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米経済指標改善受けてNYダウ348ドル高、ドル買われ1ドル₌114円台回復、NY原油バレル34ドル

2016-03-02 11:16:47 | 経済学
≪学校で教えてくれない経済学)


「湾岸諸国が直面している苦境は、原油が高く売れると見込んだ上での放漫財政を続けてきたからだ」とニューズウイーク誌日本版3月6日号で総括した。同記事によると「中東の油田は掘れば地下からの圧力で石油が自然に湧いてくる。生産コストは1バレル当たり5~10ドルほどだ。今の30ドルでも十分採算がとれる。一方、シエールガスの方はコスト削減が進んだ今でもバレル40ドル以上かかる。中東諸国は、『アラブの春』で反体制デモに
より体制崩壊の恐怖から国民福祉のばらまきを行った。バレル100ドルを前提に予算を組んだため70ドルの赤字となるため補助金打ち切りを決めた。その結果、国民の不満に直面している。」と書いていた。

原油関連の話題では3月2日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で国営ロシアテレビは停戦合意4日目のシリアでロシアテレビ含めた報道スタッフから100メートルに砲弾が撃ち込まれたと伝えた後、プーチン大統領が、ガスプロムはじめロシアの石油・天然ガス企業首脳をクレムリンに集めたと伝え、ロシア石油企業首脳は石油価格の安定化維持のためには生産調整も選択肢だと語る様子を映していた。3月1日のNY原油市場でロシアが生産調整を示唆したと伝えられた後、原油≪WTI≫先物相場は反発、バレル34.40ドルで取引を終えた。2日付けのブルームバーグ電子版でMarkShenk記者は「2月のOPECの石油生産が減少したことに加え、この日NYダウが348ドル高、16,865ドルへ急騰も相場を支えた。1日の米国株は急伸、米国の製造業が1年に及ぶ不振から抜け出しつつある。2月の自動車販売が増加した。中国人民銀行の預金準備率引き下げも好感された。」と書いた。一方、NY金は様子見で、オンス1,230.30ドルへ小幅に下げた。

1日のNY外為市場では、ドルが買われ対円で1ドル=114.07~11円で取引された。ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0865ドル、対円では1ユーロ=123.93~124.02円で取引された。2日付けのブルームバーグは米ISM製造指数が予想を上回り改善したことと米10年物国債の利回りが1.827%へ上伸がドル買いを支えた。週末発表予定の2月の米雇用統計次第であるが予想以上に良ければドル買いが続く可能性があると一部の専門家はみている」と書いていた。一方、米大統領予備選のスーパーチューズデーの結果からも目が離せない。

2日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」では韓国KBSが「北制裁に関する国連安保理決議をロシアの提案で一日延期されたと伝えた後、「韓国の輸出が12月の14.8%減、1月18.8%減 ,2月の12.2%減と改善が見られない。特に2月には船舶の輸出の46%減が目立つ。世界的な景気減速が背景だが、中国向けの減少で輸出全体に占める中国のシエアが10%に落ちた。ただ日本向けには価格面で有利なので回復が期待される。」などと伝えた。3日朝放送の豪ABCは「中国は2015年の経済成長が6.9% へ低下した。1日中国政府は製造業2,200万のうち180万人を人員削減しサービス業へ転換すると異例の発表を行った」と伝えた。米国経済に改善の兆しも中国、シリア情勢、欧州難民問題と気が抜けない。(了)

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