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FRB政策不安で、NYダウ、3営業日連続下げ、量的緩和据え置き発表後の値上がり分をすべて吐き出す

2013-09-24 10:09:48 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


ドイツ連邦議会選挙で、メルケル首相率いるキリスト教・民主社会同盟が圧勝した。しかし、連立を組んでいた自由党が大敗、メルケル首相は連立政権樹立に向けて動かざるを得なくなった。メルケル首相は「赤(社会民主党)か緑(緑の党)かいずれにしろ連立の相手を決めなければならない」と話したが、難航が予想される。」と24日朝放送のドイツZDFが解説していた。スペインTVEはフランスとドイツの緊密な連携が不可欠だと指摘、スペイン含め南ヨ―ロッパ経済問題に対するドイツの理解に期待したい熱い気持ちが放送ににじみ出ていた。一方、シリア問題では24日から国連総会が始まる。各国首脳がどのような演説を行うか注目される。カタール、アルジャジ―ラは、イランのロハ―ニ大統領の演説が注目されると解説のあと、エジプト暫定政府は、ムスリム同胞団の資産全てを凍結すると発表したと伝えた。エジプト各地で、エジプト政府の軍事クーデターに反対するムスリム同胞団によるデモが23日も行われたと伝えた。

一方、ロシアRTRは24日の放送で、プーチン大統領は、国連総会を控えて、シリアへの武力攻撃は国際法違反であるとアメリカを意識した発言を繰り返していた。ケニア、ナイロビのショッピングモールでの襲撃事件では、イスラム過激派アッシャバ―ブ(al-Shabab)が犯行声明を出した。米ABC,英BBC,ドイツZDF,フランスF2,ロシアRTRすべてが詳しく報道していた。ロシアRTRはプーチン大統領がテロ攻撃に全神経を集中しなければならないと語る様子を伝えていたが、特にソチ冬季オリンピックをま近に控えて、テロ攻撃が懸念される中、プーチン大統領がテロ攻撃に備えてピリピリしている様子を写していた。

23日、週明けのNY市場では、NYダウは先週末比49ドル安、15,401ドルで取引された。24日朝6時台放送の米ブルームバーグは「3営業日連続の下げで、量的金融緩和据え置きというサプライズで上げた分全てを吐きだした。」と解説していた。NY原油(WTI)は1.1%安,バレル103.59ドル,NY金は0.4%安、1,326.90ドルだった。NY外国為替市場ではドルが売られた。1ドル=98.77~81円、1ユーロ=133.28~38円で取引された。米国債が買われ、10年物国債利回りは2.701%へ低下した。24日朝5時45分放送のモーニングサテライト出演の堀古英司氏は「米FRBがいずれ引き締めに向かうことは決まっている。」と話していた。先日のFOMCで緩和据え置きを発表、市場を驚かせた。セントルイス連銀総裁が「FOMC会合では僅差の決定だった」と発言したあと、相場は下げに転じた。23日付けWSJ紙電子版でAlexandraScaggs記者は「FRBがこの先どのように動くか市場は読めないでいる。不安感が3日続けての下げの背景だ。」と書いていた。

22日付けのWSJ紙電子版でJonHilsenrath記者は「イエ―レンはFRBにtougher tone(よりタフな雰囲気)を持ち込むだろう」のタイトルで「彼女は、控えめで地味なアプロ―チのバ―ナンキと対照的だ。多くを要求し、より強硬なリーダーシップをとるだろう。FRBスタッフの多くは「切れ味鋭く物事を効果的に進める人」と評している。」と書いていた。(了)

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