(学校で教えてくれない経済学)
NHK/BS「ワールドニュース」の放送はオリンピック期間中、朝7時から約45分間で終わる。フランスF2から始まり、ドイツZDF,ロシアテレビ、カタール、アルジャジーラ、中国CCTV,韓国KBS,英BBCの続き米ABC計8局のみで終わる。15日放送ではフランスF2は「今年3月の雹の影響で多くのブドウ畑に被害が出た。フランス全体ではブドウの収穫が8~10%昨年比減る。」と。ドイツZDFは「シリア北部ISの重要拠点マンビシが陥落した」と伝えた。ロシアテレビは「ロシア陸上のクリシナ選手がレース直前、ドーピングの疑いで出場停止となった。スポーツ裁判所に提訴する」と伝えた。中国CCTVは「韓国のサード配備に中国は量子科学式の新型ミサイルで対応する」と発表した。韓国KBSは「今年の猛暑も14日は落ち着いた」と伝えた。英BBCは「労働党コービン党首とワトソン議員との後継争いがエスカレートしてきた」と伝えた。米ABCは「米南部ルイジアナ州を襲った歴史的豪雨で多くの地域で被害が出ている」と伝えた。
一方、14日朝放送のロシアテレビは時間を割いてロシア大統領府のセルゲイ・イワノフ長官を解任、大統領副長官のアントン・ワイノ氏を任命したと伝えた。イワノフ氏は環境保護活動・エコロジー・運輸問題を担当する。プーチン大統領とテーブル正面に新任のワイノ氏、サイドにイワノフ氏が座る。プーチン大統領が笑みを隠さずイワノフ氏の功績を讃えたあと「イワノフ氏ご自身が別の仕事への転換を希望されました」と語った。当然ながら、プーチン大統領自身がシナリオを作り綿密に打ち合わせした上でこの日を選んで放送したであろう。14日付「ロシアNow」日本語版電子版でエカテリーナ・シネリチコワ記者は「アントン・ワイノ氏はどういう人物なのか」と前置きして「ワイノ氏は44歳。モスクワ大学国際関係学部卒。在東京ロシア大使館(1996-2001),ロシア外務省アジア二課(2001-2002)で職務を経験,2007年には政府機関の副代表となり、広報・情報・政府議事録の担当部局を所管した。」と書いた。14日付日本経済新聞朝刊によれば「安倍首相は8月13日、山口県下関市で開いた地元講演会の幹部会合でロシアのプーチン大統領に年内の来日を求めていることに関して「是非下関に呼びたい」意向を示した。安倍首相はプーチン氏の来日は12月を想定、首脳会談は山口県内で開くことを検討している。」と書いていた。外交文章とは無関係に、日本国民には左記の記事の如く公に伝えられたとワイノ大統領府新長官は承知するだろう。
71年前の8月15日正午、昭和天皇の玉音放送が流された。縁故疎開先で家族と聞いた。当時小学校1年生の身、中身を知る由もなかった。旧ソ連は8月9日、日本に宣戦布告、満州国境を越えて一方的に侵入した。ロシアとは中立条約を結んでおりソ連は攻めてこないとの思い込みがあった。「日本から送られた満蒙開拓団には寝耳に水。開拓団を守るべき関東軍の姿は既になかった」と、8月14日夜9時放送のNHKスぺッシャル『村人はなぜ満州へ』の番組で紹介していた。プーチン、ロシア大統領は、8月13日、イワノフ氏更迭、ワイノ氏をロシア大統領府長官任命を公表した。今なぜ、ワイノ氏なのか、誠に興味深い。(了)
NHK/BS「ワールドニュース」の放送はオリンピック期間中、朝7時から約45分間で終わる。フランスF2から始まり、ドイツZDF,ロシアテレビ、カタール、アルジャジーラ、中国CCTV,韓国KBS,英BBCの続き米ABC計8局のみで終わる。15日放送ではフランスF2は「今年3月の雹の影響で多くのブドウ畑に被害が出た。フランス全体ではブドウの収穫が8~10%昨年比減る。」と。ドイツZDFは「シリア北部ISの重要拠点マンビシが陥落した」と伝えた。ロシアテレビは「ロシア陸上のクリシナ選手がレース直前、ドーピングの疑いで出場停止となった。スポーツ裁判所に提訴する」と伝えた。中国CCTVは「韓国のサード配備に中国は量子科学式の新型ミサイルで対応する」と発表した。韓国KBSは「今年の猛暑も14日は落ち着いた」と伝えた。英BBCは「労働党コービン党首とワトソン議員との後継争いがエスカレートしてきた」と伝えた。米ABCは「米南部ルイジアナ州を襲った歴史的豪雨で多くの地域で被害が出ている」と伝えた。
一方、14日朝放送のロシアテレビは時間を割いてロシア大統領府のセルゲイ・イワノフ長官を解任、大統領副長官のアントン・ワイノ氏を任命したと伝えた。イワノフ氏は環境保護活動・エコロジー・運輸問題を担当する。プーチン大統領とテーブル正面に新任のワイノ氏、サイドにイワノフ氏が座る。プーチン大統領が笑みを隠さずイワノフ氏の功績を讃えたあと「イワノフ氏ご自身が別の仕事への転換を希望されました」と語った。当然ながら、プーチン大統領自身がシナリオを作り綿密に打ち合わせした上でこの日を選んで放送したであろう。14日付「ロシアNow」日本語版電子版でエカテリーナ・シネリチコワ記者は「アントン・ワイノ氏はどういう人物なのか」と前置きして「ワイノ氏は44歳。モスクワ大学国際関係学部卒。在東京ロシア大使館(1996-2001),ロシア外務省アジア二課(2001-2002)で職務を経験,2007年には政府機関の副代表となり、広報・情報・政府議事録の担当部局を所管した。」と書いた。14日付日本経済新聞朝刊によれば「安倍首相は8月13日、山口県下関市で開いた地元講演会の幹部会合でロシアのプーチン大統領に年内の来日を求めていることに関して「是非下関に呼びたい」意向を示した。安倍首相はプーチン氏の来日は12月を想定、首脳会談は山口県内で開くことを検討している。」と書いていた。外交文章とは無関係に、日本国民には左記の記事の如く公に伝えられたとワイノ大統領府新長官は承知するだろう。
71年前の8月15日正午、昭和天皇の玉音放送が流された。縁故疎開先で家族と聞いた。当時小学校1年生の身、中身を知る由もなかった。旧ソ連は8月9日、日本に宣戦布告、満州国境を越えて一方的に侵入した。ロシアとは中立条約を結んでおりソ連は攻めてこないとの思い込みがあった。「日本から送られた満蒙開拓団には寝耳に水。開拓団を守るべき関東軍の姿は既になかった」と、8月14日夜9時放送のNHKスぺッシャル『村人はなぜ満州へ』の番組で紹介していた。プーチン、ロシア大統領は、8月13日、イワノフ氏更迭、ワイノ氏をロシア大統領府長官任命を公表した。今なぜ、ワイノ氏なのか、誠に興味深い。(了)