ドル買い戻し(学校で教えてくれない経済学)
MITやスタンフオード大など有名大学を中退して起業化する傾向がアメリカでは強くなって来ていると6月3日付WSJ紙が取り上げたと12日朝放送のNHK/BS「キチャッチ!世界の視点」でWSJ紙在香港の小野由美子氏が紹介していた。ジョブズ、ビルゲイツ、ザッカ―バーグ氏も大学中退して起業家した代表である。その背景にはIT企業投資家の一人、ピーター・ティール氏のように、20歳以下の若者に一人1,200万円を支給している人物の存在がある。日本ではこのような動きはあまり見られないと指摘していた。小野由美子氏はWSJ紙の最近の記事から、ウオルトディズニ―CEOに2006年に就任したロバート・アイガー氏は,氏の就任以前、一年に30本、40本と新しい映画を作り、その中で何か当たればいいという戦略から新しく作る映画は半分に減らし、前作、前々作をもとに映画製作するように変えた結果、コスト削減から収益を拡大させた。さらに映画に関連するグッズ、玩具、ビデオゲームにも同時に力を入れるようにしたことが安定した収益をもたらしていると解説していた。
12日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」から2~3拾って紹介する。まずギリシャ問題ではドイツZDFはドイツ、フランス、ギリシャ3首脳の会談では前向きな兆候が見られたが、IMF交渉団スポークスマンによれば「債権団とギリシャは余りにもかけ離れていた。IMFは交渉を打ち切りブリュセルを離れた。11日付ブルームバーグ電子版はギリシャ問題で大きな進展が見られたとして、期待感から欧州株は取引開始後は1.2%上げたが、あとIMF
交渉団が帰国したと伝えられて反落した。NYダウは、5月の米小売りが前月比1.2%増加とギリシャ懸念の後退で前日比100ドル以上値上がりした。ところがIMFとの交渉決裂を材料に下げに転じ、NYダウは前日比38ドル高、18,039ドルで取引を終えたと伝えた。ギリシャ問題改善を材料に1%を超えていたドイツ10年物国債利回りも0.8%台へ低下した。スペイン国債、イタリア国債の利回りも低下した。ギリシャの株価は前日比一時8.5%以上値上がりした。ギリシャ問題が欧米の金融市場に大きく影を落としている。NY外為市場では5月の米小売高が予想通り伸びたことを受け、米利上げが年内早い時期に実施されるとの思惑からドルが買い戻され、1ドル=123.48円、1ユーロ=138.81円で取引された。NY原油(WTI)はドル反発を受けて売られ、バレル60.77ドルへ下げたが60ドル台は維持した。利上げ期待から金利のつかない金はオンス1,179.90ドルへ下げた。
一方、韓国KBSは韓国でのMERS感染の影響で、観光客の大幅減少や国内景気下支えのため政策金利を0.5%下げ過去最低の1.50%への引き下げを決めた。加えて、さらなる感染拡大を食い止めるための措置として、コントロールセンターを新たに設けたと報じた。中国CCTVは周永康氏に終身刑判決報道の後習主席はミヤンマー民主化運動の代表スーチー氏と会談したと伝えた。ロシアテレビはプーチン大統領のバチカンで法皇との会談は圧力をかけ続けてきたアメリカの外交的敗北だと伝えていた。ドイツZDF,フランスF2,英BBCはアフリカから欧州へ脱出する難民が増加、EUは具体的に手を打てないでいると伝えた。(了)
MITやスタンフオード大など有名大学を中退して起業化する傾向がアメリカでは強くなって来ていると6月3日付WSJ紙が取り上げたと12日朝放送のNHK/BS「キチャッチ!世界の視点」でWSJ紙在香港の小野由美子氏が紹介していた。ジョブズ、ビルゲイツ、ザッカ―バーグ氏も大学中退して起業家した代表である。その背景にはIT企業投資家の一人、ピーター・ティール氏のように、20歳以下の若者に一人1,200万円を支給している人物の存在がある。日本ではこのような動きはあまり見られないと指摘していた。小野由美子氏はWSJ紙の最近の記事から、ウオルトディズニ―CEOに2006年に就任したロバート・アイガー氏は,氏の就任以前、一年に30本、40本と新しい映画を作り、その中で何か当たればいいという戦略から新しく作る映画は半分に減らし、前作、前々作をもとに映画製作するように変えた結果、コスト削減から収益を拡大させた。さらに映画に関連するグッズ、玩具、ビデオゲームにも同時に力を入れるようにしたことが安定した収益をもたらしていると解説していた。
12日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」から2~3拾って紹介する。まずギリシャ問題ではドイツZDFはドイツ、フランス、ギリシャ3首脳の会談では前向きな兆候が見られたが、IMF交渉団スポークスマンによれば「債権団とギリシャは余りにもかけ離れていた。IMFは交渉を打ち切りブリュセルを離れた。11日付ブルームバーグ電子版はギリシャ問題で大きな進展が見られたとして、期待感から欧州株は取引開始後は1.2%上げたが、あとIMF
交渉団が帰国したと伝えられて反落した。NYダウは、5月の米小売りが前月比1.2%増加とギリシャ懸念の後退で前日比100ドル以上値上がりした。ところがIMFとの交渉決裂を材料に下げに転じ、NYダウは前日比38ドル高、18,039ドルで取引を終えたと伝えた。ギリシャ問題改善を材料に1%を超えていたドイツ10年物国債利回りも0.8%台へ低下した。スペイン国債、イタリア国債の利回りも低下した。ギリシャの株価は前日比一時8.5%以上値上がりした。ギリシャ問題が欧米の金融市場に大きく影を落としている。NY外為市場では5月の米小売高が予想通り伸びたことを受け、米利上げが年内早い時期に実施されるとの思惑からドルが買い戻され、1ドル=123.48円、1ユーロ=138.81円で取引された。NY原油(WTI)はドル反発を受けて売られ、バレル60.77ドルへ下げたが60ドル台は維持した。利上げ期待から金利のつかない金はオンス1,179.90ドルへ下げた。
一方、韓国KBSは韓国でのMERS感染の影響で、観光客の大幅減少や国内景気下支えのため政策金利を0.5%下げ過去最低の1.50%への引き下げを決めた。加えて、さらなる感染拡大を食い止めるための措置として、コントロールセンターを新たに設けたと報じた。中国CCTVは周永康氏に終身刑判決報道の後習主席はミヤンマー民主化運動の代表スーチー氏と会談したと伝えた。ロシアテレビはプーチン大統領のバチカンで法皇との会談は圧力をかけ続けてきたアメリカの外交的敗北だと伝えていた。ドイツZDF,フランスF2,英BBCはアフリカから欧州へ脱出する難民が増加、EUは具体的に手を打てないでいると伝えた。(了)