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日本のガソリン店頭価格10週連続上昇、NY原油先物相場、5営業日続落(学区で教えてくれない経済学)

2014-07-03 11:04:48 | 経済学
NY原油(WTI)先物相場が7月2日、バレル104.48ドルへ5営業日連続で値下がりした。一方、日本のガソリンの店頭価格は、6月30日時点でリッター168.4円へ10週連続で値上がりしたと7月2日、資源エネルギー庁が発表した。NY原油相場はイラク情勢の緊迫化を材料に約5%値上りした。イラク情勢は益々混迷化の様相を呈していると伝えられる。そのさなかにNY原油相場は値下がりをはじめた。「今回のガソリン価格に反映された原油相場は6月17~23日期間の価格でリッター2.1円上昇していた。今後のガソリン価格に反映される6月24~30日の原油価格は前の週より0.6円下がっている。」と7月3日付朝日新聞朝刊経済覧に紹介されていた。2日のNY原油相場はWTIと重質油ドバイ原油ともに5
営業日続落している。イラク紛争が激化、先行き予断許されないとされる中なぜ原油相場が下げに転じたのか。近着ニューズウイーク誌は「アメリカのシエールガス価格革命が背景にあるからだ。世界の原油生産は増加を続けている。」と明快に書いていた。

相場は物知りだから「イラク情勢など地政学的リスクはひとまず織り込まれた」と判断したのかもしれない。むしろ日本のガソリン相場にはドル円相場の動きにより敏感に反応するだろう。日本ではドル高円安を喜ぶ傾向が強い。2日、10年物米国債利回りは2.628%まで上昇した。ドルが買われ、NY外国為替市場では、1ドル=101.78~79円、1ユーロ=138.97~07円で取引された。アメリカ時間7月3日(日本時間7月4日、午後9時30分)、6月の米雇用統計が発表される。イエレン米FRB議長は7月2日講演で「金融市場の規制監督の必要性」を強調したが、インフレに対する利上げ効果には消極的発言を繰り返した。一方、2日のNY株式市場は、最高値を更新したが様子見、前日比20ドル高、16,976ドルにとどまった。米国経済に強いシグナルが6月米雇用統計に出れば、ウオール街は警戒体勢に入るだろうと3日朝6時台放送の米ブルームバーグ出演の米投資顧問会社幹部は話していた。NHK/BS「経済情報」出演の米国みずほ証券、坂本太郎氏は為替見通しについて「米雇用統計を注目している。強いデータが出ればドル高円安に向かう。」と発言していた。

7月3日放送のワールドニュースでは韓国KBSが習近平中国国家主席の3日韓国朴大統領との首脳会談で①北の非核化、②日本の右傾化、③ウオン、中国元の自由化問題が主たる議題に上がっている。北は習主席の韓国訪問をけん制してロケット2発を飛ばした。今回の習主席の韓国訪問は今後の北の出方に影響を与えるだろうと解説していた。韓国KBSは朴大統領は習主席訪韓に先立ち中国CCTVに単独出演「日本政府は河野談話をないがしろにした。日本での一部の右傾化の動きは許されない。」と語ったと紹介していた。一方、中国CCTVはポールソン米元財務長官と習主席との会談の様子を詳しく紹介、7月9~10日に開かれる中米戦略会議ではより突込んだ話し合いを予定していると報じていた。その他のニュースではインドNTVが「前政権時代、アメリカはインドをスパイしていたと2日のワシントンポスト紙が報じた。モディ首相の9月のアメリカ訪問を前に実にタイミングが悪い。インド訪問中のマケイン米上院議員は予定記者会見をキャンセルした。」と伝えた。(了)

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