17日、NYダウ、FOMC控え様子見で34ドル高(学校で教えてくれない経済学)
美輪明宏さんが「わたくしは朝起きたら、BS放送で世界のニュ-スをまず見るの。するとどこで何が起き、経済がどうなっているのかがよくわかる。すべて日本にも波及してきているし。そういうこともわかった上で、いろいろ計算していかないと、芸能人は芸能だけやっていればいいわけじゃない。」と、瀬戸内寂聴さん、藤原竜也さんとの対談記事(「婦人公論」、2012.9.22号)で話している。18日朝7時台放送のワ―ルドWaveMorning「世界の扉」でIAEA(国際原子力機関)総会が、160の加盟国代表が参加して、ウイ―ンで9月16日から5日間の日程で開かれ、①フクシマ第1原発汚染水問題、②イラン核開発問題、2つを主要議題として討議されると、佐々一渡、NHKウイ―ン支局長が番組冒頭で解説していた。17日朝のBS放送で、中国CCTVがIAEA総会で天野事務局長の真価が問われていると指摘していたが、筆者は、恥ずかしながら当の番組を見て初めて知った。
18日朝の放送ではシリア問題をロシアRTR、フランスF2,ドイツZDF,カタール、アルジャジ―ラが、国連化学兵器調査団報告書が提出され、舞台が安保理に移された。誰が化学兵器を使用したかについて報告書は明らかにしていない。ドイツZDFは「当の報告書が出たわずか1日あと政府側、反政府側との間で激しい戦闘が繰り広げられた。シリア内戦は益々エスカ―レトしている。シリア難民は200万を超えたと見られる」と伝えた。ロシアRTRはプーチン大統領がソチ冬期オリンピック開催を目前に控えて、工事が当初の目標通り進んでいないことで、責任者を前に厳しい口調で活を入れる映像を流した後で、シリア問題では、より時間を割き、「欧米はシリアで使われた化学兵器はロシア製だと批難している。旧ソ連時代に製造されたもので濡れ衣だ」と抗弁していた。アルジャジ―ラは「国連安保理は全く機能していない。そのことこそが問題だ。」と先行きを深刻に憂慮していた。
英BBCはシリア問題はなし。カメロン首相と連立を組むクレッグ副首相がインタビューで「わが党は勝った側と連立を組む。相手が労働党であれ、保守党であれ関係ない。有権者の支持に従う。国民が政治家にやれということをやる。」と答え「あなたは首相になる気はないのかと。」との問いに「はい。2015年5月までそうです。」とあっけらかんと答えていた。当の番組はイギリスの公立小学校で3年まで学校給食を無料化する。「年400ポンド(64,000円)助かる。」と答える主婦の声を流していた。この手の番組は政府のキャンペーンであろう。プーチン大統領の先のロシアRTRの場面も政府キャンペーンの一環であろう。それぞれの政府が何を表に出そうとしているか。それ自体が反面教師であるから面白い。
一方、17日、NY市場では、17~18日開催のFOMCを控え様子見、NYダウは前日比34ドル高、15,529ドルで取引を終えた。NY原油(WTI)は,シリア情勢沈静化を受けて下げバレル105.42ドル、NY金もオンス1,309.50へ値下がりした。NY外国為替市場では1ドル=99.14~16円、1ユーロ=132.41~47円だった。10年物米国債の利回りは2.850%へ低下した。相場の動きは体で言えばオデキや蕁麻疹のようなものだ。何かを示唆している。(了)
美輪明宏さんが「わたくしは朝起きたら、BS放送で世界のニュ-スをまず見るの。するとどこで何が起き、経済がどうなっているのかがよくわかる。すべて日本にも波及してきているし。そういうこともわかった上で、いろいろ計算していかないと、芸能人は芸能だけやっていればいいわけじゃない。」と、瀬戸内寂聴さん、藤原竜也さんとの対談記事(「婦人公論」、2012.9.22号)で話している。18日朝7時台放送のワ―ルドWaveMorning「世界の扉」でIAEA(国際原子力機関)総会が、160の加盟国代表が参加して、ウイ―ンで9月16日から5日間の日程で開かれ、①フクシマ第1原発汚染水問題、②イラン核開発問題、2つを主要議題として討議されると、佐々一渡、NHKウイ―ン支局長が番組冒頭で解説していた。17日朝のBS放送で、中国CCTVがIAEA総会で天野事務局長の真価が問われていると指摘していたが、筆者は、恥ずかしながら当の番組を見て初めて知った。
18日朝の放送ではシリア問題をロシアRTR、フランスF2,ドイツZDF,カタール、アルジャジ―ラが、国連化学兵器調査団報告書が提出され、舞台が安保理に移された。誰が化学兵器を使用したかについて報告書は明らかにしていない。ドイツZDFは「当の報告書が出たわずか1日あと政府側、反政府側との間で激しい戦闘が繰り広げられた。シリア内戦は益々エスカ―レトしている。シリア難民は200万を超えたと見られる」と伝えた。ロシアRTRはプーチン大統領がソチ冬期オリンピック開催を目前に控えて、工事が当初の目標通り進んでいないことで、責任者を前に厳しい口調で活を入れる映像を流した後で、シリア問題では、より時間を割き、「欧米はシリアで使われた化学兵器はロシア製だと批難している。旧ソ連時代に製造されたもので濡れ衣だ」と抗弁していた。アルジャジ―ラは「国連安保理は全く機能していない。そのことこそが問題だ。」と先行きを深刻に憂慮していた。
英BBCはシリア問題はなし。カメロン首相と連立を組むクレッグ副首相がインタビューで「わが党は勝った側と連立を組む。相手が労働党であれ、保守党であれ関係ない。有権者の支持に従う。国民が政治家にやれということをやる。」と答え「あなたは首相になる気はないのかと。」との問いに「はい。2015年5月までそうです。」とあっけらかんと答えていた。当の番組はイギリスの公立小学校で3年まで学校給食を無料化する。「年400ポンド(64,000円)助かる。」と答える主婦の声を流していた。この手の番組は政府のキャンペーンであろう。プーチン大統領の先のロシアRTRの場面も政府キャンペーンの一環であろう。それぞれの政府が何を表に出そうとしているか。それ自体が反面教師であるから面白い。
一方、17日、NY市場では、17~18日開催のFOMCを控え様子見、NYダウは前日比34ドル高、15,529ドルで取引を終えた。NY原油(WTI)は,シリア情勢沈静化を受けて下げバレル105.42ドル、NY金もオンス1,309.50へ値下がりした。NY外国為替市場では1ドル=99.14~16円、1ユーロ=132.41~47円だった。10年物米国債の利回りは2.850%へ低下した。相場の動きは体で言えばオデキや蕁麻疹のようなものだ。何かを示唆している。(了)