ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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ブラジルが世界の食料危機を救う:本郷豊氏,元JICA国際協力客員大いに語る(ㇲケ ッチ&コメント)

2018-08-16 23:25:12 | スケッチ


本郷豊氏,元JICA国際協力客員大いに語る

江嵜企画代表・Ken



「ブラジルが世界の食料危機を救う。」「日系パワーの貢献」と題して、8月8日(水)午後2時から元JICA国際協力機構客員専門員、本郷豊氏の講演が「海外移住と文化の交流センター」で開かれ楽しみに出かけた。上記センター1階で6月16日(土)~8月26日(日)開催の特別展も見ることが出来幸いだった。

会場の様子をいつものようにスケッチした。この日の会場には、日伯協会の役員、法人、個人会員ほか自治体関係者、教育関係者も多数詰めかけておられたと事務局の方から聞いた。40年近く、不毛の地「セラード」を巨大な穀倉地帯に変えた大事業に関わった豊富な経験の持ち主の講師、本郷氏と参加者との活発な質疑応答が行われた。一人一人丁寧に答えられる講師の姿に接し、強く印象に残った。

質疑応答ではある教育関係者から開発と先住民との関係について質問があり「初めてセラード開発に関与した時点から先住民との関りは重要だと認識していた。いろいろな解決策があろうが、原住民との交接を通じての融和政策は選択肢として欠かせない」と本郷氏は答えた。

開発と環境問題との関係についても質問があり「穀物生産の拡大は動物の餌の供給元として畜産振興と一体化が考えられる。その際、家畜の糞尿のバイオガス利用はバイオガス発電との関係から欠かせない」と本郷氏は答えた。本郷氏は「熱帯圏サバンナ「セラード」の開発の成果は、アフリカ熱帯サバンナの開発への道を開く。世界の食料供給基地として熱帯サバンナ開発の意義は大きい」と答えた。

そもそも「セラード」とは、熱帯サバンナのことである。ポルトガル語で「閉ざされた」という意味である。一般の原野と違い、背丈の低い灌木が生い茂り、容易に中に踏み込みにくいことから名付けられたという。「「セラード」の広さは、日本の国土、37万㎢の約5.5倍の広大な土地である。ただ、「セラード」の土質は、強酸性で、栄養分が溶脱している。植物に有害なアルミニウム濃度が高い。「セラード」が開拓されるまでは、わずかな小規模農家が、自給自足の農業を営むか、大地主が原野に牛を放牧するしか考えられなかった。」と本郷氏は話した。

「セラード」開発の転機は、突然、1970年代に訪れる。ブラジル側にとってのきっかけは、1973年の米国の大豆禁輸措置だった。コモディティー商品として大豆が「セラード」に導入された。一方、日本側にとつては、1972年の不作による世界の穀物市況の高騰、アメリカ大豆の対日輸出禁止が契機となった。

開発の最前線で多くのブラジル日系人が入植者として「セラード」開発事業に参加する一方、ブラジル側との橋渡し役を演じた。日系パワーの貢献である。日本政府も資金援助含め国家事業の一環として積極的に支援した。日本は食糧自給率の低下が、かねてから問題視されていた。1973年のオイルショック、大豆ショック後、食糧の安全保障論の台頭、「食糧基地」の確保、「食糧の開発輸入」と「食糧輸入先の多角化」は日本にとっても喫緊の課題となっていた。

先の質疑応答にも見られたが、熱帯圏アグリビズネスは「伸びしろが大きい」と本郷氏は指摘した。「現在、精密農業が急展開している。ネットによる情報の共有に衛星通信インフラ整備が大きく支援している。畜産廃棄物処理とバイオ燃料・電力生産がすごい勢いで進んでいる。アフリカ熱帯サバンナ農業開発を推進したい」と本郷氏は話を結んだ。

講演の中で本郷氏は「日本では10ヘクタール20ヘクタールで大変です。しかし、セラード開発では最低でも100ヘクタール、200ヘクタールが単位である。全ての点でスケールが日本と異なります」と繰り返された言葉が特に印象に残った。

質問入れて2時間の講演を1枚の紙に書き切れない。貴重な機会をご用意いただいた日伯協会の事務局の皆々様にひたすら感謝である。(了)

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ニュースレターを作りました (^o^) (2018.08.26 臨床実践塾の準備)

2018-08-16 13:26:46 | 診断即治療と虹彩学
この「診断即治療」は、 FC2ブログ にも転載しています。


ニュースレター 



実践塾では、
「マーケティングとしてニュースレターを作ったほうがいいですよ」なんて言っていましたが、当院では作ったことはありませんでした。
なので、「見本」にするつもりでニュースレターを作ってみました。

このニュースレターは、8月26日の臨床実践塾でも配布します。
おっと、実践塾ですので、「集客目的」ではありません。
「チラシの見本」として配布するだけです。

写真が小さいので、文字は読めないと思いますが、表面は
① ニュース
② 最近の話題
③ お知らせ
④ 自己紹介

などが主で、裏面はスタッフによる
① ツボの話
② 美容の話
などが書かれています。

実はこれまで患者さんから、「先生ところのチラシなどはないのですか?」と聞かれることもあったのですが、
「すみません。ないんです」と、心苦しいお返事しかできませんでした。
だが、これからは違います。
「どうぞ、これをお持ち帰りください」と、こちらからお勧めすることになります。

マーケティングを一言でいうと、「顧客が買いやすいようにすべてを段取りする」ということになり、チラシやニュースレターは、こちらの情報を提供して、顧客の判断材料を提供して、選択材料にしてもらうというのが目的になります。

人は面白いもので、初めての人には緊張しても、2度、3度、顔を合わせていると、何となく親しみやすくなるものですので、「親しみやすくなる材料」にもなるわけです。
そして、友達を紹介するときなども、このようなニュースレターなどがあると、紹介しやすいと思います。

基本的には毎月発行するつもりですが、時には月に2回になる可能性もあります。

今後とも、どうぞよろしくお願い致します。 新城三六

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トルコ危機拡大懸念からNYダウ137ドル安、イタリア高速道路橋崩落事故で39名死亡、「自国は大丈夫か」とドイツZDF,フランスF2共に注意喚起(学校で教えてくれない経済学)

2018-08-16 09:55:17 | 経済学
トルコリラが急落は15日、小休止したが、米国の対トルコ制裁のきっかけとなった米福音派牧師、ブラントン氏解放をトルコ裁判所が拒否、問題解決に至っていない。トルコの地政学的リスクが長期化するとして、15日のNYダウは前日比137ドル安、25,162ドルで取引を終えた。中国IT企業テンセント株が売られハイテク株安をリードしたことが相場全体の地合いを悪化させた。NY外為市場では引き続きユーロが1ユーロ=1.3ドル後半まで売られた。一方、日本円は買われ、1ドル=110.73円、1ユーロ=125.64で取引された。16日朝放送のNHK/BS[ワールドニュース]でブルームバーグは「15日の商品市場で、NY原油は予想外の米国内原油在庫増を材料に売られ、WTI先物相場はバレル65.01ドルで取引を終えた。この日の特徴的動きでは、金、白金に加えて銅、アルミはじめ非鉄金属が軒並み売られた。NY金は節目の1,200ドル割れオンス1850ドルで取引を終えた。」と伝えた。

16日朝放送のアルジャジーラは「カブールでタリバン攻撃で40数名が死亡した」と伝えたあと「トルコ政府が、米国の対トルコ制裁報復措置として米国の電気製品ボイコットに加えて車、アルコール、たばこ、石炭などに関税引き上げを発表した」と伝えた。16日朝放送のシンガポールCNAは「インドネシア中央銀行は15日、今年4回目の0.5%の政策金利引き上げ年5.5%と発表した。トルコリラ急落後、インドネシアルピアの値下がりを食い止める狙いだ。」と伝えた。16日朝放送の韓国KBSは「日本統治からの解放記念日「光復節」記念式典で文韓国大統領は朝鮮半島の非核化、朝鮮戦争終戦宣言、平和協定締結に意欲を示した。文大統領は、2030年を目標に南北朝鮮に加えて中国、日本含めた東アジア共同体実現を目指す」と演説した。」と伝えた。インドNDTVは「モディ印首相は72回目を迎えたインド独立記念日の15日「インド独自による有人宇宙船打ち上げを2028年目標に実現する」と演説した。」と伝えた。フィリピンテレビは「ドゥテルテ比大統領は15日「南シナ海の領有権は中国にないと初めて表明した」と伝えた。

16日朝放送のドイツZDF,フランスF2,英BBC,スペインTVEは揃ってジェノバとミラノを結ぶ高速道路橋崩落事故を取り上げた。少なくとも39人の死亡が確認された。責任者は誰だと民間道路管理委託会社、イタリア政府、EUの監督責任論まで多方面にわたっている。」と伝えた。ドイツZDFは「ドイツ では4万か所の橋が高速道路にかかっている。大半が1960年以前に建設された旧東ドイツに見られる。ドイツ当局は3年に1度定期検査を実施しており問題はないと発表した」と伝えた。フランスF2は「死亡39人の内4人のフランス人が含まれていた。フランスはどうなのか。3件に1件は補修を必要としている。自治体のみに任されない。国、EUの支援は欠かせないとの意見が出ている。」と伝えた。

16日朝放送のロシアテレビは旧ソ連の人形アニメ「チェブラーシカ」の原作者ウスペンスキー氏が14日死亡。チエブラーシカは日本でも映画化された。」と伝えた後「プーチン大統領はトルクメニスタン大統領とカスピ海でロシアの軍事基地建設で合意」と伝えた。(了)

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