ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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G20具体策なし、ドル売られ、1ドル=112円台へ、原油WTI反発もNYダウ123ドル安

2016-03-01 13:17:44 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


ギリシャ北部のイドメニで29日難民ら数百人がフェンスを倒してマケドニア入国を試みたが当局により催涙ガスなどで阻止された。同地には6000~8000人の難民が越境を待っていると3月1日付けWSJ紙電子版が伝えた。当局はバルカン半島の付け根で移民・難民の流入を阻止しようとしている。マケドニアはEU非加盟国であるが、国境警備隊、警察車両、指紋採取機器を送り込んでいるなどと書いた。1日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でドイツZDF,英BBC,フランスF2,スペインTVEいずれもが、フエンスを突破しマケドニアに入ろうとした難民に向けてマケドニア警察が催涙弾を発射、逃げ惑う難民の様子を各局が同じ映像で配信していた。ドイツZDFはメルケル首相が「EUが決めたことはドイツも守る責任があるのです」とドイツが今年に入り難民政策を転換したことを強くアッピールする姿を映していた。マケドニアは一日当たり入国者数を580人に制限した。オーストリー、スロべニア、クロアチア、セルビアが同一歩調をとっている。ギリシャに足止めされ1週間経過した難民のイライラが高じて爆発した。トルコ経由で厳冬のエーゲ海を渡り毎日数百人の難民がギリシアに到着しているとドイツZDFが伝えた。暖かくなれば難民は急増する。

1日朝放送のカタール、アルジャジーラは、シリア内戦一時停戦合意後3日目を迎えたがシリア政府軍を応援するロシアの反政府軍への空爆が依然続いていると伝えた。ロシアテレビは炭鉱事故により死者は36人に上ったと伝えた後、シリア停戦合意後おおむね成果を上げているが、トルコによるシリア北部の攻撃が続いている。トルコはアメリカ主導有志連合の一員であるとアメリカを暗に非難していた。ロシアテレビはプーチン大統領とガスプロム総裁との会合場面を映し「ロシアからの天然ガス輸出がドイツ、イタリア、オーストリーなど昨年比30~40%増加した。特にドイツにはすでに440億㎥と昨年比37.5%増加したと強調していた。29日、NY原油相場はバレル33.75ドルへ反発した。29日のロシア株価、ルーブルの対ドル相場も反発した。ロシア財政は原油・天然ガスが税収の55%を占めている。

29日、NY外為市場では、ドルが対円で3年ぶりの安値、112.34円をつけた。円は対ユーロでも買われ、1ユーロ=122.24円で取引された。ドルは対ユーロで上昇、1ユーロ=1.0877ドルへ反発した。1日付けブルームバーグ電子版でLananhNguyen記者は「ドイツ銀行、外為調査アラン・ラスキン氏は『3月10日のECB理事会で緩和策を拡大する。一方、米FRBは利上げを堅持している。今年第1四半期で、1ユーロ=1.05ドル、年末までに1ユーロ=1ドルの等価にユーロが下落する』と予測した。」と書いた。ドル売り円買いは上海で開かれたG20で具体的な取り決めを受けて安全資産として金に資金が流れ、29日のNY金相場はオンス1,234.40ドルへ反発したと1日付けブルームバーグでKevinCrowley記者が書いた。29日NY株式市場では原油相場は反発したが株価は追随せず、1月の米中古住宅統計、シカゴ製造業指数が共に振るわず、NYダウは123ドル安、16,516ドルで取引を終えた。

内外共にリーダー不在の世の中になった。背筋をしっかり伸ばして歩くよう努めたい。(了)

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