なに? なになに?
鍼灸パフォーマンサー連載 連載1 連載2 連載3 連載4 連載5 連載6
昨日2016.03.27(日)に≪鍼灸パフォーマンサー養成講座≫を開催しました。
臨床実践塾は、レベルの高い人たちが集まるので、テキストをつくるのも時間がかかり、当日の午前中にやっと印刷が出来上がる状態でした。
何をしたかというと、短時間で変化を出す手法の実技公開をしました。
と言っても、七星鍼法(人体惑星試論による鍼灸)には、多くの即効治療が含まれていますので、七星鍼法をさらに発展させた技法みたいなものです。
発展させると言っても、たとえば大臀筋・中臀筋の調整方法では、「どちらの筋肉も心包経、胆経、大腸経、三焦経で調整することができる」というようなもので、多分今まで見たことも聞いたこともないと考えますので、ちょっと目新しかったかも知れません。
今回の講義で最も力を入れたのは、「パフォーマンスをする理由と価値」の話です。
最初に指で調整を行い、次いで鍼で調整を行なって、治療効果が違うのを確認してもらったのですが、これには被験者を始め、見ている人も納得できたものと思います。
ではなぜ、パフォーマンスのテクニックを説明するかと言うと、臨床での治療効果を高めるためです。
則ち、患者さんの利益を優先するために、パフォーマンスが必要と考えているわけです。
もちろん、この手法は講演や講習のときにもよく使うテクニックで、マジックのような治療をしたいと思う人が学ぶと、大きな武器になることは間違いありません。
臨床実践塾(リアル臨床研究会)に参加している方々は、余所で教えている方々が何人もいますので、講習の合間に「柔道をしている人にはこれがいいですね」とか「あれはバレーボールをしている人に使うといいですね」なんて具体的なイメージを膨らませている人もいました。
実際、アスリートの方にこのテクニックを使うと、とても嬉しそうに、ニコニコしながら、うんうんと頷きながら話を聞いてくれますので、治療にやりがいがあります。
それでも基本は「病気治し」ですので、治療に役立てるための説明をしますし、当院での臨床例を交えながら話すので、治療への応用が優先されているわけです。
人は病むと落ち込みます。
しかし、灯りが見えると明るくなります。
明るくなると病気の治りも早くなります。
それが鍼灸パフォーマンスのバリューです。
鍼灸をするのが目的ではなく、病気を治すのが目的だからです。
患者さんに灯りを見つけてもらうのが、鍼灸パフォーマンスのテクニックです。
鍼灸パフォーマンサー養成講座は、今後も何回かに分けて行う予定です。
4月からは、 一般財団法人七星界 の理事兼講師の方々が、「人体惑星試論(七星論)」の基礎から講習することになりましたので、前半が「基礎講習」になり、後半がパフォーマンスの講習にしようかと考えています。
基礎講習もあるので、初めての方でも理解しやすくなります。
この機会に「即効的な治療」を学んで、パフォーマンスのできる鍼灸師を目指すチャンスです。
七星界では「志のある人」を確実に育てていきますので、きっと世界が変わります。
飛翔のチャンスです。
飛び上がる勇気は自分の成長です。(^_^;)