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ギリシャ問題協議物別れ、土曜日、27日再協議,NYダウ、利上げ懸念重しで75ドル安

2015-06-26 09:30:20 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「掃除機の中に引きだした預金を隠しています。ここなら誰もわからないでしょ?」と自慢げにあるギリシャ人主婦が話す様子をギリシャ破たん狂騒劇の一端として26日朝放送のフランスF2が紹介していた。ブリュッセルで25日開かれた欧州財務相とギリシャとの協議が物別れに終わった。来週月、火がギリシャデフォルテのデッドラインである。27日EU首脳はギリシャとの協議を再開することを決めただけで散会したと伝えた。一方フランスF2はUBERタクシーに火をつけるなどタクシー組合ドライバーとの争いがエスカーレ―としていると伝えた。UBERタクシーはフエイスブックで客がアクセスすると契約がまとまり協定料金の半額近くで車に乗れる。UBERタクシーの運転手はフランス全土でいまのところ1200人程度、一方、既存のタクシードライバーは45万いる。フランス政府が手を付けないことに業を煮やしてタクシー組合は来週高速道路閉鎖を計画していると伝えた。
フランスF2はサウジアラビアと戦闘機、ヘリコプター含め数百億ユーロの巨額の成約に成功した。フランスにとってサウジは戦略的パートナーとして欠かせないと解説していた。

英BBCはEU財務相会議でギリシャ問題解決が不調に終わったと伝えたあとで、難民問題と英国にとって最大の関心事である英国のEU離脱か否かを決める国民投票実施で英国を除くEUメンバーにカメロン首相の欧州行脚が最終局面を迎えたと伝えた。エリザベス女王ドイツ訪問もその一環であるとして、フランクフルトを初めて訪問した女王陛下が市民から大歓迎を受けた。女王ドイツ訪問はドイツでのイギリスに対する心象を良くするための政治的狙いは明らか。EU首脳会議ではいまのところ英国がEUから離脱を歓迎していない。ドイツZDFはギリシャ問題でEU首脳、IMF、ECBとの協議が物別れに終わったと伝え、ギリシャの命綱はECBによるギリシャの銀行への資金供給である。EU首脳会議で仮に合意が得られてもたとえばドイツ、さらに当事者のギリシャ議会の承認が必要だから先行き予断を許さぬ状況が続くとブリュセルからLenfert記者がレポートしていた。

一方香港ATVは韓国でMERSコロナウイルス感染者が1人増え180人新たに死者が2人増え29人に達したと伝えた。豪ABCはミヤンマーでアウンサン・スーチーさんを次期大統領への期待が高まっている。最大の障害は息子が外国人であること。軍人が議会の過半数を占めていることだ。実現には障害があまりにも大きいと解説していた。豪ABCは米中戦略経済対話がワシントンで開かれ南シナ海海洋問題は未解決のまま終わったと伝えた。

25日、NY市場は、ギリシャ問題が重しとなり、NYダウは前日比75ドル安、17,890ドルで取引を終えた。米個人支出が前月比0.5%増と2007年来の高い伸びを示した。利上げ期待から米国債が売られ、10年物米債利回りは2.408%へ上昇、NY外為市場では1ドル=123.61円、1ユーロ=138.53円へドル高が進んだ。NY原油(WTI)はバレル59.70ドルへ反落、NY金もオンス1,171.80ドルへ下げた。26日朝、モーニングサテライト出演の藤戸則弘氏は「市場ではギリシャ問題はバーチャル、利上げが最大の重し」と総括していた。(了)

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