ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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ECB金融緩和開始で一時、1ユーロ=1.05ドル台へ下落、欧州株軒並み高、NY株は様子見

2015-03-12 10:10:54 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


欧州の国債が買われ、利回りが過去最低の国債が続出している。3月11日、フランス国債が3日続伸して仏10年物国債利回りが一時、1990年以来最低の0.459%を記録した。スペイン、イタリア、フィンランド、オーストリア国債利回りも過去最低を記録した。ECB(欧州中央銀行)が3月9日から1兆1,000億ユーロ(約143兆円)規模の債券購入プログラムを開始したことがきっかけだ」と11日付ブル‐ムバーグ電子版でEaheNelson記者が書いた。欧州株が11日、6週ぶり大幅高となった。ユーロが対ドルで12年振りの安値を付けたことが背景だ。特にフランス株、ドイツ株が上げた。ドイツ株は史上最高値を更新した。「ユーロがものすごい勢いで下落している。欧州は輸出主導の経済圏なので、欧州企業の利益の伸びが大きくなるだろう。」とマニュライフ・アセットマネジメント、デービッド・ハッセイ氏は話した。」とブルームバーグ、SofiaHorta e Costa 記者が書いた。

大西洋を越えてNY外国為替市場でも一段とユーロ安が進んだ。ECBによる金融緩和開始のベルが鳴り、ユーロが連日対ドルで安値を更新、ユーロは一時、1ドル=1.051ドルまで下げた。ユーロは対ドルで年初から12.8%下げた。『かなり急激な動きだ。米国の金融引き締め見通しに対してユーロは緩和する。それが債券相場にも反映した。』とウエルズ・ファーゴ・ストラテジスト、エリック・ピロリア氏は話した。ユーロは対円でも下げ、一時、1ユーロ=128.10円まであった。円は対ドルで小幅下げ、1ドル=121.45円で取引された。ドラギECB総裁はフランクフルトでの会合で「ECBは金融政策を活用してインフレ率を目標に沿った水準に安定させることが可能であり、そうするつもりだ。」と語った、とブルームバーグでLukanyoMnyanda記者は書いた。

11日、NY株式市場では、様子見気分が強く、NYダウは前日比27ドル安、17,635ドルと続落した。NY原油先物市場では米国内の原油在庫が再び増加した結果、WTIは2週間ぶりの安値のバレル48.17ドルへ下落した。一方、ロンドン北海ブレントはバレル57.54ドルへ値上がりした。その他NY商品市場では金相場がオンス1,150.70ドルへ続落した。NY銅が世界最大の銅消費国である中国需要減退懸念からポンド2.606ドルへ値下がりした。11日中国が発表した今年1~2月の工業生産、都市部固定資産投資、小売り高がいずれも市場の予想を下回り、今年に入ってからも中国経済が目標を下回って推移していることが懸念されたとブルームバーグでJoeDeaux記者が書いた。

12日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」ではドイツZDFがギリシャ議会でアテネなどにあるドイツ資産を没収すべきだとの意見が相次いでいる。トリスプラス首相も同意見である。賠償総額3,320億ユーロ(約42兆円)に上るとギリシャは主張しているが、国際裁判所の裁定により戦後処理は終わっているとの立場だ。ギリシャは救済との交渉材料にしていると解説していた。韓国は歴史認識と併せ、日本との間で戦後処理は終わっていないと主張している。韓国は先日来日のドイツメルケル首相発言にも敏感に反応していた。(了)

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田中和人作陶展:阪急うめだ本店,7階画廊(スケッチ&コメント)

2015-03-12 07:54:44 | スケッチ


田中和人作陶展:阪急うめだ本店,7階画廊

江嵜企画代表・Ken


田中和人作陶展が3月11~17日間、阪急うめだ7階画廊で開催されており、
楽しみにして出かけた。ここ数日関西も日中に小雪がちらつく寒い日が続いて
いるが、大阪キタ界隈にはこの日も大勢の人が出ていた。

 会場に着くや、田中和人さんがいつも通りの柔和な笑顔で出迎えてくれた。
氏は母校甲陽学院の45回生で、小生より7年後輩である。しかし、氏の作陶展は
今回で21回目を数える。その道のオーソリティーであるが、毎回斬新な切り口で
意欲的な作品を次々見せてくれる。

 会場中央に用意されたイスに座ったところ、正面に椿と桃の花を生けた大きな
花瓶が目に飛び込んで来た。会場の展示棚には、花瓶、壺、飾り皿、ぐい飲み
など数えきれないほどの作品が披露されていた。

 イスに座るなり失礼も顧みず、挨拶もそこそこに会場の様子をスケッチさせて
いただいた。いつもの流儀で、目の前を通る客をその都度描きこみ、田中氏の姿を
描きこんで仕上げた。

 一息ついたところで、今回の作品について特徴的なことは何かと田中氏に水を
向けた。開口一番「閉じて開ける。」という言葉が飛び出した。「まんまるい形の器
をつくる。そのあと、どこに穴を開けるかが、実に楽しみなんですよ。」と話した。

 一般的には上から穴を開ける。ところが正面に見える花瓶は正面と左右に各1.
合計3つ穴が開いていた。壁にぶら下げてある花さしもそれぞれ穴の場所が微妙に
違っていた。それが独特な味を出しており面白かった。

 余計なはなしだと叱られそうだが、今年の景気はいかがですかと尋ねたら、高額
商品の売り場は混んでいるかもしれないが、我々のようなところは、景気がいいと
いう印象は全くないと答えてくれた。

 確かに外国人観光客が殺到する売り場や地下の食料品売り場は混んでいる。
しかし、デパートの全てのフロアが潤っている印象はこの日もなかった。先日発表さ
れた街角景気判断はやや上向きと出ていたが、本格的な景気回復には到底至っていな
いのかもしれない。

 最寄りにお越しの向きは、田中和人作陶展は3月17日まで開催されており、会場の
阪急梅田本店7階画廊にお運びいただければありがたい。(了)

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