会談したと伝えられる、G20がも両国とのもつれた糸をほぐすきっかけになって欲しい(学校で教えてくれない経済学)
サンクトペテルブルクで9月5日開かれたG20で各国首脳が様々な形で接触した。開催国ロシアの国営放送、ロシアRTRはG20関連ニュース一色だった。プーチンロシア大統領はG20会議冒頭「本来、G20は世界経済活性化のための会合である。心苦しいことであるが、一部の方からお話しがあり、シリア問題について夕食の時に取り上げることを提案したい。」と話す様子を写していた。ロシアRTRの記者は「シリア問題で、戦争賛成グループと戦争反対グループの二つに分かれている。それぞれが勝手に行動するなら集まる何の意味もないだろう。」と総括していた。中国CCTVはプーチン大統領との会談内容を詳細に紹介、習近平国家主席は「プーチン大統領とはじめてお会いして以来3ケ月しか経っていないが 中ロ両国は50の国家プロジェクトを立ち上げ、あらゆる分野で協調を確認した。極東での洪水被害にお見舞い申し上げる。」と話した。プーチン大統領は洪水の際の中国の協力に感謝、両国はより強力な関係を礎いていきたいと応じた」と紹介していた。
英BBCは冒頭、高速道路での玉突き衝突の事故を時間を割いて報道したあと「G20でシリア問題でコンセンサスを得るのは無理です。」と現地レポートで切り捨てていた。ドイツZDFは「G20は本来経済問題を討議する場であるが、シリア問題が取り上げられることになった。プーチン大統領はアメリカは国際法違反であるとの立場である。メルケル首相は「ドイツは私、外相は、国連の扉を一寸開けるためのリードをします。」と話した。ロシアとアメリカの合意を示唆するものは何もない。シリア問題解決の希望は少ない。ドイツ国民はシリアへの軍事介入に22%が賛成、70% が反対している。」と解説していた。フランスF2はG20関連の報道なし。財政難から、従来年間700億ユーロの大学、高校、中学教育の補助金を大幅削減に踏み切ったことに教育無視だと猛烈反発が出ているが、政府は他に選択肢はないと予算担当官の談話を紹介していた。G20でのフランスの姿勢について、5日付けWSJ紙電子版は「フランスはアサド批難でG20をリードした。」と書いていた。
一方、5日のNY市場では、NYダウは前日比6ドル高、14,937ドルで取引を終えた。6日朝放送の米ブルームバーグは「市場は模様眺めを決め込んだ。全ては金曜発表の8月米雇用統計待ちだ。9月17~18日開催のFOMCで量的金融緩和縮小の中身と次期FRB議長が発表される。」と解説していた。NY原油(WTI)は前日比1.1%高いバレル108.37ドル一方、NY金は同1.2%値下がり、1,373.10ドルだった。米国債が売られ10年物国債の利回りは2.999%へ上昇した。NY外国為替市場では、対円でドルが買われ、7月末来となる1ドル=100.12~16円、米経済統計堅調を受けてドル買い優勢の流れとなり、対ユーロで、日本円は1ユーロ=131.19円で取引された。6日付けWSJ紙は、8月非製造業ISMデータが7月の56から58.9へ予想外に改善した。新規失業保険申請件数も減ったと書いていた。
G20の会場で立ち話だが安倍首相は中国習国家主席、韓国朴大統領と握手を交わし4~5分会談したと伝えられる。G20が日本の対中、韓国との関係改善の糸口になって欲しい。(了)
サンクトペテルブルクで9月5日開かれたG20で各国首脳が様々な形で接触した。開催国ロシアの国営放送、ロシアRTRはG20関連ニュース一色だった。プーチンロシア大統領はG20会議冒頭「本来、G20は世界経済活性化のための会合である。心苦しいことであるが、一部の方からお話しがあり、シリア問題について夕食の時に取り上げることを提案したい。」と話す様子を写していた。ロシアRTRの記者は「シリア問題で、戦争賛成グループと戦争反対グループの二つに分かれている。それぞれが勝手に行動するなら集まる何の意味もないだろう。」と総括していた。中国CCTVはプーチン大統領との会談内容を詳細に紹介、習近平国家主席は「プーチン大統領とはじめてお会いして以来3ケ月しか経っていないが 中ロ両国は50の国家プロジェクトを立ち上げ、あらゆる分野で協調を確認した。極東での洪水被害にお見舞い申し上げる。」と話した。プーチン大統領は洪水の際の中国の協力に感謝、両国はより強力な関係を礎いていきたいと応じた」と紹介していた。
英BBCは冒頭、高速道路での玉突き衝突の事故を時間を割いて報道したあと「G20でシリア問題でコンセンサスを得るのは無理です。」と現地レポートで切り捨てていた。ドイツZDFは「G20は本来経済問題を討議する場であるが、シリア問題が取り上げられることになった。プーチン大統領はアメリカは国際法違反であるとの立場である。メルケル首相は「ドイツは私、外相は、国連の扉を一寸開けるためのリードをします。」と話した。ロシアとアメリカの合意を示唆するものは何もない。シリア問題解決の希望は少ない。ドイツ国民はシリアへの軍事介入に22%が賛成、70% が反対している。」と解説していた。フランスF2はG20関連の報道なし。財政難から、従来年間700億ユーロの大学、高校、中学教育の補助金を大幅削減に踏み切ったことに教育無視だと猛烈反発が出ているが、政府は他に選択肢はないと予算担当官の談話を紹介していた。G20でのフランスの姿勢について、5日付けWSJ紙電子版は「フランスはアサド批難でG20をリードした。」と書いていた。
一方、5日のNY市場では、NYダウは前日比6ドル高、14,937ドルで取引を終えた。6日朝放送の米ブルームバーグは「市場は模様眺めを決め込んだ。全ては金曜発表の8月米雇用統計待ちだ。9月17~18日開催のFOMCで量的金融緩和縮小の中身と次期FRB議長が発表される。」と解説していた。NY原油(WTI)は前日比1.1%高いバレル108.37ドル一方、NY金は同1.2%値下がり、1,373.10ドルだった。米国債が売られ10年物国債の利回りは2.999%へ上昇した。NY外国為替市場では、対円でドルが買われ、7月末来となる1ドル=100.12~16円、米経済統計堅調を受けてドル買い優勢の流れとなり、対ユーロで、日本円は1ユーロ=131.19円で取引された。6日付けWSJ紙は、8月非製造業ISMデータが7月の56から58.9へ予想外に改善した。新規失業保険申請件数も減ったと書いていた。
G20の会場で立ち話だが安倍首相は中国習国家主席、韓国朴大統領と握手を交わし4~5分会談したと伝えられる。G20が日本の対中、韓国との関係改善の糸口になって欲しい。(了)