ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

日伯協会90周年記念講演会風景:講師・中牧弘允氏(スケッチ&コメント)

2016-08-08 19:07:43 | スケッチ


日伯協会90周年記念講演会風景:講師・中牧弘允氏

江嵜企画代表・Ken


日伯協会創立90周年記念講演会が8月6日、午後2時から5時まであり参加した。第1部、「国立移民収容所とともに.。。。『日伯協会90年の歩みとブラジル移住』と題して、中牧弘允氏、「国立民族学博物館名誉教授、吹田市立博物館長から、第2部,『Kobe&Rio私の音楽人生』と題して、リオデジャネイロから一時帰国中のフル―ティスト・ショーロ研究家、熊本尚美氏の話を聞いた。第2部では、熊本尚美氏のフルート、日本では希少な7弦ギターを弾く阿部浩二氏による7曲のショーロ演奏を満喫した。

当日の朝8時からブラジルのリオデジャネイロで、夏季オリンピックが始まった。海外移住と文化の交流センター5階ホールは満席の盛況だった。第1部の中牧先生の講演会での会場の様子をスケッチした。

第1部の中牧先生の講演は、「日伯協会は、1926年5月8日誕生した。国家の盛衰は、国民が海外に目を向け、貿易と移住への取り組みがありと謳っている。二国間交流団体として日本初だった」という言葉から始まった。「同日、北但震災で被災した移民5家族35人がブラジルへ出発した」と続く。

リオオリンピック開会式で紹介されたブラジルの歴史の中に、100年以上前からブラジルに根づいた日本移民が登場した。日本移民の存在感がブラジルで、いかに大きいかを改めて印象付けた。第2部で講演とショーロ演奏をした熊本尚美さんは、12年前からリオデジャネイロに移住している。講演の中で、開会式の様子に触れ、日本代表団選手一人一人がブルジル国旗と日本の国旗を持って行進した。他の国には見られなかった。本当に感動したと話された。

選手村でシャワーの湯が水に突然変わったと一部のメディアが施設の不具合を伝えていた。ブラジルではそんなことはめじらしくないわねと友達と話しあった。ブラジルという国はまだまだ貧しい。南米にはブラジルよりはるかに貧しい国もある。貧富の差も確かに大きい。しかし、そんなブラジルが大好きになって、永住権を獲得した。3年後の2019年はリオ市と神戸市が姉妹提携50周年に当たるので『RIO-KOBEフェスティバル』をぜひ開きたい。その節はヨロシクお願いしますとウインクしていた。

中牧先生の話に戻す。「貿易と移民は2本柱である。経済交流を欠いた、単にゲストとホストの二元論では十分ではない」と強調された。水野龍は、1908年、初めてブラジル政府との間でブラジルへ日本人移民を導入した人として知られている。

水野龍は、1910年、日本におけるブラジルコーヒー宣伝に関する契約を締結した。サンパウロ州政府は、5年間コーヒ―無償提供した。東京、大阪、神戸、京都の4都市にパウリスタ珈琲店を開設、需要拡大に努めた。1号店はカフェーパウリスタ箕面喫店として名をとどめている。箕面では山林こども博覧会が1911年10月に開かれた。

情報発信、人的交流、顕彰、記憶、保存での博覧会や博物館の役割は大きい。1971年、神戸移住センターは閉鎖。2009年に「海外移住と文化交流センター」として移住ミュージアムなどを併設して再生した。創立100周年に向けて日伯協会の役割は極めて大きいと講演を終えられた。

講演の後、数人から質問が出た。ブルジル移住センターの拠点としてなぜ神戸が選ばれたのかと聞いた。港町では横浜でもおかしくない。神戸には、旦那衆(実業家・有識者)や番頭(実務家)が存在した。日伯協会をつくった榎並充造氏は、まさに縁の下の力持ちとして広く知られていると中牧先生は答えた。(了)


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8月28日の臨床実践塾は、「頭部と五臓や骨格の関係」の治療理論と実技

2016-08-08 10:15:57 | 診断即治療と虹彩学

 この角度で顎関節の歪みがわかりやすい 



このところ「頭(脳)」の異変を整えることを考えながら、クラニオ(頭蓋)と臓腑や経絡のことを考えたり検証したりしています。
と言うのは、クラニオセイクラル・オステオパシーでもクラニアルテクニックでも、鍼灸のような「診断と治療」というのは明確にされてないと思われるからです。
(明確でないと言うより、かなり複雑で細かい分析をします)

頭蓋骨関係の治療法では、「脳脊髄液の流れを良くする」というのが基本理論で、しかも、それは手に伝わる(自分の脳に伝わる)エネルギー(波動)を感じながら治療していくのですから、「エネルギーを感じることのできない人には治療はできない」と思われることもあるのです。

所謂「脈診」と似たようなもので、物理的な脈の変動を診ながら、エネルギーとして伝わる「意識的感覚」を診なければならないので、「脈診を教える先生の言うことが全て正しい」というような「暗黙の了解」があるわけです。
ですから、「何が正しいか」という検証がないまま、再度脈診をして(検脈という)、先生は「うん、これで脈は整った」などと、先生の治療が正しかったことを証明(?)するわけです。

そこで、頭蓋骨療法を研究しながら、頭部と経絡、臓腑、骨格、筋肉の関係を何とか調べられないかと、脳と頭蓋骨の解剖、脳と臓腑などの関係を(臓腑がわかれば七星論で骨格との関係もだいたいわかります)調べていたわけです。

すると、後頭骨と脊椎や視覚、側頭骨と聴覚・顎関節、頭頂骨と肝・脾、前頭骨と心・肝の関係などが薄っすらとわかってきました。
それを基にして、治療法を考えていくのですが、七星論での「頭部七星」や、20014年に発表した「頭蓋JAA」と組み合わせることで、治療法も組み立てられそうです。

治療テクニックは、鍼でもオステオパシーでも治療できるようにしたので、エネルギーを感じる事が出来ない人でも治療ができるように考えてあります。

たとえば先日、オステオパシーで治療をしていたら、顎関節の歪みがありましたので、

「顎関節もおかしいみたいですね?」と聞くと

「はい。時々ガクンと音がします」と言うので、

「ついでに顎関節も調整しておきますね」とそのままオステオパシーで顎関節を調整しました。

顎関節がスムーズに動くのが嬉しかったようで、何度も口を開け閉めしていました。

※ オステをするときは、上の写真のように患者さんの顔を頭の上から見ますので、顎関節や鼻の歪みがわかりやすいのです。

また、「耳鳴りがする」と言う方いましたので、頭蓋骨療法で整えてから、再発を防ぐために経絡を使って耳の調整をしてあげました。
そして、一応の治療が済んでから、

「どうですか耳は?」と聞くと、

「あら、治ったみたいです」といいながら、「くすっ」と笑っていました。




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