中国からの米国への輸入品3,000億ドルに9月1日から10％追加関税とトランプ大統領ツイート、ＮＹ株急落、ドル安、原油安、トリプル安（学校で教えてくれない経済学）

トランプ米大統領が1日、ツイッターに9月1日から中国からの3,000億ドル相当の輸入品に10％追加関税をかけると伝えられると一時300ドル以上値を戻していたNYダウは一転して売り先行となり前日比280ドル、1.1％安、26,583ドルで取引を終えた。ナスダック、8,111,0.8%安 、S&P500,2,953,0.9%安と揃って値下がりした。NY外為市場では米債券が買われ米10年物国債利回りがあっさり2％を割り1.892％まで低下したことを受けてドルが売られ、安全資産として日本円が買われた。1ドル＝107.39円で取引を終えた。1ユーロ=119.01円と120円台を割り込んだ。英ポンドは1ポンド＝130円を維持した。NY原油(WTI)は米中貿易協議の先行き懸念から世界的な原油需要減少予測から急落、バレル53.95ドルで取引を終えた。重質油のブレントオイルも同61ドルへ値下がりした。NY金は小幅ながら下げオンス1，432.40ドルで取引を終えたと1日付ブルームバーグ電子版が伝えた。

2日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で韓国KBSは「北朝鮮が2日未明、北朝鮮、ハムギョン南道から日本海に向けて2本の飛翔体を発射した。韓国、米国が現在詳細調査中である。トランプ大統領は記者会見の場で「短距離ミサイルを発射しないとキム委員長と約束していない」と語り問題視しないとの意向を示した。一方、トランプ大統領はツィターで9月1日から3,000億ドル相当の中国からの輸入品に10％追加関税をかけると書き込んだトランプ大統領は6月ベトナムとの習主席との約束を地中国は実行していないとかねてから表明していた。これを受けてNY市場は売り一色となり急落した。上海で2日間開かれていた米中閣僚貿易協議は9月再開を決めたのみで会談の成果はなしで終わったと見られる。」と伝えた。2日朝放送のシンガポールCNAは「トランプ大統領は9月1日から中国からの3,000億ドル輸入品に10％関税をかけると明らかにした。上海での米中閣僚級会談は成果なく終わった。この報道の後NYダウは急落した」と伝えた。シンガポールCNAは「中国政府は香港駐在中国軍によるデモ制圧動画を1日公表した。動画にはデモ隊に対して実弾が発射されている生々しいい様子も写っている。香港内外で大きな反響が出ている。」と伝えた。

2日朝放送の英BBCは200 年来事故なしだったダムが気象変動による異常豪雨で水かさがまし崩壊寸前状態にある。住民に避難勧告が出された」と伝えたあと「①イングランド銀行、カーニー総裁は「合意無きＥＵからの離脱となると数量、金額両面で大きな被害が出る。英GDPは今年1～3期0.5％、4～6期0.2％、7～9期ゼロ％を予測すると発表した、②コンゴ民主共和国でエボラ出血熱感染拡大が止まらない。既に2，700人が感染、うち1,800人が死亡している。一時的に近隣諸国との国境が閉鎖されていたが9月から解放されることでさらに感染拡大が懸念される」と伝えた。2日朝放送のドイツZDFは「①ドイツ連邦議会で始めてとなる森林保護条例の審議が始まった。森林火災が各国で多発している。世界森林サミット開催が求められる。②マース独外相はワルシャワを訪問、75年前ポーランド人20万人がナチスドイツにより殺害されたことを慰霊碑を訪れ詫びた。」と伝えた。（了）