(学校で教えてくれない経済学)
「米FOMCは3日、政策金利を現行の0.75~1.0%据え置きを決め「1~3月期の減速は一時的である可能性が高い」と判断した」と4日付けWSJ紙電子版でNickTimiraos記者が書いた。3日のNYダウは、「景気減速は一時的」の文言を見て買い戻され、前日比8ドル高、20,957ドルで取引を終えた。NY外為市場は、声明文発表後、1ドル=112.08円まで売られていたドルは、1ドル=122.67円まで戻した。ドルは対ユーロで1ドル=1.0827ドルまで売られていたが1ユーロ=1.0893ドルへ買い戻された。その結果、ユーロの対円相場は1ユーロ=112.08円から112.65円へ値下がりした。NY原油(WTI)はFOMCに反応なし。在庫増懸念継続からバレル47.56ドルで取引を終えた。NY金はオンス1,239.24ドルへ大幅続落した。
4日付けブルームバーグ電子版は以下、3日発表のFOMC声明文の抜粋を紹介した。「3月の前回会合以降に入手した情報では、経済活動の伸びは減速したが、労働市場は引き続き力強さを増したことが示唆された。雇用の伸びはここ数ケ月、ならしてみると堅調で、失業率は低下した。家計支出は控えめだが、消費の持続的伸びを支えている。企業の設備投資は改善された。インフレ率は委員会目標の年2%に近い水準で推移してきた。委員会は今年1~3月期の減速は一過性のものとなる可能性が高いと見ている。引き続きインフレ指数と世界の経済・金融情勢を注視していく。金融政策目標金利を0.75~1%のレンジに据え置きを決めた。それにより労働市場の一層の力強さを増すこととインフレ率の2%への持続的な回帰を支えていく。今回のFOMCの金融政策に対して、イエレン議長、ダドリー副議長、ブレイナード理事、エバンス総裁、フィッシャ―FRB副議長、ハーカー総裁、カプラン総裁、カシュカリ総裁、パウエル理事全員が賛成した。」と書いた。
一方、4日付けのWSJ紙電子版でRandall W.Frorsyth記者は「米国の実態経済は、製造業以外の急成長分野の恩恵に浴している。『一枚の絵は一千の言葉に匹敵している』。米国の経済成長は3%と予測したエバーコアISI証券、エド・ハイマン氏の話を紹介した。4日付けのWSJ紙電子版でSarahChaney記者は「ベーコンよりアイスクリームの方が少なくともインフレを計算するには重要だ。インフレ率は消費金額の差で異なるからだ。米労働省は3月の米CPI(消費者物価指数)は前年同月比で2.4%増加と発表した。CPIは米FRBや社会保障給付額などに影響を与える。」と書いた。3日発表の米FOMC声明文に「12ケ月のインフレ目標は2%に近づいた。」と書いた。3ケ月前の声明文では「インフレ率は依然目標の2%を下回っている。」と書いていた。6月利上げのオッヅが前回の70%から93%へピンと跳ね上がった。漁師は潮を見る。猟師は風を見る。獣道は風下に付けと猟師は教えている。
たかがFOMC声明文と言うなかれ。されどFOMC声明文である。日本では経済は誰かがなんとかしてくれると話す人が多い。一人でも多くの日本の若者が経済に対する関心を少しでも高めてほしいと強く思う。経済がおかしくなると何もかもおかしくなるからだ。(了)
「米FOMCは3日、政策金利を現行の0.75~1.0%据え置きを決め「1~3月期の減速は一時的である可能性が高い」と判断した」と4日付けWSJ紙電子版でNickTimiraos記者が書いた。3日のNYダウは、「景気減速は一時的」の文言を見て買い戻され、前日比8ドル高、20,957ドルで取引を終えた。NY外為市場は、声明文発表後、1ドル=112.08円まで売られていたドルは、1ドル=122.67円まで戻した。ドルは対ユーロで1ドル=1.0827ドルまで売られていたが1ユーロ=1.0893ドルへ買い戻された。その結果、ユーロの対円相場は1ユーロ=112.08円から112.65円へ値下がりした。NY原油(WTI)はFOMCに反応なし。在庫増懸念継続からバレル47.56ドルで取引を終えた。NY金はオンス1,239.24ドルへ大幅続落した。
4日付けブルームバーグ電子版は以下、3日発表のFOMC声明文の抜粋を紹介した。「3月の前回会合以降に入手した情報では、経済活動の伸びは減速したが、労働市場は引き続き力強さを増したことが示唆された。雇用の伸びはここ数ケ月、ならしてみると堅調で、失業率は低下した。家計支出は控えめだが、消費の持続的伸びを支えている。企業の設備投資は改善された。インフレ率は委員会目標の年2%に近い水準で推移してきた。委員会は今年1~3月期の減速は一過性のものとなる可能性が高いと見ている。引き続きインフレ指数と世界の経済・金融情勢を注視していく。金融政策目標金利を0.75~1%のレンジに据え置きを決めた。それにより労働市場の一層の力強さを増すこととインフレ率の2%への持続的な回帰を支えていく。今回のFOMCの金融政策に対して、イエレン議長、ダドリー副議長、ブレイナード理事、エバンス総裁、フィッシャ―FRB副議長、ハーカー総裁、カプラン総裁、カシュカリ総裁、パウエル理事全員が賛成した。」と書いた。
一方、4日付けのWSJ紙電子版でRandall W.Frorsyth記者は「米国の実態経済は、製造業以外の急成長分野の恩恵に浴している。『一枚の絵は一千の言葉に匹敵している』。米国の経済成長は3%と予測したエバーコアISI証券、エド・ハイマン氏の話を紹介した。4日付けのWSJ紙電子版でSarahChaney記者は「ベーコンよりアイスクリームの方が少なくともインフレを計算するには重要だ。インフレ率は消費金額の差で異なるからだ。米労働省は3月の米CPI(消費者物価指数)は前年同月比で2.4%増加と発表した。CPIは米FRBや社会保障給付額などに影響を与える。」と書いた。3日発表の米FOMC声明文に「12ケ月のインフレ目標は2%に近づいた。」と書いた。3ケ月前の声明文では「インフレ率は依然目標の2%を下回っている。」と書いていた。6月利上げのオッヅが前回の70%から93%へピンと跳ね上がった。漁師は潮を見る。猟師は風を見る。獣道は風下に付けと猟師は教えている。
たかがFOMC声明文と言うなかれ。されどFOMC声明文である。日本では経済は誰かがなんとかしてくれると話す人が多い。一人でも多くの日本の若者が経済に対する関心を少しでも高めてほしいと強く思う。経済がおかしくなると何もかもおかしくなるからだ。(了)