ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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セントルイス連銀総裁、「緩和縮小も十分ありうる」との発言受けてNYダウ185ドル安、

2013-09-21 10:31:46 | 経済学
米FRB政策に不安感(学校で教えてくれない経済学)


ドイツ総選挙が9月22日が行われる。9月21日朝放送のスペインTVEは「メルケル率いるキリスト教民主社会同盟は圧倒的だが与党全体では与党45.5野党44.5と拮抗している。予断を許さぬ情勢だ。メルケルは野党との連立も視野に入れなければならないかもしれない。」と伝えていた。21日付けWSJ紙電子版でAntonTroianovski記者は「メルケルは、いまや、ヨーロッパ全体の指導者になった。しかし、経済は健康だが、ドイツは国内にエネルギーコスト、老朽化した道路、教育格差など様々な問題の修復を迫られている。ドイツ経団連、DieterSchweer会長は「ドイツは過去の遺産のままで今生きている」とメルケルに苦言を呈していると書いていた。一方、記事の終わりに「ドイツ国民の70% がメルケル首相を支持している。メルケルは御主人に朝食を用意する。それを一緒に食べる。それが楽しみ。野菜などの食材は近くのいつもと同じスパーで買うとインタビューで答えていた。」と紹介、ドイツ人はそういうメルケルが大いに気にいっているようだと書いていた。

一方、香港ATVは21日朝の放送で、次期駐日大使に指名されたキャロライン・ケネディ氏は「日本以上に私が役立てる国は思いつかない」と語ったと伝えた後「尖閣諸島は日本の施政下にある。日米安全保障条約が適用される」と語った。これを受けて中国外務省コ―ライ報道官は「領有権問題でアメリカは中立だと言っている。今回の発言は中国の主権の侵害だ」と述べたと紹介した。キャロライン・ケネディ氏は日本ではケネディ元大統領の愛娘としても人気が高い。昨日のケネディ氏の発言を日本では手離しで歓迎している。
誰が大使になるかどうかはどこの国でも最大の関心事である。ところで、先のメルケル首相は就任後一度も日本を訪れていない。ドイツ駐在日本大使の声を是非聞かせて欲しい。

9月20日、NY市場では、NYダウが前日比185ドル安、15,451ドルへ急落した。21日朝放送の米ブルームバーグは「米国議会で債務上限問題で紛糾していることから再びアメリカの財政不安が出て来た。先のFOMCで緩和縮小を先延ばしした。マ―ケットは緩和縮小をほぼ織り込んでいた。見通しが外れてマ―ケットはいまジレンマにある。全体は下げたが、利益を上げている企業や高配当銘柄は買われている。」などと解説していた。番組に投資家のウオ―レン・バケット氏が出て来て「FRBは史上最大のヘッジファンドだ。」と痛烈に非難していた。FRBを中立にして公明正大な中央銀行だと思い込むと間違う。

20日、NY原油(WTI)はバレル1.72ドル安、104.67ドル、NY金はオンス36ドル安1,332.50ドルへ急落した。NY外国為替市場では、1ドル=99.30~32円、1ユーロ=134.28~546円で取引された。相場の世界は人の心の鏡である。わずか一日違いと思えぬ激しい動きをした。20日のNYダウ急落では、米セントルイス連銀総裁が「米FRBは量的金融緩和縮小に踏み切ることも十分ありうると語ったことが下げの引き金だった」とワ―ルドWaveMorning「経済情報」出演の三菱東京UFJ銀行、岩岡聰樹氏がコメントしていた。水鳥の羽音に驚く典型的なケースだろう。動物が方向感覚を失うことが一番危ない。(了)

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