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ギリシャ問題、デフォルトリスク回避の動きからNYダウ350ドル安、一方、ユーロ買戻しの動きから

2015-06-30 09:49:08 | 経済学
1ユーロ=137.77円(学校で教えてくれない経済学)


京都のさる団地の自治会での対立で、一部住民が共益費不払いを決め、送電停止寸前まで追い込まれているという京都新聞の抜粋記事を6月29日付ヤフーブログで見た。コミニュティ―作りに詳しい帝塚山大名誉教授の中川幾郎さんは「権利や義務の意識が強くなり、全国で自治会トラブルは頻発している」と指摘。「自治会は昔でいう里山と里川。みんなで一緒に維持していくという姿勢が必要だ」と話していた。そもそもの発端は会長職を誰もやる人がいない。だから10万円払ってお願いした。その結果自治会の共益費が当初の月500円が1000円になった。自治会長は「ここまで(送電停止)しないと、共益費問題についてみなさんに分かってもらえなかった。入居させたのは府なので、共益費の徴収も府が責任を持ってほしい」と訴えた」と書いていた。ギリシャ問題と同列に扱えないが身につまされる話である。

30日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でドイツZDFはギリシャ問題を冒頭で取り上げ「ATMによる現金引き出しは一人1日60ユーロ(約8,200円)まで、ただし、観光客と年金支払いは別と発表した。同時にギリシャの銀行は週明けから7月6日まで休業を決めた。ユンケルEU委員長はギリシャ国民に国民投票でEU提案に賛成をと呼びかけた」と伝えた。チプロス首相は6月30日期限のIMFへの返済は出来ないとテレビ出演で話をした。IMFラガルド専務理事はギリシャからの返済がなければ直ちにギリシャへの融資を打ち切ると既に決めている。30日朝放送のドイツZDFの画面には6月29日、メルケルドイツ首相は自党CDCキリスト教民主同盟創立70周年記念大会に出席していたが膝元には書類を抱え、しきりに外部との連絡取る様子を写されていた。

フランスF2も30日朝放送で「ギリシャは緊急事態を迎えています。」と口火を切り「IMFからの資金供給が絶たれるとただちにデフォルトにはならないが、現状ただでさえ経済状況が悪化しているところに追い打ちをかけ、結果としてギリシャ経済が破綻、デフォルトに陥ることになる。ユンケルEU委員長はギリシャ国民に国民投票にノーをと呼びかけ、メルケルドイツ首相は「交渉再開に期待する」との談話を発表、フランスのオランド大統領はひたすら間にはいって仲介に努めている。」と解説していた。英BBCはチュニジアのホテルでイギリス人観光客で現時点で17人の犠牲者を出した。追悼式が同海岸で行われ、英国内相が参列した。生存者のひとりが「犯人は無差別に銃で撃ち殺していった。犯人が足元まで来たが死んだふりをしていた。弾が切れたすきに逃げた。」と語る様子を伝えていた。

29日、週明けのNY市場は、ギリシャデフォルトリスク回避の動きがアジア株安、欧州株安の流れを引きずりNYダウは350ドル安、17,596ドルで取引を終えた。債券が買われ米10年債利回りは2.329%へ低下した。NY外為市場ではユーロが乱高下したが、1ドル=122.52円、1ユーロ=137.77円と現時点ではパニック状態は見られない。NY原油(WTI)は小幅安バレル58.33ドル、NY金は小幅高のオンス1,179.65ドルで終えた。ユーロ圏というコミニュティーが一端破綻すると修復に時間がかかることを覚悟する必要がある。(了)

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