米住宅販売減は米経済リスクと米ＦＲＢ議事録で公表、ＮＹダウは88ドル安、ＮＹ原油（ＷＴＩ）バレル67.86ドルへ回復（学校で教えてくれない経済学）

「トランプ米大統領は「マナフオート氏を称賛、コーエン氏は異なる」と23日述べたと22日付NYタイムズ紙電子版トップで伝えた。24日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で米ABCは「ホワイトハウス、サンダース報道官は23日「トランプ大統領は悪くない。彼は罪を問われていない」と米ABC記者の質問に答えた。」と伝えた。23日のNY市場ではNYダウは88ドル安、25,733ドルで取引を終えた。「コーエン元トランプ氏顧問弁護士の陳述内容、マナフオート氏有罪判決の市場へのインパクトは限定的だった」と24日朝放送のブルームバーグニュースは総括した。米中古住宅販売が4ケ月連続で減少した。株式市場は金利上昇に伴うマイナス影響に反応した。NY外為市場では対円でドルが買われ、対ユーロではドルが売られた。ユーロ安に底打ち感が出てきた。対円で1ドル＝110.55円、1ユーロ＝128.20円と円安が進んだ。NY原油（WTI）は米原油在庫減を材料にバレル67.86ドルへ上げた。この日の取引から10月物商いとなる。NY金はオンス1，203.30ドルへ小幅ながら4営業日続伸した。

23日、米FRBは先般開催のFOMC会合議事録を公表した。24日朝放送のモーニングサテライトは「議事録要旨によれば①貿易摩擦は米景気下振れリスク、②関税上げは物価上昇につながる、③住宅市場に弱さが見られる、④原油上昇、⑤新興国通貨に下振れリスクと伝えた。23日のNY市場にはFOMC議事録要旨の影響は見られない。年内あと2回の利上げは当初予定通り実施されると市場は見ている。」と解説した。

24日朝放送の英BBCは「コーエン元トランプ顧問弁護士は「トランプ大統領はポルノ女優との関係が米大統領選挙戦に好ましくない影響があるとして口止め料を払うよう指示した」と述べた。マナフオート選挙参謀は8つの罪状を認めた。マナフオーと氏はトランプ氏のロシア疑惑に関連している。一方、トランプ大統領は「マナフオーと氏は、レーガン大統領時代から一貫して優れた業績を残している弁護士だ。魔女狩りだ。トランプ氏は「コーエン氏の発言は司法取引のためのでっち上げだ」とウエストヴァージニア州で演説の中で語った。トランプ支持派は「大統領はアメリカの為、世界のために仕事をしている。彼を支持する」と発言している。11月米中間選挙まで3ケ月足らずである。仮に共和党が敗れればトランプ大統領弾劾のチャンスを与えるだろうが、弾劾にはリスクも伴う。」と伝えた。

24日朝放送のロシアテレビは「プーチン大統領はフィンランド外相と会談、フィンランドはトランプ大統領との会見の場を用意してくれたと謝意を述べ、直接会うことの重要な事は言葉で表せないと答えた。一方、23日新たに発動されたアメリカの対ロシア制裁発動を非難した。」と伝えた。ロシアテレビは「ハシカ用ワクチンの不足が深刻化している。」と伝えた。24日朝放送の中国ＣＣＴＶは「第5回中国アフリカフーラムを23日に控えて習主席はアフリカ諸国との協力は不可欠だ」と強調した。」と伝えた。香港ＴＶＥは「中国はアフリカ唯一の台湾承認国エスワティに台湾断交を働きかけている。」と伝えた。（了）