ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

3月27日(日)のリアル臨床研究会 ≪鍼灸パフォーマンスのバリュー≫(連載1)

2016-03-14 10:10:18 | 診断即治療と虹彩学

 バリュー 



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ここ3~4年、治療業界にもマーケティング手法が異常と思えるほど導入されています。
もともと治療業界は地味な業種でしたので、私は「目立つな! 飛び出るな!」と教えられてきたのですが、現在は違うようです。
パフォーマンスができる人とできない人では集客率が違うので、パフォーマンスのできる人はパフォーマンスをしたほうが有利になると思います。

たとえば、「マーケティング」というと、元々はビジネス界で多く使われていた用語ですが、マーケティングとは、商品や技術が売れるようにすることなので、どんな業界でも必要な勉強です。

マーケティング戦略を立てるときには以下の「P」に注視しながら考えていきます。基本は4P(製品、価格、場所、プロモーション)ですが、さらに重要なのが「思考」に関する「P」(人・哲学・証拠)です。
※MBAの学校( SBI大学院大学)では6Pで学びましたので、これまでは6Pで説明してきましたが、最近はさらに進化したみたいですので7Pで説明させていただきます。

① 製品(Product)
② 価格(Price)
③ 場所(Place)
④ プロモーション(Promotion)
⑤ 人(person)
⑥ 哲学(philosophy)あるいは業務プロセス(Process)とするところもあります
⑦ 物的証拠(Physical Evidence)

たとえば、開業するときのことを考えてみます。

① 患者さんを納得させる治療技術はあるのか
患者さんがリピートしてくれる技術はあるのか
どんなサービスを提供できるのか
他院とどこが違うのか

② 治療費は何を基準に設定するのか
現在の需要はどこに向いているのか
同業者はどこに向いているのか(鍼灸や手技療法)
患者さんは何を見て価値観を決めているのか
その治療費で患者さんは来るのか(安いだけではダメ)
家賃やその他の出費を賄えるのか

③ 治療院をどこに構えるのか
どこで患者さんを集めるのか
どのように自院に足を運んでもらうのか

④ どのように宣伝するのか
どんな技術をメインに広告するのか
どんなサークルに参加したほうがいいのか

⑤ 自分の人間学をどこに活かすのか
どこで、どんな勉強をしたのか
協力してくれそうな知人友人はいるのか
どのような人をスタッフとして迎えるのか

⑥ 何を目的に、何のために開業するのか
これが一番大切で、近年「金儲けのために」と考える風潮が広がっていますが、これでは業界全体が悪いイメージを持たれてしまいますし、「治療・癒す」という本来の思考・行動とから外れてしまいます

⑦ エビデンスをどのようにするのか
安全、安心、保証はどのように提供するのか
技術のエビデンスはあるのか
エビデンスを患者さんに知らせる方法はあるのか

これは開業前に考えることですが、できれば紙に書いてみるほうが鮮明なイメージができて具体的な行動計画が立てられます。
今回の講習で重要視したいのは、①と④と⑦になりますが、⑦のエビデンスは、見せるのではなく「魅せる」にしてほしいと考えています。つまり、テクニックとしても即効性があり、「その治療を受けてみたい」と思わせることに重点を置いてみたいと思います。

即効性はあるのか
鍼灸治療に魅力は「診断即治療」にあると考えており、その場で地老効果を出せるのが魅力と考えています。
つまり「魅せる鍼灸」にしたいわけです。

論理的か
なぜこのようなことができるのかということを説明できなければ、「借りモノ」と思われてしまいます。
つまり、その症状や病気に合わせた解剖・生理・病理で解説して、治療原理の解説をすることで患者さんは納得してくれるわけです。



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