『写真で学ぶスクレラ分析』の本やDVDをご購入いただき、ありがとうございました。
スクレオロジーの詳細を知りたい方はこちら↓を参考にしてください。
http://sitiseikai.com/pg252.html
『写真で学ぶスクレラ分析』を出版して感じたのですが、この本やDVDは、いろんな業界に役立てられそうです。
それを使うとマーケティングになるからで、マーケティングについて一緒に考えてみようと思います。
この本をマーケティングに使うには、どの角度から考えていくのかを、具体的に書いてみます。
臨床実践塾と呼んでいる鍼灸勉強会は、治療技術の講習会ですが、人間学や経営学などの話もします。
それは何故か?
臨床実践塾に参加する方々が、全て夢が叶えられてほしいと考えるからです。
たとえば、どこかに勤めている鍼灸師であれば、治療技術の高さが評価されるのですが、その前に「人間性」が評価されます。
つまり、人間学ということになるのですが、人間学は一生を通して学び続けなければならない学問だと考えていて、日々の積み重ねがその価値を増すと思います。
そして、すでに開業している方々は、患者さんに治療技術を知ってもらわなければ、患者さんは来てくれません。
治療理論を知らなければ患者さんを納得させることはできません。
治療理論と技術が一致して、治療に来た患者さんが友達を紹介してくれるのです。
「今はネット集客が主流で口コミは古い!」と広告する業者さんが多いのですが、治療に関しては、患者さんは「信頼できるところ」を探しています。
つまり、ネットでも口コミでも信頼できるところを探しているわけです。
では、信頼を得るには何が必要かと言うと、「ネットビジネス」でも「オフラインビジネス」でも基本は同じことなのです。
要は、「お客さんが悩んでいることを解決してあげる方法」があれば、それで集客になるわけです。
たとえばこんなのはどうでしょうか?
① 権威付けをする
人は権威を持った人に従う傾向がありますので、白衣を着て対応すること自体、意識するしないに関係なく権威付けをして患者さんに影響を与えることができるわけです。
つまり、権威付けのできる雰囲気をつくるわけで、洋食の店で和服は似合いません。
ただ、勘違いして欲しくないのは、「権威とは威張り散らすこと」ではないということです。
則ち、権威とは「滲み出てくるもの」だということです。
それを論語では、【重かざれば威あらず、学べば則ち固ならず】と学ぶことで威厳(権威)が出てくるものだ、と教えています。
荘子に「闘鶏木鶏の如く」という言葉があります。
つまり、闘鶏は木彫りの鶏のようで静かにしていても威厳(権威)のあるのがいいというわけです。
② 返報性を活用する
人は何かをもらった時に(物だけでなく、言葉や書面も含む)、その人に恩返ししなくてはならないと、報いる方法を考えます。
いや、人間だけではありません。
ワンちゃんだって返報性を自覚しているのは、皆さんご承知のことで、何かを与えるとシッポを振って着いてきます。
それが嬉しいので、またも何かあげたくなるわけです。
仮に患者さんを治療しながら、患者さんの話を真剣に聞いて、真剣に回答していたら、その患者さんは、どのような方法で報いるのでしょうか。
そして、患者さんとスクレラ写真を共有していたらどうでしょうか。
③ 信頼を得る
最近は治療業界でもセールスレターが流行り、毎日のようにオーバーと思われるセールスレターが届きますが、どれも同じような内容なので、同じライターが書いているようさえ思えて、読むのが嫌になった人もいると思います。
セールスレターは、レター一つで信用してもらい、販売に結び付けることですので、嫌になってもしかたがありません。
信頼を一瞬で築こうとするなら、それなりのハプニングなどがなければ、そんなに簡単に信頼は築けないものです。
信頼関係を結ぶには、時間を掛ける必要があります。
特に我々の業界では時間を掛けて信頼関係を築くことが成長安定にもつながるのです。
ただ、スクレラ分析をして、一瞬で信頼関係を築いたことはあります。
④ 期待を持たせる
旅行に行くことが決まると、旅先での出来事に期待が膨らみます。
患者さんの症状が少しでも良くなり、「次回は、この症状を治すことができると思います」と患者さんに伝えたら、次回の治療日を心待ちにするはずです。(ただし、治らなかったら悲惨な目に遭います)
さらに、「今度の勉強会では、◯◯さんの症状に対する治療法を学ぶことになっていますので、期待していてください。つまり、スクレラで説明すると、スクレラのこの部分に出たサインと関係のある治療法です」と言うと、患者さんは次の治療日が待ち遠しくてしかたがないはずです。
勿論、嘘を言ってはなりません。
期待をさせるのは大切ですが、嘘で患者さんを騙すと、一生信用を失うことになります。
⑤ 好感度を上げる
好感度を上げることは患者さんへの影響を強くすることになります。
ヨレヨレの治療着で、髪はボサボサ、髭も剃らずに治療に当るのは、好感度を下げてしまう行為です。
つまり、下品、我が儘、不親切、患者さんの話を真剣に効かない、乱暴、嘘つき、欲深い、不衛生、威張り散らす、自慢話だけする等々を行なっていれば、好感度どころの話ではありません。
患者さんが少ない時には、「無料でも治療してあげたい」「無料で治療して、自分の腕が認められれば、患者さんを紹介してもらえる」と考えると思います。
食べ物屋さんなら、「ただでも食べてもらいたい。そして美味しかったらまた来てほしい!」と考えるはずです。
それならイベントでも組んで、スクレラ分析をしてみたらどうでしょうか。
治療院だけでなく、食べ物屋さんでも、靴屋さんでも、時間のあるところならできるはずです。
どれだけお客さんにサービスするかは、「繁盛店」になるかどうかの分岐点になります。
⑥ イベントの企画
世界各国にお祭りがあるようです。
そして「お祭り騒ぎ」が好きな人は、どこの国にもいるようです。
日本でも正月、お盆、夏祭り、クリスマス、カウントダウンイベント、入学式、卒業式、就職祝い、結婚式、誕生祝い、開業祝い、新年会、忘年会、祝勝会、旅行会と、考えると毎月イベントがあるようなものです。
人は何故かイベントが好きなので、イベントがあると引き寄せられてしまうのです。
そしてイベントの場合は、見ず知らずの人とも仲良くなりやすいものです。
つまり、イベントは人の心を一体化させる力があるわけで、それを上手く使ったのが「コンサート」や「サイン会」や「◯◯キャンペーン」と言われる行事で、宗教でもイベントを上手く活用しています。
たとえば、「スクレラ撮影会」というイベントを企画したとしますと、「割引」という安っぽいイベントではなく、「知ってもらうための行事」になりますので、プライドにも傷は付きません。
⑦ コミュニティーは見えない力
コミュニティーを利用した商法に「ツボ商法」というのがありましたが、「お隣の方も買っていますよ」と言われると、つい買ってしまう。
これは、自分が住んでいる地域で「こうあるべきだ」という規範が働いているからだと言われます。
仮にコミュニティーに、「はっきりした病因がわからないときはスクレラ分析をしたほうがいい」とか「難しい病気はスクレラ分析で調べる」というようなことが広く知られれば、将来はそれが規範となることも考えられます。
⑧ 希少性
少ない商品や技術には価値があります。所謂オンリーワン、ナンバーワンの威力です。
僕は西中島で10数年希少性のある「延命学系整体」でオンリーワンだったと考えていて、それがあったから多くの芸能人も来たと思います。
人は「希少」と聞くと欲しくなるようで、僕も「今買わないともうないですよ」「来月から値上げしますよ」という文句に弱くて、つい買ってしまうことがあるのですが、それは自分で「今買わないと損してしまう」という考えてしまうからです。
東洋医学理論によるスクレラ分析は、非常に希少性があり、多くの患者さんにも納得してもらえる(感心してもらえる)テクニックです。
⑨ 社会的証明
社会的証明とは、「大衆の判断に委ねる」ということです。
人は、人が集まっているところに集まるわけで、開店当日や翌日、翌々日など、サクラを使って行列をつくる商法が流行ったこともあるように、見知らぬ土地でレストランを探すときに、お客さんの多いほうを選びます。
最近は「七星論」が少しずつ広がり、知らない方から 『人体惑星試論奥義書』 や『七星論入門』の注文が入るようになりました。
アマゾンでも書店でも売っているのに、直接注文してくる方がいるということは、それなりに社会的証明ができるようになってきたかな? と考えています。
そう言えば、今回の『写真で学ぶスクレラ分析』の本やDVDを、出版社のネットショップでも販売してくれるというお知らせをいただきました。