ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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トランプ日替わり発言でNYダウ反発、「休むも相場」と、むしろトランプ大統領が教えてくれているのかもしれない(学校で教えてくれない経済学)(番外編)

2019-08-27 07:40:53 | 経済学
「フランス,ピアリッツG7が8月26日閉幕した。アメリカ対その他国とは貿易問題と地球温暖化問題で溝は埋まらなかった。共同声明の発表はなかった。一方、トランプ米大統領が①米中貿易協議再開を中国が望んでいる、②適切な環境になればイランロウハニ大統領と会談する用意があると発言した」と8月27日付NYタイムズ、ワシントンポスト、WSJ,英フイナンシアルタイムズ、ブルームバーグ電子版が揃ってトップで伝えた。ワシントンポストは「今回のG7では具体的成果はなかった。米国とその他の国の間の溝はむしろ広がった。トランンプ大統領は「オバマ氏の当時の政策とクリミヤのロシア併合は歴史の教訓だとG7の席で述べて他の参加首脳を当惑させた。米中貿易協議再開の日時に関して言及を避けた。米中貿易協議再開の中国政府からトランプ発言後、具体的発表はない。」と書いた。

「週明け26日のNY市場は、米中貿易戦争懸念緩和を材料にリスク先行の動きが回復、ダウは前日比1.1%高、269ドル高、25,898ドル、ナスダック、7,853、1.3%高、S&P500,2,878,1.1%と反発して取引を終えた。NY外為市場ではドルが買い戻され、1ドル=106.08円、1ユーロ=117.69円で取引された。NY原油(WTI)はバレル53.71ドル、NY金はオンス1,518.55ドルと小動きだった。株商いは通常比20%少ない。先週末623ドル急落後もあり買い戻しの動きに留まった。トランプ米大統領は「習主席は敵だ」と言った翌日に「彼は偉大な指導者だ」と述べた。市場関係者の中に米中貿易戦争の先行きや世界経済鈍化に対する警戒感は根強く残っている。」と27日付けブルームバーグは書いた。

27日付のブルームバーグは「①次回G7はホスト国、アメリカで開催される。トランプ大統領はフロリダ、リゾート地での開催を強く勧めた。米政府関係者は人種問題を上げてフロリダ開催に消極的だ。②インドネシア、ジョコ大統領は、首都をジャカルタからボルネオに移すと発表した。330億ドルを予算化した。深刻な交通渋滞と相次ぐ洪水被害を回避する狙い。③生産基地を中国から他国へ移せとの米企業へのトランプ大統領の呼びかけに対して米企業は「現実的でない」と受け止めている、④文韓国大統領は、韓国政府系ファンドに自ら投資すると表明した。当ファンドは日本の輸出規制に対応、特定部品の韓国国参加を進めるために8月14日に2,400万ドル起債された。文大統領による日本政府による貿易規制措置に対するあからさまな反対表明である」と書いた。

相場の世界では「休むも相場」という名言がある。擬人化されて「休みたがっている」、「上がりたがっている」という表現もよく使われる。「漁師は潮を見る。」「猟師は風を見る。」という言葉もある。50年近く前の古い話で恐縮だが、将来を嘱望された方で、若くして亡くなれた大手合繊メーカー、俗にいう中之島のT社のYさんという当時課長さんから「下げ相場のときは手を出さないことです。」との言葉が今も頭に残っている。今回体調を崩して健康を失えば全てを失うことも改めて実感した。毎日「配信」を頓挫させ愛読者にご迷惑をおかけしたが時に絵を描きお送りしたい。トランプさん自ら「休むも相場」と教えている。(了)

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