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米FOMC声明文「予想外にハト派的」として、ドル売り進む、一方、NYダウは227ドル高と急反発

2015-03-19 10:47:44 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


チュニジア、バルドー博物館で観光客が武装グループに襲撃され日本人5人を含む19人が死亡した。襲撃犯2人は射殺されたと18日付のロイター電が伝えた。18日付WSJ紙は国営ラジオ放送がチュニジアで観光客が襲撃され19名が死亡した。イタリア人、フランス人が含まれると伝えた。情報が錯そうしている。一方、ロシアRTRはクリミヤ併合1周年記念式典でプーチンロシア大統領が演説し「クリミヤはロシアの歴史の源だ。祖国が同じだということで頭と心が一致した。クレムリンはクリミヤを支援する」と語ったと伝えた。ドイツZDFは新ECBビルの前でECBの政策に反対するデモ隊の一部が暴徒化して多数のけが人が出た。デモ参加者の一人は我々の考えは「ギリシャを外せ」だと書いたプラカードを掲げて叫ぶ様子を写していた。

18日付ブルームバーグ電子版でJeffKearns記者は「17,18日開かれたFOMC(米連邦公開
市場委員会)会合後に声明文を発表し、ほぼ10年振りに利上げに向けて道を開いた。一方、利上げを開始しても引き上げは緩やかなものとなることを示唆した。今回の声明文から利上げに『辛抱強くなれる』との文言を削除した。イエレンFRB議長は『先の文言を外しただけだ。われわれは性急な姿勢になることはない。6月に利上げが実施されることを意味しない。しかし我々はその可能性を排除することはできない。』と語った。イエレン議長は『経済はトレンドを上回って成長している。労働市場は改善している。向い風は弱まっている。賃金の伸び加速は利上げの前提条件ではない』と語った」と書いた。

18日、NY株式市場は、NYダウは前日比100ドル以上下げていたが、米FOMC会合後の声明文発表後予想以上に「ハト派的」と受け止められて急反発し、前日比227ドル高、18,076ドルで取引を終えた。NY債券市場はFOMC声明文を受けて急反発し10年物米債券利回りが1.918%へ低下した。NY外国為替市場ではドルが対ユーロ、対円共に売られ、1ドル=120.19~20円とドルが反落した。ユーロ反発で1ユーロ=130.14~23円へユーロ高円安が進んだ。NY原油(WTI)はドル安を受けて反発、バレル44.66ドルまで戻した。NY金はオンス1,151.30ドルへ小幅反発した。19日朝5時45分から放送のモーニングサテライト出演の大和証券キャピタルマーケッツアメリカ、シュナイダー恵子氏は「米FOMC声明文は予想外にハト派的だった。利上げがあっても後ゆっくりとしたペースで進むことを現時点では確認できた。一方、原油相場については、米国の原油在庫が増え続けている。ここしばらく在庫はたまる一方だろう。少なくともドライブシーズンまで弱相場が続く」と話していた。18日付のブルームバーグで米天然ガス相場が1年前4.536ドルだった。18日相場は2.855ドルへ下落した。バンクオブアメリカ(BOA)は「夏季の天候次第では、2ドル割れもありうる。」と予測している」とChistineBuuma記者が書いていた。

18日発表の日本の2月貿易赤字が大幅改善した。原油安の結果、原油(55%),ナフサなど石油製品(40%),天然ガス(38%)の輸入額がそれぞれ大幅に減少した。朗報だろう。(了)

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