（学校で教えてくれない経済学）
「イングランド銀行（英国中央銀行）は、7年ぶりとなる政策金利を0.5% から0.25%へ引き下げを全会一致で決めた。国債と社債の購入および銀行への貸付プログラムも決めたが意見が分かれた。カーニー総裁は記者会見で『景気見通しに顕著な変化があった。指標はいずれも急激に悪化している。多くが金融危機以来の水準だ。一部では過去最低に落ちこんだ』と指摘した。カーニー総裁は『必要なれば政策金利をゼロ付近まで引き下げることもできる』と語った。マイナス金利実施は否定した。中銀は2016年の経済見通しを2％に据え置いたが、7~9月は0.1%,2017年の見通しを、従来予想の2.3%から0.8%へ引き下げた。」と4日付けブルームバーグ電子版でScottHamilton記者が書いた。5日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「ハモンド財務相は景気浮揚策にはあらゆる手段を講じる」と語った。メイ首相は財界首脳と緊急会談に臨んだ。」と紹介のあと、英国民の中銀の利下げに関連してのインタービューで「住宅金利引き下げにつながるとして住宅が買いやすくなる」と語る市民の声と英ポンド急落による輸入資材高で工場閉鎖に追い込まれることを危惧するメーカーを紹介していた。4日のNY外為市場で英ポンドは1ポンド＝1.3110ドルへ下落した。ドルは対英ポンドでは上げたが金曜日発表の米雇用統計待ちで小動き、1ドル＝101.19円、1ユーロ＝112.59円で取引された。NY原油（WTI）は小幅高バレル41.93ドル、NY金は小幅安オンス1,366.15ドルで終えた。NYダウはほぼ横ばい前日比2ドル安、18,352ドルで取引を終えた。英中銀の政策金利引き下げの米株価への影響はなかった。
英BBCは3日夜、19歳の男がロンドン中心部のラッセルススクエアでナイフで無差別に通行人に切り付け、アメリカ人女性（60）一人が死亡、5人が負傷する事件が起こったと伝えた。男はソマリア系のノルウエー人で精神疾患が認められる。テロの疑いはない。」と伝えた。ブルームバーグ電子版でAlexisFlyn記者は「事件の数時間前には、欧州で多発するイスラム過激派テロに備えて武装警官による警備が強化されてばかりだった。」と書いた。一方、4日付けのWSJ紙電子版でRuthBender記者は「先月、テロ攻撃を警戒して数百人の警官が警備していたとき、ドイツ国防相は国家のタブーを破って、兵士に出動する準備を整えるよう命じていた。銃を乱射して9人を殺害のあと自殺した犯人がテロ集団と関係なかった、10代の少年1人の犯行だったことが判明,約100人の陸軍部隊が基地を離れることなく待機していた。他の3件の暴力事件が、第二次世界大戦の遺産をめぐる議論をドイツで沸騰させている」と書いた。5日朝放送のドイツZDFは、ケルン州、セリク首相がトルコのＥＵ加盟に強硬に反対した。トルコはEU加盟を望んでいるが実現していない。一方、ＥＵは難民協定をトルコと締結している。クーデター発生のあとトルコ、エルドアン大統領は死刑復活を唱える演説を行った。ケルン首相は「トルコは交渉の相手ではない」と語ったと伝えた。4日付のWSJ紙電子版でJoshiChin記者は「抗日戦争が発生した共産党の武勇伝「狼牙山五壮士」の一部に疑問の声を上げた作家、洪振快氏が有罪判決を受けた。習近平主席がこうした反対意見の封じ込めを狙っていると西欧世界は見ている」と書いた。（了）
「イングランド銀行（英国中央銀行）は、7年ぶりとなる政策金利を0.5% から0.25%へ引き下げを全会一致で決めた。国債と社債の購入および銀行への貸付プログラムも決めたが意見が分かれた。カーニー総裁は記者会見で『景気見通しに顕著な変化があった。指標はいずれも急激に悪化している。多くが金融危機以来の水準だ。一部では過去最低に落ちこんだ』と指摘した。カーニー総裁は『必要なれば政策金利をゼロ付近まで引き下げることもできる』と語った。マイナス金利実施は否定した。中銀は2016年の経済見通しを2％に据え置いたが、7~9月は0.1%,2017年の見通しを、従来予想の2.3%から0.8%へ引き下げた。」と4日付けブルームバーグ電子版でScottHamilton記者が書いた。5日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「ハモンド財務相は景気浮揚策にはあらゆる手段を講じる」と語った。メイ首相は財界首脳と緊急会談に臨んだ。」と紹介のあと、英国民の中銀の利下げに関連してのインタービューで「住宅金利引き下げにつながるとして住宅が買いやすくなる」と語る市民の声と英ポンド急落による輸入資材高で工場閉鎖に追い込まれることを危惧するメーカーを紹介していた。4日のNY外為市場で英ポンドは1ポンド＝1.3110ドルへ下落した。ドルは対英ポンドでは上げたが金曜日発表の米雇用統計待ちで小動き、1ドル＝101.19円、1ユーロ＝112.59円で取引された。NY原油（WTI）は小幅高バレル41.93ドル、NY金は小幅安オンス1,366.15ドルで終えた。NYダウはほぼ横ばい前日比2ドル安、18,352ドルで取引を終えた。英中銀の政策金利引き下げの米株価への影響はなかった。
英BBCは3日夜、19歳の男がロンドン中心部のラッセルススクエアでナイフで無差別に通行人に切り付け、アメリカ人女性（60）一人が死亡、5人が負傷する事件が起こったと伝えた。男はソマリア系のノルウエー人で精神疾患が認められる。テロの疑いはない。」と伝えた。ブルームバーグ電子版でAlexisFlyn記者は「事件の数時間前には、欧州で多発するイスラム過激派テロに備えて武装警官による警備が強化されてばかりだった。」と書いた。一方、4日付けのWSJ紙電子版でRuthBender記者は「先月、テロ攻撃を警戒して数百人の警官が警備していたとき、ドイツ国防相は国家のタブーを破って、兵士に出動する準備を整えるよう命じていた。銃を乱射して9人を殺害のあと自殺した犯人がテロ集団と関係なかった、10代の少年1人の犯行だったことが判明,約100人の陸軍部隊が基地を離れることなく待機していた。他の3件の暴力事件が、第二次世界大戦の遺産をめぐる議論をドイツで沸騰させている」と書いた。5日朝放送のドイツZDFは、ケルン州、セリク首相がトルコのＥＵ加盟に強硬に反対した。トルコはEU加盟を望んでいるが実現していない。一方、ＥＵは難民協定をトルコと締結している。クーデター発生のあとトルコ、エルドアン大統領は死刑復活を唱える演説を行った。ケルン首相は「トルコは交渉の相手ではない」と語ったと伝えた。4日付のWSJ紙電子版でJoshiChin記者は「抗日戦争が発生した共産党の武勇伝「狼牙山五壮士」の一部に疑問の声を上げた作家、洪振快氏が有罪判決を受けた。習近平主席がこうした反対意見の封じ込めを狙っていると西欧世界は見ている」と書いた。（了）
